WebSphere Real Time パースペクティブの概要

WebSphere® Real Time パースペクティブ (WRTP) は、特定の WebSphere Real Time (WRT) イベントを時系列でトレースするために役立ちます。

このパースペクティブでは、WRT アプリケーションの実行時に発生する異常または例外的なイベントを識別できます。 トレース情報は、均等目盛りや対数目盛り、ヒストグラムなど、さまざまな方法で表示できます。 WRTP には、特に有用な事前定義のトレース・ポイント・ビューがいくつか用意されています。

トレースの例には、以下のようなものがあります。
WRTP の各ビューは、特定の JVM またはアプリケーション操作を表しています。 ビューには、次の情報が含まれます。

事前定義のトレース・ポイント・ビューは、リソース・バンドルとして提供され、 Health Center GUI 内に自動的に含まれます。 より多くのビューを作成およびカスタマイズして、カスタム・ビュー・ストアに追加することで、それらのビューを Health Center で使用できるようにすることができます。

トレース・ポイントに関するデータは、分析で利用するために記録されます。 例えば、アプリケーションが入り口トレース・ポイントに到達すると、常に、 操作開始時刻が記録されます。同様に、対応する出口トレース・ポイントに到達すると、 その時刻が記録され、操作の実行に要した合計時間が計算されます。このデータは、 情報のグラフィカル表示、さらに統計分析にも使用されます。

WRTP では、事前定義ビューまたはカスタマイズされたビューからビューを選択できます。 事前定義ビューには、以下のようなものがあります。 カスタマイズされてビューについては、WebSphere Real Time パースペクティブのカスタマイズで説明しています。


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