WebSphere Application Server 環境の構成

WebSphere® Application Server 環境の構成

始める前に

Health Center エージェントをインストールしておく必要があります。WebSphere Application Server を構成する前に、Health Center のインストールを参照して、Health Center エージェントをインストールする方法について確認してください。

以下の構成プロパティーを設定して、Health Center を構成することも必要な場合があります。
  • Health Center バージョン 1.3.0 以降および WebSphere Application Server for z/OS® を使用している場合は、トランスポート・プロトコル・プロパティーを使用してトランスポート・プロトコルを Java Remote Method Protocol (JRMP) に設定します。 デフォルト設定ではオブジェクト・リクエスト・ブローカー (ORB) が使用されますが、Health Center によって作成された ORB は、WebSphere Application Server for z/OS で必要なカスタマイズ済み ORB と競合します。 トランスポート・プロトコルを JRMP に設定すると、Health Center は ORB を作成せず、使用もしません。
  • Health Center がデフォルトのトランスポート・プロトコル (IIOP) を使用するように設定されている場合は、ORB で使用する第 2 ポートを設定します。 このポートを指定するには、IIOP ポート・システム・プロパティーを使用します。
プロパティーおよび Health Center の構成について詳しくは、Health Center の構成プロパティーを参照してください。

手順

  1. WebSphere Application Server で、「サーバー」 -> 「サーバー・タイプ」 -> 「WebSphere アプリケーション・サーバー」をクリックします。
  2. サーバー名をクリックした後、「Java およびプロセス管理」 > 「プロセス定義」 > 「Java 仮想マシン」をクリックします。
  3. 「汎用 JVM 引数」で、ご使用のオペレーティング・システムおよび Java 仮想マシン (JVM) のバージョンに応じて、以下のいずれかのストリングを入力します。
    UNIX システム・ベースのオペレーティング・システムの場合:
    • SR10 より前の Java 5 サービス・リフレッシュ、および SR5 より前の Java 6 サービス・リフレッシュ:
      -agentlib:healthcenter -Xtrace:output=/tmp/perfmon.%p.out
    • それ以降のサービス・リフレッシュおよびリリース:
      -Xhealthcenter
    Microsoft Windows の場合は、以下のようにします。
    • SR10 より前の Java 5 サービス・リフレッシュ、および SR5 より前の Java 6 サービス・リフレッシュ:
      -agentlib:healthcenter -Xtrace:output=C:¥temp¥perfmon.%p.out
    • それ以降のサービス・リフレッシュおよびリリース:
      -Xhealthcenter
  4. 変更内容を適用してから、設定を保存します。
  5. サーバーを再始動します。

    UNIX システム・ベースのオペレーティング・システムの場合、perfmon*.out ファイルは /tmp ディレクトリーにあります。

    Microsoft Windows の場合、perfmon*.out ファイルは一時ディレクトリーにあります。

  6. Health Center クライアントからサーバーに接続します。 デフォルトのポート番号は 1972 です。 接続について詳しくは、Health Center クライアントを使用したアプリケーションへの接続を参照してください。


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