IBM MQ Explorer の新機能および変更された機能

IBM® MQ Explorerの主な新機能と変更された機能について説明します。

IBM MQ 9.3.0IBM MQ Explorer の新機能

[MQ 9.3.0 Jun 2022][MQ 9.3.0 Jun 2022] IBM MQ 9.3.0以降、 IBM MQ ExplorerIBM MQ インストール・パッケージから削除されました。 別個のダウンロードとして引き続き使用できます。

IBM MQ 9.2.xIBM MQ Explorer の新機能

IBM MQ 9.2.0以降、 IBM MQ Explorer は Eclipse 4.15 上に構築されています。

インストール要件について詳しくは、 IBM MQ Explorer のインストール要件 および IBM MQ Explorer の Eclipse 環境へのインストールを参照してください。

IBM MQ 9.1.xIBM MQ Explorer の新機能

IBM MQ Explorer が構築されている Eclipse のバージョンに対する変更
[Long Term Support] IBM MQ 9.1.0以降、 IBM MQ Explorer は Eclipse 4.6.3 ではなく Eclipse 4.7.3 上に構築されています。
[Continuous Delivery] IBM MQ 9.1.4以降、 IBM MQ Explorer は Eclipse 4.7.3 ではなく、 Eclipse 4.8 上に構築されています。 Eclipse レベルに対するこの変更は、 Continuous Delivery にのみ適用されます。 Long Term Supportの場合、 Eclipse レベルは Eclipse 4.7.3 のままです。
[Continuous Delivery] IBM MQ 9.1.5以降、 IBM MQ Explorer は Eclipse 4.8 ではなく Eclipse 4.11 上に構築されています。 Eclipse レベルに対するこの変更は、 Continuous Delivery にのみ適用されます。 Long Term Supportの場合、 Eclipse レベルは Eclipse 4.7.3 のままです。
スタンドアロン IBM MQ Explorer に対する更新の配信メカニズムの変更
[Continuous Delivery] IBM MQ 9.1.4以降、スタンドアロン IBM MQ Explorer(旧称 SupportPac MS0T) は、 Fix Centralからスタンドアロン・アプリケーションとして入手できます。 SupportPac MS0T は、 IBM ダウンロード・サイトから入手できなくなりました。

インストール要件について詳しくは、 IBM MQ Explorer のインストール要件 および IBM MQ Explorer の Eclipse 環境へのインストールを参照してください。

IBM MQ 9.0.4IBM MQ Explorer の新機能

IBM MQ Explorer は、 Eclipse 4.4.2 ではなく、 Eclipse 4.6.3 上に構築されています。
インストール要件について詳しくは、 IBM MQ Explorer のインストール要件 および IBM MQ Explorer の Eclipse 環境へのインストールを参照してください。

IBM MQ 9.0IBM MQ Explorer の新機能

IBM MQ Explorer は、 Eclipse 4.3.2 ではなく、 Eclipse 4.4.2 上に構築されています。
インストール要件について詳しくは、 IBM MQ Explorer のインストール要件 および IBM MQ Explorer の Eclipse 環境へのインストールを参照してください。

