新機能

本製品のこのリリースでの新機能について説明します。 新機能についての説明は、次のグラフィック・イメージで示されています。変更の始まり新しい内容の例変更の終わり

変更の始まり

バージョン 3.0.4 の新機能

ネットワーク・パースペクティブ
ネットワーク・パースペクティブは、IBM® SDK Java™ Technology Edition、バージョン 8 以降で実行している Java アプリケーションにのみ適用されます。
このパースペクティブは、ソケットのオープン・イベントやクローズ・イベントなど、ネットワーク通信アクティビティーに関する情報を示します。 このパースペクティブは、ネットワークを経由したデータ送信の障害など、Java アプリケーションのネットワークの問題の診断に役立ちます。 詳しくは、ネットワーク・パースペクティブ (Java アプリケーションのみ)を参照してください。
Node.js API
以前リリースでは、Java API を使用することで、Node.js アプリケーションをモニターできました。 Node.js API が提供されるようになったので、Java コードでモニター・アプリケーションを作成する必要がなくなりました。 この API は Health Center エージェント npm モジュールで使用可能です。以下のサブセクションで説明します。
npm モジュールとしての Node.js エージェント
Node.js の Health Center エージェントは、個別の npm モジュールとして使用可能になりました。 ご使用のバージョンの IBM SDK for Node.js で提供されたエージェントの使用のみに制限されなくなりました。
注: このモジュールを使用すると、IBM Node.js SDK 以外にもエージェントをインストールできます。 ただし、IBM はこのシナリオをサポートしません。
IBM Bluemix™ アプリケーションのサポート
Bluemix の Liberty for Java または SDK for Node.js のランタイム環境で稼働しているアプリケーションをモニターできるようになりました。 以下の制限事項が適用されます。
  • Health Center エージェントは、Liberty for Java および SDK for Node.js ランタイム環境では必要不可欠な部分なので、更新および構成することができません。
  • Health Center クライアントには IBM SDK、Java Technology Edition、バージョン 7 以降が必要です。
  • システム・ダンプ機能 (ダンプのトリガー (Java アプリケーションのみ) を参照) は使用可能ではありません。
  • クライアントをエージェントに接続するために Health Center API を使用できません。
  • 「アプリの開発」が、そのアプリケーションで有効でなければなりません。 詳しくは、Bluemix 資料の アプリの開発を参照してください。
変更の終わり

バージョン 3.0.3 の新機能

イベント・ベースの API
Health Center Java API が拡張され、イベント・ベースのクラスとメソッドが組み込まれました。 これらの新規 API を使用すると、モニター対象データを保管しなくても、Health Center エージェントから情報を取得できます。その結果、モニター対象アプリケーションのリソース要件を削減できます。 イベント・ベースの API を使用する場合は、パフォーマンスの推奨事項が使用可能ではありません。詳しくは、Health Center API の使用を参照してください。
IBM SDK For Node.js バージョン 1.2 のサポート
Health Center は、最新バージョンの IBM SDK for Node.js で使用できます。

バージョン 3.0.2 の新機能

MQTT 接続のための Health Center API のサポート
Health Center API を使用すると、MQTT ブローカーを介して Health Center エージェントに接続できます。そのため、API を使用して Node.js アプリケーションをモニターすることができます。詳しくは、Health Center API の使用を参照してください。
Node.js アプリケーションのネイティブ・メモリー・パースペクティブが参照可能
いくつかの制限付きで、Node.js アプリケーションのネイティブ・メモリー情報を確認できます。詳しくは、ネイティブ・メモリー・パースペクティブを参照してください。
Node.js アプリケーションのメソッド・プロファイル・パースペクティブが参照可能です。
Node.js アプリケーションのメソッド・プロファイル・データを確認できます。 ただし、デフォルトではプロファイル・データの収集が無効になっており、以下のいずれかの方法で有効にすることができます。
  • エージェントを開始する前に収集を有効にするには、com.ibm.diagnostics.healthcenter.data.profiling プロパティーを on に設定します。 プロパティーについて詳しくは、Health Center の構成プロパティーを参照してください。
  • 実行中のエージェントに接続した後に、クライアントから収集を有効にするには、「モニター対象システム」 > 「データ・コレクションの設定」をクリックしてから、「プロファイル情報のコレクションを有効にする」チェック・ボックスを選択します。詳しくは、生成されるデータ量の制御を参照してください。

バージョン 3.0.1 の新機能

IBM SDK、Java Technology Edition、バージョン 8 のサポート
Health Center は、最新バージョンの IBM SDK、Java Technology Edition で使用できます。

