アプリケーションまたは操作の依存関係の識別

CICS® IA プラグインには、アプリケーションまたは操作のリソース依存関係を 識別するウィザードが用意されています。

始める前に

アプリケーション・データを収集するには、既にアプリケーションがデプロイされており、CICS IA が使用されている必要があります。あるいは、CICS プログラムの操作フィールドを設定してダミー・データが収集済みである必要があります。詳しくは、プログラムへの操作の値の割り当てを参照してください。

また、CICS IA Collector によってトランザクション、プログラム、および Web サービス の詳細データが収集されていることを確認してください。

このタスクについて

CICS IA は、以下の CICS Transaction Server の依存関係を報告することができます。
  • ATOMSERVICE
  • DB2CONN
  • DB2ENTRY
  • DB2TRAN
  • DOCTEMPLATE
  • ENQMODEL
  • EVENTBINDING
  • EPADAPTER
  • EPADAPTERSET
  • EPASDAPTER
  • EVENTBINDING
  • FILE
  • JOURNALMODEL
  • JSONTRANSFRM
  • JVMSERVER
  • LIBRARY
  • MAPSET
  • MQCONN
  • PARTITIONSET
  • PIPELINE
  • PROCESSTYPE
  • PROGRAM
  • SCACOMPOSITE
  • TCPIPSERVICE
  • TDQUEUE
  • TRANSACTION
  • TRANSID
  • TSQMODEL
  • URIMAP
  • WEBSERVICE
  • XMLTRANSFORM
また、プラットフォームの依存関係を識別することもできます。
注: CICS IA は現在、INQUIRE TSMODEL などの SPI コマンドで使用されているもの以外の多くのリソース・タイプに関する情報は収集しません。

また CICS IA は 、DB2® 接続または WebSphere® MQ 接続への依存関係がある場合も報告します。

アプリケーションまたは操作の 依存関係を識別するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 任意の CICS IA ビューで、特定のアプリケーションまたは操作を右クリックします。
  2. アプリケーションを選択したか操作を選択したかに応じて、 次のいずれかのオプションを選択します。
    • アプリケーションのアプリケーション依存関係
    • 操作のアプリケーション依存関係
    アプリケーションのアプリケーション依存関係のオプションを表示した画面キャプチャー。
    「新規依存関係 (New Dependencies)」ウィザードが開きます。CICS バンドル・プロジェクト で依存関係として定義できる、収集されたデータからのすべての依存関係がリストされています。
    「新規依存関係 (New Dependencies)」ウィザード。
  3. CICS 依存関係のタイプを選択します。
    注: 「タイプ」DB2CONN または MQCONN である場合、依存関係名を編集できます。使用する名前を入力することにより、「名前」フィールドにある生成された名前を上書きします。
    ウィザードに、入力可能なすべての入り口点が入力されます。
  4. 新規 CICS バンドルを作成するには、「プロジェクトの選択または新規プロジェクトの作成 (Select or create a new project)」フィールドで「新規プロジェクト」を選択します。それ以外の場合、 アップデートする既存の CICS バンドル・プロジェクトを選択します。 CICS Explorer® の「CICS バンドル・プロジェクト (CICS Bundle Project)」ウィザードが開きます。
    「CICS バンドル・プロジェクト (CICS Bundle Project)」ページを表示した画面キャプチャー。
  5. 新規プロジェクトを作成する場合、関連する「プロジェクト名」を入力して、「終了」をクリックします。 「バンドルの概要 (Bundle Overview)」ページが開きます。
  6. 「新規入り口点 (New Entry Points)」ウィザードで、「終了」をクリックします。 入り口点がプロジェクトに追加されました。

次のタスク

依存関係が含まれる新規 CICS バンドルは、CICS アプリケーション・バンドルに追加できます。

作成されたバンドルは Explorer Eclipse ワークスペースに保管され、同じワークスペースで作成された CICS バンドル・アプリケーションから使用できます。また、これらのバンドルは CICS プラットフォーム・バンドルおよび CICS アプリケーション・バインディング・バンドルからも使用できます。一部の依存関係は、特定のプラットフォームに関連する場合があります。