ロック競合の解決 (Java™ アプリケーションのみ)

さまざまな方法を使用してロックを処理することにより、パフォーマンスを向上させることができます。

ロック競合の頻度を低減するためのメカニズムは以下の 2 とおりがあります。

ロックの保持時間の短縮

スレッドは、ロックを保持する時間を可能な限り短くする必要があります。 ロックを保持する時間が長くなると、別のスレッドがロックを取得しようとする可能性が高くなります。 ロックを保持する期間を短縮すると、ロックの競合が減少し、アプリケーションのスケーラビリティーが向上します。

ロックの平均保持時間が長い場合は、ソース・コードを調べて、以下の状態が当てはまるかどうかを確認してください。

ロックの有効範囲の縮小

アプリケーションでのロック・アーキテクチャーは、ロックが競合しにくいように十分に細分化する必要があります。 個々のロックが保護する 共用リソースの量が多くなると、複数のスレッドが同時にそのリソースに アクセスする可能性が高くなります。ロックが保護するリソースの有効範囲を縮小すると、ロックが競合しにくくなり、アプリケーションのスケーラビリティーが向上します。



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