バージョン 3.0 の新機能

新しい接続プロトコル: MQTT
Health Center エージェントとクライアントの間の通信に、MQ Telemetry Transport (MQTT) ブローカーを使用できるようになりました。以前は、使用可能な接続プロトコルは Java Management Extensions (JMX) のみでした。複数のユーザーおよびアプリケーションが単一の MQTT ブローカーを共有できます。MQTT ブローカーを使用することにより、複数のクライアントが同じアプリケーションをモニターできます。この機能は例えば、アプリケーションに問題が生じていて、別のユーザーが接続して同じライブ・データを表示できるようにしたい場合に便利です。また、MQTT ブローカーを使用すれば、Health Center が非 Java アプリケーションをモニターできます。
注: デフォルトでは JMX が使用されます。 Java アプリケーションをモニターする場合、デフォルトの動作に変更はありません。
Node.js アプリケーションのサポート
Health Center を使用して、Node.js アプリケーションと Java アプリケーションの両方をモニターできます。一部のパースペクティブは、Node.js アプリケーションでは使用できません。Node.js アプリケーション内で実行されるエージェントに Health Center クライアントを接続するには、新しい MQTT 接続オプションを使用する必要があります。詳細については、稼働中のアプリケーションのモニターを参照してください。
サービス妨害アタックを防止するための新しい構成プロパティー
モニター対象アプリケーションを混乱させる可能性があるアクションがクライアントから要求されても、Health Center エージェントがそのアクションを実行しないようにすることができます。例えば、ダンプ・ファイルのトリガーなどのアクションが、サービス妨害アタックに使用されることが考えられます。こうしたアクションをエージェントが実行しないようにするには、com.ibm.diagnostics.healthcenter.readonly プロパティーを on に設定します。詳しくは、Health Center の構成プロパティーを参照してください。
エージェントを実行中の Java アプリケーションにエージェントを接続する際、データ収集を制限する新しい方法
以前のリリースでデータ収集を制限する場合、コマンド java -jar path/healthcenter.jar -extract を入力して、データ収集プロパティー・ファイルを抽出し、変更してから、エージェントを接続する際に override パラメーターを指定する必要がありました。 このリリースからは、プロパティー・ファイルを変更する必要がなくなりました。その代わり、コマンド行で直接プロパティーを指定します。 詳細については、アプリケーション開始後の Health Center エージェントの開始 (Java アプリケーションのみ)を参照してください。
IBM Support Assistant 4.1 では使用不可になりました
バージョン 3.0 は、IBM Support Assistant Team Server で使用できますが、IBM Support Assistant 4.1 では使用できなくなりました。
IBM SDK for Linux on System i® and System p® architecture、Java Technology Edition、バージョン 6、サービス・リフレッシュ 1 から 9 の新たな制限
このリリース以降、Health Center エージェントは、IBM SDK for Linux on System i and System p architecture、Java Technology Edition、バージョン 6、サービス・リフレッシュ 1 から 9 では稼働しません。この制限は、SDK 内の以下の問題のために存在します。IV02046: C++ ABI COMPATIBILITY BREAK ON PLINUX INTRODUCED BY THE INTRODUC TION OF C++ CODE IN JAVA 6 ON PLINUX

これらのレベルの IBM SDK、 Java Technology Edition のバージョンを使用している場合、Health Center エージェントをアップグレードしないでください。 あるいは、Health Center をアップグレードする前に、IBM SDK、Java Technology Edition のバージョンをバージョン 6、サービス・リフレッシュ 10 以上にアップグレードしてください。

バージョン 2.2.1 の新機能

遅延接続を行うためのデータのサブセットの収集
既に実行中のアプリケーションに接続する際に、使用可能なデータのサブセットのみを収集するように Health Center を構成できます。詳細については、アプリケーション開始後の Health Center エージェントの開始 (Java アプリケーションのみ)を参照してください。
エージェントの新しいプロセス内モード
このモードは、クライアントからではなく同じ VM プロセス内でアプリケーションをモニターする場合に使用します。エージェントからデータを取得するには、Health Center API を使用する必要があります。詳しくは、Health Center の構成プロパティーを参照してください。
制約事項: 一部のシステムでは CPU 使用量情報が使用不可になりました
プラットフォームの制限のために、IBM SDK for z/OS®, Java Technology Edition バージョン 7 サービス・リフレッシュ 7 以降では、CPU 使用量情報を収集できなくなりました。

バージョン 2.2 の新機能

CPU パースペクティブ
「CPU」パースペクティブは、アプリケーションと、アプリケーションが実行されているシステムの CPU 使用量をモニターするために使用します。 詳しくは、CPU パースペクティブを参照してください。
スレッド・スタック
「スレッド」パースペクティブでスレッドを選択する際に、そのスレッドの呼び出しスタックを確認できます。 詳しくは、スレッド・パースペクティブ (Java アプリケーションのみ)を参照してください。
データの追加
データをロードし、Health Center で表示している既存データに追加することができます。 以前は、ロードしたデータはすべて、既存データを置き換えていました。 詳しくは、保存済みデータのロードを参照してください。

バージョン 2.1 の新機能

API
Health Center クライアント GUI を使用する代わりに、Health Center API を使用して、モニター対象アプリケーションからのデータを表示および分析するための独自の Java コードを作成します。詳しくは、Health Center API の使用を参照してください。
クラス・ヒストグラム・データ
クラス・ヒストグラム・データの収集を要求することができます。この情報は、ヒープ内にあるクラス、各クラスに存在するインスタンスの数、およびそれらのインスタンスが占有しているヒープ・スペース量からなるスナップショットを示します。この情報を使用してメモリー問題を診断できるため、Java ダンプ・ファイルを生成して、そのファイルを別の診断ツールで分析する必要はありません。詳しくは、クラス・パースペクティブの使用 (Java アプリケーションのみ)を参照してください。


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