Health Center を稼働中のアプリケーションに接続しているときに、クライアントが表示できるデータはいくつかの理由によって変わることがあります。
Health Center クライアントがライブ・ソースへの接続時に使用できるデータは、以下の条件に応じて変わります。
- これが、当該ライブ・ソースの開始以降にそのライブ・ソースに接続した最初の Health Center クライアントであるかどうか。
- ランタイム環境のタイプ (Java™ または Node.js)。
- モニター対象の Java 仮想マシン (JVM) または Node.js ランタイム・エンジンのバージョン。
- 使用する Health Center エージェントのバージョン (プラットフォーム要件のエージェントのプラットフォーム要件のセクションを参照)。
Health Center クライアントは、接続先となるシステムからデータを取り込みます。 したがって、ある Health Center クライアントが特定のライブ・ソースに初めて接続された後、その同じソースに対するその後の Health Center クライアント接続では、最初の Health Center クライアント接続が使用したデータにアクセスできなくなります。
例:
- Health Center クライアント A はライブ・ソース L に接続します。
- Health Center クライアント A はライブ・ソース L からのデータをいくつか使用した後、切断します。
- Health Center クライアント B はライブ・ソース L に接続します。
Health Center クライアント B が接続した際、クライアント A が使用したデータは使用できなくなっています。そのため、クライアント B は、クライアント A が使用しなかったデータにのみアクセスできます。
ライブ・ソースへの最初の Health Center クライアント接続時に使用できるデータ
ランタイム環境のバージョン |
使用可能なデータ |
- IBM® SDK for Node.js バージョン 1.1.0.10 以降
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 5 サービス・リフレッシュ 10 以降
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 6 サービス・リフレッシュ 5 以降
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Health Center エージェントのバッファーに入る限りの現在時刻までの履歴データ。 |
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 5 サービス・リフレッシュ 9 以前
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 6 サービス・リフレッシュ 4 以前
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ライブ・ソースの始動時から現在時刻までのデータ。 |
ライブ・ソースへのその後の Health Center クライアント接続時に使用できるデータ
ランタイム環境のバージョン |
使用可能なデータ |
- IBM SDK for Node.js バージョン 1.1.0.10 以降
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 5 サービス・リフレッシュ 10 以降
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 6 サービス・リフレッシュ 5 以降
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Health Center エージェントのバッファーに入る限りの現在時刻までの履歴データのうち、まだ Health Center クライアントによって使用されていないデータ。
注: プロファイル作成パースペクティブでは、一部のメソッド名がすぐには表示されない可能性があります。
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- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 5 サービス・リフレッシュ 9 以前
- IBM SDK for Java Technology Edition バージョン 6 サービス・リフレッシュ 4 以前
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ライブ・ソースの始動時から現在時刻までのデータのうち、まだ Health Center クライアントによって使用されていないすべてのデータ。
制約事項: メソッド名は、前の Health Center クライアントの切断後にロードされたクラスについてのみ使用できます。
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