IBM MQ 8.0IBM MQ Explorer の新機能

IBM MQ Explorer は、 Eclipse 3.6.2 ではなく、 Eclipse 4.3.1 上に構築されています。
インストール要件について詳しくは、 IBM MQ Explorer のインストール要件 および IBM MQ Explorer の Eclipse 環境へのインストールを参照してください。
パブリッシュ/サブスクライブ・クラスターに関するトピック・ホスト経路指定のサポート
以前のバージョンでは、キュー・マネージャー上でクラスター・トピックを構成すると、クラスター内のすべてのキュー・マネージャーが、クラスター内の他のすべてのキュー・マネージャーを認識するようになります。 パブリッシュおよびサブスクライブ操作の実行時に、各キュー・マネージャーは直接他のすべてのキュー・マネージャーに接続します。 この方法は引き続き IBM MQ 8.0で使用可能であり、 直接ルーティングと呼ばれます。
IBM MQ 8.0では、 トピック・ホスト・ルーティングと呼ばれる代替方法も追加されました。 この方法を使用すると、クラスター内のすべてのキュー・マネージャーは、経路指定されたトピック定義をホストするクラスター・キュー・マネージャーを認識するようになります。 パブリッシュ操作およびサブスクライブ操作を行うとき、クラスター内のキュー・マネージャーは、それらのトピック・ホスト・キュー・マネージャーにのみ接続し、相互に直接接続されることはありません。 トピック・ホスト・キュー・マネージャーは、パブリケーションがパブリッシュされるキュー・マネージャーから、一致するサブスクリプションがあるキュー・マネージャーへのパブリケーションの経路指定を担当します。
トピック・ホスト経路指定をサポートするために、以下のパラメーターが追加されました。
  • Cluster publication route。クラスター内のキュー・マネージャー間のパブリケーションの経路指定動作。 これはトピック・オブジェクトのクラスター・タブで設定し、トピック・オブジェクトのクラスター・タブでクラスター・トピックを表示する際に表示されます。
  • Cluster object state。クラスター・トピック定義の現在の状態。 これはトピック・オブジェクトのクラスター・タブにクラスター・トピックを表示する際に表示されます。
  • Version。クラスター・キュー・マネージャーが関連付けられている IBM MQ のインストール済み環境のバージョン。 これは、キュー・マネージャー・クラスター画面のクラスター送信側チャネル・タブに表示されます。
システムのサイズをよりよく理解するためのサポート
以下のパラメーターが、レポートされるパブリッシュ/サブスクライブ情報に追加されました。 これらは特定のキュー・マネージャーに関するパブリッシュ/サブスクライブ状況ページに表示されます。
  • Sub count。ローカル・トピック・ツリーに対するサブスクリプションの総数を表示します。
  • Topic count。ローカル・トピック・ツリー内のトピック・ノードの総数を表示します。
詳しくは、 「キュー・マネージャー・パブリッシュ/サブスクライブ・エンジンの状況」属性を参照してください。
新しい接続詳細プロパティー
詳しくは、 接続の詳細プロパティーを参照してください。
CHCKLOCL
CHCKLOCL を「管理者に必要」または「全員に必要」に設定すると、runmqsc コマンド行に -u UserID パラメーターを指定しない限り、ローカルで runmqsc コマンドを使用してキュー・マネージャーを管理できなくなります。
詳しくは、 認証情報プロパティーの「 ユーザー ID + パスワード・ページ 」セクションにある CHKLOCL MQSC パラメーターの説明を参照してください。
セキュリティーが有効にされているリモート・キュー・マネージャー接続
SSL 暗号仕様 RC2_MD5_EXPORT はサポートされなくなりました。 この暗号仕様を使用する接続、および IBM MQ Explorer for IBM MQ 8.0 にインポートされる接続では、SSL 暗号仕様設定がブランクになります。 新しい暗号仕様を選択する必要があります。
この暗号仕様を使用していた接続が IBM MQ Explorer 8 にインポートされ、変更せずに使用されると、 IBM MQ エラー・メッセージ AMQ4199 を含むダイアログが表示されます。
特定の SSLv3 暗号スイートの非推奨
IBM MQ 8.0 製品資料の「 Java および JMS: CipherSuite サポートの変更 」にリストされている 3 つの SSL 暗号仕様はサポートされなくなりました。
ただし、他の SSLv3 暗号は再度使用可能にすることができます。 IBM MQ 8.0 製品資料の 非推奨: SSLv3 Ciphers を参照してください。
[z/OS]
z/OS の新機能
z/OSの場合、以下の変更点については、 キュー・マネージャー・プロパティー および チャネル・プロパティーで説明されています。

IBM WebSphere MQ 7.5IBM MQ Explorer の新機能

Managed File TransferAdvanced Message Security の統合

IBM WebSphere® MQ 7.5 の主な新機能の 1 つとして、Managed File TransferAdvanced Message Security の機能の統合があります。それを使用するには、適切なライセンス資格が必要です。 必要なコンポーネントを単一のインストール済み環境から選択できます。

Managed File Transfer 拡張機能と Advanced Message Security 拡張機能は、常にサーバー・コンポーネントと SupportPac MS0T のスタンドアロン・バージョンの両方の IBM MQ Explorer に存在し、必要に応じてアクティブになります。 IBM MQ Explorer Navigator ビューに Managed File Transfer ノードが常に表示されるようになりました。

以前の別個の製品で作成された既存のファイル転送管理構成がコンピューター上にある場合、それが自動的に Managed File Transfer ノードの下で開きます。 これとは別の方法として、そのノードを右クリックすると、新しい構成ウィザードが開き、調整キュー・マネージャーとコマンド・キュー・マネージャーを選択することができます。 この機能は、Managed File Transfer で使用するように構成されているリモート・キュー・マネージャーに IBM MQ Explorer を使用して接続する場合に役立ちます。 構成をセットアップすると、 IBM MQ Explorer を使用して、転送のスケジューリングや転送の進行状況のモニターなど、いくつかの操作を行うことができます。

