クラス・パースペクティブの使用 (Java アプリケーションのみ)

クラス・パースペクティブには、時系列で示したクラス・ロードの密度、どのクラスがいつロードされたか、 およびクラスがクラス共用キャッシュからロードされたかどうかが表示されます。ヒープ内にあるクラスおよびクラス・インスタンスが占有しているヒープ・スペース量のスナップショットを表示するために、クラス・ヒストグラム・データの収集を要求することもできます。

クラス・ロード予定表

クラス・ロード・グラフを使用すると、アプリケーションで実行されたクラス・ロードの数を時系列で視覚的に示すことができます。 グラフを使用すると、予期しないレートでクラスがロードされていた時点を識別できます。

クラス・ロード・テーブル

クラス・ロード・テーブルを参照すると、どのクラスがいつロードされたかをより詳細に知ることができます。 また、このテーブルでは、クラスが共用クラス・キャッシュからロードされたかどうかを知ることもできます。

列見出し 説明
ロードされた時刻 クラスがロードされた時刻を Java™ 仮想マシン (JVM) の始動時刻からの経過時間で表したもの。
共用キャッシュ クラスが共用クラス・キャッシュからロードされたかどうかを示します。 すべてのクラスをキャッシュできるわけではありません。
クラス名 ロードしたクラスの絶対パス名。

切り取りを使用することにより、データ表示および推奨事項作成の対象となる時間間隔を選択できます。切り取りについて詳しくは、データの切り取りを参照してください。

クラス・ヒストグラム

クラス・ヒストグラムは、ヒープ上にあるクラス、そのクラスに存在するインスタンスの数、それらのインスタンスが占有しているヒープ・スペースの量を示します。この情報は、メモリー問題の診断に役立てることができます。

このデータは、ヒープのスナップショットから取得されます。スナップショットをトリガーしてヒストグラムにデータを読み込むには、「クラス・ヒストグラム」ビューで「ヒストグラム・データの収集」ボタンをクリックします。 「モニター対象システム (Monitored System)」メニューからスナップショットをトリガーすることもできます。その場合は、「モニター対象システム (Monitored System)」 > 「ヒストグラム・データの収集...」をクリックします。データが表示されるまでに、短時間の遅延が生じる場合があります。

注: JVM 制限のため、実行中のアプリケーションに Health Center エージェントを接続した場合は、クラス・ヒストグラム・データを使用できません (アプリケーション開始後の Health Center エージェントの開始 (Java アプリケーションのみ)を参照)。 スナップショットの起動は引き続き試行可能ですが、データは受け取りません。 エージェント・エラー・ログに次のメッセージが示される場合があります。
healthcenter: cannot setTags on classes: rc = 99
このメッセージは無視してかまいません。

データのフィルタリング

出力をフィルターに掛けるには、クラス・ロード・テーブルの前にあるテキスト・ボックス、またはクラス・ヒストグラムを使用します。 フィルタリングについて詳しくは、『フィルタリング』ヘルプ・トピックを参照してください。



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