シナリオ・ベースのコレクションの作成

CICS 領域に関する特定の要素をフォーカスする場合、単一の CICS® 領域に対してシナリオ・ベースのコレクションを作成できます。実行するコレクションのタイプと、含めるリソース・タイプを選択できます。選択するコレクションによっては、コレクターが開始される前に、その特定のシナリオ・ベースのコレクションのための CICS IA オプションがオンになります。

始める前に

Interdependency Analyzer および IA コレクターのホストが接続されていることと、ステータスの表示が「緑」になっていることを確認します。データをダウンロードするリソース・タイプを確認する場合は、CICS IA の設定を確認します。 詳しくは、CICS Interdependency Analyzer の設定を参照してください。変更された CINT オプションを表示する場合には、シナリオ・コレクションの実行によって設定される CINT オプションを参照してください。

このタスクについて

シナリオ・ベースのコレクションを作成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 「IA 操作」ビューで、適切な IA コレクターを展開してから、「領域」を展開して CICS 領域の使用可能なリストを表示することもできます。 「IA ナビゲーション」ビューで「領域」を展開することもできます。
  2. コレクションを実行する領域名を右クリックして、「シナリオ・ベースのコレクションの開始 (Start scenario based collection)」を選択します。

    コレクター・オプションのリスト

    「シナリオ・ベースのコレクションの開始 (Start scenario-based collection)」ウィンドウが開きます。

    選択可能なシナリオ・タイプおよびリソース・タイプをリストする「シナリオ・ベースのコレクションの開始 (Start scenario-based collection)」ウィンドウ

  3. 実行するシナリオ・ベースのコレクションのタイプを選択します。以下のコレクションのいずれかを選択できます。
    • CICS スレッド・セーフ・コレクション (CICS Threadsafe Collection)
    • CICS アフィニティー・コレクション (CICS Affinity Collection)
    • CICS API コレクション (CICS API Collection)
    • CICS SPI コレクション (CICS SPI Collection)
  4. コレクションのタイプを選択した後に、コレクションに含めるリソース・タイプを選択します。以下のリソース・タイプから選択することができます。
    • DB2
    • MQ
    • IMS
    • CPSM
    • NATURAL/ADABAS
    注: リソース・タイプの選択は、「CICS アフィニティー・コレクション (CICS Affinity Collection)」には適用されません。
  5. オプション: 必要に応じて、「最適なパフォーマンス (Optimum Performance)」を選択します。
  6. 「OK」をクリックして、コレクターを開始します。 コレクターが実行されていることを確認するメッセージが、CICS IA パースペクティブの左下に表示されます。
  7. しばらくしてから、コレクターを停止して結果を表示します。

次のタスク

コレクションの結果を分析します。

特定の CICS 領域のコレクションのオプションは、「IA 操作」ビューで領域名を右クリックし、「デフォルト・オプションの復元 (Restore default options)」を選択することによってリセットできます。