アプリケーション・パフォーマンスが異常または例外的な状況にある場合、
「異常値」よって示される可能性があります。このパースペクティブでは、
期待したアプリケーションの動作と矛盾するように見えるイベントのトレース情報を識別および分析できます。
Health Center には、以下を行うために必要なツールが用意されています。
- 異常値のイベントを識別する。
- トレース情報をフィルタリングして、異常値のイベントをハイライトする。
- 予定表またはヒストグラム・ビューに異常値の情報を表示する。
Health Center に含まれる WebSphere® Real
Time パースペクティブを使用すると、アプリケーション・パフォーマンスに関する質問に回答できます。以下に例を示します。
- アプリケーションの実行時、どのくらいの頻度で特定の操作が予定どおりに完了したか。
- 他の操作のインスタンスと比べて、完了するまでの時間が異なるインスタンスは存在したか。
- 操作を完了するまでに必要な最大時間、最小時間、および平均時間はいくらか。
- 操作のパフォーマンスに影響を与える重要な要因 - 「統計分析の要因」は何か。
プラットフォーム要件で指定された WebSphere Real Time のバージョンを実行しているアプリケーションに Health Center が接続している場合、WebSphere Real Time パースペクティブがサポートされます。
WebSphere Real Time アプリケーションに接続していることを
Health Center が検出すると、このパースペクティブは自動的に使用可能になります。WebSphere Real Time アプリケーション
に接続されていない場合にパースペクティブを使用しようとすると、ステータス・バーまたは適切なビュー・ウィンドウに警告メッセージが表示されます。
データをビューに表示できない場合は、問題を報告するメッセージがウィンドウに表示されます。
データを表示できない一般的な原因には、次のようなものがあります。
- 選択したトレース・イベントがターゲット・アプリケーションで使用可能になっていない。
- トレースの実行中にターゲット・イベントが発生しなかった。