デフォルトの設定で Health Center エージェントを実行することもできますが、Health Center クライアントとの通信に使用するポートや、どの接続モードを使用するかなどの、さまざまな側面を構成することも可能です。
通常、エージェントを構成するには、プロパティー・ファイルでプロパティーを設定します。Java™ アプリケーションの場合は、エージェントを開始するとき、または実行中のアプリケーションにエージェントを接続するときに、コマンド行でプロパティーを設定することもできます。IBM® Bluemix™ を使用している場合、Bluemix ランタイム環境の一部として提供されるエージェントは構成できません。
エージェント・プロパティーのリストと説明は、Health Center の構成プロパティーに記載されています。
-Xhealthcenter:option(=|:)value[,option(=|:)value]
プロパティーは、いくつでも指定できます。
例: -Xhealthcenter:port=1999 または -Xhealthcenter:port:1999,level:full[option(=|:)value[,option(=|:)value]]
オプションおよびオプション・ストリングは、いくつでも指定できます。
例:port:1999,transport=jrmp
エージェントの開始について詳しくは、Health Center エージェントの開始を参照してください。
com.ibm.java.diagnostics.healthcenter.agent.port=1998
java -Dcom.ibm.java.diagnostics.healthcenter.agent.port=1985 MyMainClass
アプリケーションを実行する JVM が、ターゲット JVM となります。java -jar healthcenter.jar port=1999 -Dcom.ibm.java.diagnostics.healthcenter.agent.port=1992
Health Center バージョン 2 以降では、Health Center エージェントは、そのエージェントが接続している JVM のシステム・プロパティーを、エージェントによって使用されているオプションに従って設定します。 これらの値は、既存の値を上書きします。 例えば、エージェントが使用しているポート番号は、前述の方法のいずれかを使用して指定したポート番号と異なっている可能性があります。 デフォルト (JMX 接続) では、エージェントは接続を試行する際に、まずユーザーが指定したポート番号を使用します。接続に失敗すると、エージェントは次のポート番号で接続を試行します。 エージェントは、接続を試行する際、最大 100 個のポート番号をスキャンします。 接続が確立すると、JVM の com.ibm.java.diagnostics.healthcenter.agent.port システム・プロパティーが、接続されたポートの番号に設定されます。
java -jar -Dcom.ibm.java.diagnostics.healthcenter.data.collection.level=off MyApplication
エージェントを接続する際に、次のようにこのプロパティーに異なる値を指定すると、以前のシステム・プロパティーは上書きされます。
java -jar healthcenter.jar -Dcom.ibm.java.diagnostics.healthcenter.data.collection.level=headless
healthcenter.properties ファイル内に他のプロパティーがある場合、これらのプロパティーもターゲット JVM にシステム・プロパティーとして読み込まれます。