CICS 領域の操作
CICS® DA を使用すると、CICS 領域に対してさまざまなタスクを実行できます。 このセクションでは、CICS 領域に対して実行できるタスクについて説明します。
- CICS 領域の CICSplex への追加
CICS DA を使用して、非管理 CICS 領域に CICSPlex® SM 定義をインストールして、既存の CICSplex に領域を追加できます。 オプションで、CICSplex 内の 1 つ以上のシステム・グループに領域を追加することもできます。 - 領域開始ポリシーの指定
CICS DA を使用して、CICS 領域を、開始タスクとして開始するか、またはデータ・セット・メンバーで JCL を実行依頼して開始することができます。 CICS 領域を開始するために使用される方法は、開始ポリシー と呼ばれます。 - 領域停止ポリシーの指定
CICS DA を使用して、CICS 領域を停止できます。 CICS 領域を停止するために使用される方法は、停止ポリシー と呼ばれます。デフォルトでは、CICS DA は、領域が CMAS の場合は停止コマンド F {jobName},COSD を実行依頼し、他の CICS 領域の場合は F {jobName},CEMT P SHUT を実行依頼します。 ただし、領域エディターで個々の領域の停止ポリシーを変更できます。 - 名前トランスフォーム・ルール・セットの作成
CICS DA 複製機能を使用して 新規 CICS 領域を作成するときは、 その新規領域の z/OS® システム変数名が固有になるようにする必要があります。 システム変数には、アプリケーション ID (APPLID) やシステム ID (SYSID) などがあります。 名前トランスフォーム・ルールは作成可能です。 単一の CICS 領域を作成するために複製機能が 使用されるときに CICS DA は名前トランスフォーム・ルールを適用できます。 - CICS 領域の複製
CICS DA を使用すると、既存の CICS 領域のコピーを作成できます。 プロセス全体を通して CICS DA がガイドを行い、可能であればステップを自動化します。 CICS DA によって、データ・セットおよびジョブの新しい名前が提案されますが、これらの名前は変更可能です。ただし、新規 APPLID および SYSID などの一部の名前は、ユーザーが指定する必要があります。複製は、CICSPlex SM の管理領域、または非管理領域で実行できます。 - CICS 領域のプロビジョン解除
CICS 領域を プロビジョン解除するとき、CICS DA がプロセス全体を通してガイドを行い、 可能であれば手順を自動化します。 CICS DA は、削除できる関連 JCL およびデータ・セットを選択できるように、 その関連 JCL およびデータ・セットの詳細を示します。 - CICS 領域の比較
比較エディターを使用すると、2 つの CICS 領域の属性を比較し、どのように異なるかを調べることができます。 比較エディターでは、領域属性が横並びで表示されます。上部のパネルには、一致しない属性のリストがあります。 類似したタイプの領域や異なるタイプの領域を比較することができます。 エディターに表示される属性は、比較する領域の少なくとも 1 つに適用可能な属性です。 - CICS 領域の開始
CICS DA を使用して、CICS 領域を開始できます。 領域が初期化されている間、「システム・ログ」および「z/OS ジョブ」ビューで進行状況をモニターできます。 - CICS 領域の停止
CICS DA を使用して、CICS 領域を停止できます。 領域が停止している場合は、「システム・ログ」ビューおよび「z/OS ジョブ」ビューを使用して進捗状況をモニターすることができます。
親トピック: タスク