Advanced Message Security は、 IBM WebSphere MQ ネットワークを流れる機密データに対して高水準の保護を提供します。 メッセージは、暗号化することが可能で、送信者の ID を確認できるように署名することもできます。 IBM MQ Explorer は、キュー・マネージャーに接続するときに、キュー・マネージャーで Advanced Message Security 機能を検出すると、ナビゲーター・ビューのキュー・マネージャーの下に Security Policies ノードを追加します。 その場所から、特定のキューを保護するためのセキュリティー・ポリシーを作成することができます。

複数バージョン・サポートの改善

このリリースの IBM MQ Explorer のもう 1 つの主要な新機能は、改善された複数バージョンのサポートです。 IBM WebSphere MQ 7.1以降、同じコンピューターに IBM WebSphere MQ の複数のコピーをインストールできます。 IBM MQ Explorer の機能が改善され、IBM WebSphere MQ の複数のインストール済み環境での作業がさらに単純化されました。

「ようこそ」画面に「インストール済み環境の表示」へのリンクが追加されました。 このリンクをクリックすると、 IBM WebSphere MQ のすべてのインストール済み環境が表示されます。 各インストール済み環境には IBM MQ Explorerの独自のコピーがある場合があるため、 IBM MQ Explorer を実行しているインストール済み環境が最初に表示されます。 その他のインストール済み環境はすべて、2 番目のテーブルに表示されます。 インストール済み環境にはそれぞれ、名前、バージョン、およびインストール・パスがあり、オプションで説明がある場合があります。 インストール済み環境の 1 つをコンピューター上で 1 次として設定することもできます (1 次として設定することで、Windows システムの環境変数など、システム全体のさまざまな設定が行われます)。 インストール済み環境に問題がなければ StateAvailable になり、Identifier が内部使用のためにインストール時に割り振られます。

「このインストール済み環境へのキュー・マネージャーの転送」機能がダイアログに追加されました。 このコントロールは、新しいウィザードを開きます。このウィザードは、ナビゲーター・ツリーの Queue Managers ノードを右クリックし、「キュー・マネージャーの転送...」を選択することによっても開くことができます。 この新しいウィザードを使用すると、1 つ以上のキュー・マネージャーを他のインストール済み環境から現行のインストール済み環境に転送することができます。 このウィザードは setmqm コマンドと同等ですが、必要なパスやパラメーターを入力する手間が省けます。 転送できるのは、停止中のキュー・マネージャーだけです。実行中のキュー・マネージャーは参照のために表示されます。 キュー・マネージャーは、現行のインストール済み環境にプルすることしかできません。他のインストール済み環境にプッシュすることはできません。 Transfer をクリックした後、選択したキュー・マネージャーを指定して setmqm コマンドが呼び出されます。 成功した場合、ナビゲーター・ツリーが更新され、転送されたキュー・マネージャーが組み込まれます。 問題がある場合、ダイアログが表示され、コマンドからのエラー・メッセージが示されます。 また、ドラッグ・アンド・ドロップや IBM MQ Explorer インポートおよびエクスポート機能を使用して、キュー・マネージャーを転送することもできます。 ドラッグ・アンド・ドロップの場合は、異なるインストール済み環境から IBM MQ Explorer の 2 つのインスタンスを同時に実行する必要があります。 その後、停止中のキュー・マネージャーを一方のインストール済み環境からドラッグし、他方のインストール済み環境のキュー・マネージャーのフォルダーにドロップすることができます。 そうすると、確認ダイアログが表示されます。

IBM MQ Explorer 設定をファイルにエクスポートする場合、 「接続情報」 カテゴリーの下に、ローカル・キュー・マネージャーの詳細を保存するオプションがあります。 その後、そのファイルを別のインストール済み環境から IBM MQ Explorer にインポートすると、キュー・マネージャーを転送する場合と同じプロンプトが出されます。 エクスポートした XML ファイルを IBM MQ Explorer にドラッグして、インポートを開始できます。

オーバーヘッドの削減

Navigator ビューを維持することによるオーバーヘッドを削減するために、ディスク上の IBM MQ Explorer の Navigator ビューの状態に関する情報量が削減されます。 この変更の結果、 IBM MQ Explorer の再始動時に、 Navigator ビューのツリー・ノードの展開状態が持続しなくなりました。

