メソッドのトレース (Java アプリケーションのみ)

Java™ アプリケーションでメソッド・トレースを使用して、メソッド呼び出しの正確なタイミング、および実行中の各スレッドにおける使用状況の明細を把握します。メソッド・トレースは、デフォルトでは有効になっていません。これは、トレース対象のメソッドを最初に選択する必要があるからです。

このタスクについて

メソッド・トレースは、アプリケーションの開始時に有効にします。実行時に有効にすることはできません。トレース対象のメソッドを特定するには、Health Center を実行して「プロファイル作成」ビューを使用し、ご使用のアプリケーションをしばらくの間モニターすることでメソッドを調べます。正確なタイミングを把握したいメソッドがある場合、アプリケーションを停止し、そのメソッドについて -Xtrace パラメーターをコマンド行で追加してから、アプリケーションを再始動します。Health Center では、必要なトレース・パラメーターを「プロファイル作成」ビューから生成することができます。

注: すべてのメソッドに対してメソッド・トレースを有効にするとパフォーマンスが低下するため、すべてのメソッドのトレースを選択するとアプリケーションに影響が生じます。

手順

  1. Health Center を実行してから、「プロファイル作成」パースペクティブを選択してメソッドを表示します。
  2. 「プロファイル作成」表から、トレースするメソッドを選択し、マウスを右クリックしてメニューを表示します。
  3. 「メソッド・トレース・パラメーターの生成」 > 「クリップボードにパラメーターをコピー」を選択します。 Health Center は、必要なパラメーターを示すメッセージを表示し、そのパラメーターをクリップボードに追加します。
  4. モニター対象アプリケーションを停止します。
  5. メソッド・トレース・パラメーターをクリップボードからコマンド行に追加して、アプリケーションを再始動します。 例:
    java -Xhealthcenter -Xtrace:maximal=mt,methods={"sun/reflect/GeneratedConstructorAccessor1.newInstance"} MyApplication 

次のタスク

「メソッド・トレース」パースペクティブを使用して、トレース情報の表示および分析を行います。詳しくは、メソッド・トレース・パースペクティブ (Java アプリケーションのみ)を参照してください。


© Copyright IBM Corporation 2007, 2015.
© Copyright 1997, 2015, Oracle and/or its affiliates.