IBM WebSphere MQ 7.1IBM MQ Explorer の新機能

下表に、IBM WebSphere MQ 7.1IBM MQ Explorer で実行できる追加タスクを示します。

IBM MQ Explorer は、自己完結型になるように IBM WebSphere MQ 7.1 に再パッケージされており、Eclipse テクノロジー用の別個のパッケージをインストールする必要がなくなりました。

IBM WebSphere MQ 7.1 のマルチバージョン機能を使用すると、 IBM WebSphere MQ の各インストールの一部として IBM MQ Explorer のコピーをインストールし、それらを独立して実行することができます。 ローカル・キュー・マネージャーとリモート・キュー・マネージャーのインストール・プロパティーを表示することができます。

さまざまな領域にわたって、IBM WebSphere MQ 7.1 での IBM MQ Explorer のパフォーマンスが向上しました。 起動時間が短縮され、多数のキュー・マネージャーが関係するほとんどの操作が高速化されています。例えば、複数の選択を使ったリモート・キュー・マネージャーへの接続や、ナビゲーター・ビューでのキュー・マネージャーのリストの管理などです。 テーブルに多数のオブジェクト (キューなど) を設定するためにかかる時間も短縮されています。

注: このトピックの一部のリンクは、インストールされている IBM MQ Explorerの内部からクリックした場合にのみ機能します。 この資料をオンラインでお読みの場合、リンクの一部は機能しません。
IBM WebSphere MQ 7.1 の新機能 詳細情報
複数インストール済み環境のサポート。 IBM MQ エクスプローラーの複数インストールを参照してください。
Eclipse 環境へのインストール。 Eclipse 環境への IBM MQ エクスプローラーのインストールを参照してください。
バージョン 6.x 以降の新機能 詳細情報
IBM MQ Explorer を使用して、IBM WebSphere MQ サービス定義を作成および構成します。 サービス定義の作成および構成を参照してください。
IBM MQ Explorer を使用して、IBM WebSphere MQ 管理対象オブジェクトを作成および構成します。 JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。
IBM MQ Explorerの許可サービスを使用して、 IBM WebSphere MQ オブジェクト権限を管理します。 許可サービスを使用したオブジェクト権限の管理を参照してください。
オブジェクト定義のテストによる問題の検出またはオブジェクト定義の規則を実行するためのテストの書き込み。 問題についてのオブジェクト定義のテストを参照してください。
IBM MQ ExplorerIBM WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・エンジンを構成します。 キュー・マネージャー・プロパティーを参照してください。
IBM MQ Explorer全体のポップアップ・ヘルプからコンテキスト・ヘルプを取得します。 ダイアログまたはツリー項目上で、Windows の場合は F1 を、Linux® (x86 および x86-64 プラットフォーム) の場合は Ctrl+F1 を押して、ポップアップ・ヘルプを表示します。 ポップアップ・ヘルプには、簡単な説明と、 IBM MQ Explorer ヘルプの詳細情報へのリンクが含まれています。 ダイアログに小さなヘルプ・アイコンが組み込まれました。このアイコンをクリックすると、F1 または Ctrl-F1 を押した場合と同じく、ポップアップ・ヘルプが表示されます。 参照: コンテキスト・ヘルプの表示 (ポップアップ・ウィンドウ・ヘルプ)
IBM MQ Explorer を使用して、IBM WebSphere MQ classes for JMS 管理対象オブジェクトを作成および構成します。 JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。
IBM MQ Explorerの許可サービスを使用して、 IBM WebSphere MQ オブジェクト権限を管理します。 許可サービスを使用したオブジェクト権限の管理を参照してください。
各フォルダーごとにキュー・マネージャーをグループ化し、セットに含まれているすべてのキュー・マネージャーに対してアクションを実行する。 特定のアプリケーション、部門、および会社に属するキュー・マネージャーをグループにまとめることができます。 キュー・マネージャー・セットの作成および構成を参照してください。
パブリッシュおよびサブスクライブ・メッセージングの密接に統合されたサポートによって、イベント・ドリブン・メッセージングの開発、構成、およびデプロイメントが単純化されます。 パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングの構成を参照してください。
JMS サービスを IBM WebSphere MQ キュー・マネージャー内部に緊密に統合して、JMS レイヤーを最適化します。 パブリッシュ/サブスクライブ、JMS、および XMS メッセージングの管理とセキュリティーが標準の IBM WebSphere MQ モデルに統合されました。 JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。
ウェルカム・ページは、チュートリアル、アプリケーション、および教育のためのリンクを見つける早道です。 IBM MQ エクスプローラーの概要を参照してください。