キュー・マネージャー・クラスター

クラスターとは、相互に論理的に関連付けられ、情報を共有できる 2 つ以上のキュー・マネージャーのグループのことです。 特定のチャネル定義、リモート・キュー定義、または伝送キューをセットアップせずに、 キュー・マネージャーは、同じクラスター内の別の任意のキュー・マネージャーにメッセージを送信できます。 これは、この情報がすべて、クラスター内のすべてのキュー・マネージャーがアクセスするリポジトリーに保持されているためです。

例えば、クラスターを作成して、そのいずれかのキュー・マネージャーにあるキューをクラスター内で共有するよう設定できます。 これで、クラスター内のその他のキュー・マネージャーでは、 そのキューはローカル・キューであるかのように可視になり、キューを開いて直接メッセージを書き込むことができます。

[z/OS]クラスター内のキュー (クラスター・キュー) の共有は、 z/OS® キュー・マネージャーのキュー共有グループ内のキュー (共有キュー) の共有とは異なることに注意してください。 ただし、 z/OSでは、クラスター・キュー・マネージャーはキュー共有グループに属し、そのキュー定義をキュー共有グループ内の他のキュー・マネージャーと共有することもできます。

また、どのプラットフォームでも、キュー・マネージャーは、同時に複数のクラスターのメンバーになることができます。

クラスター・サポートを使用して、 複数のキュー・マネージャーで同じキュー (同じ名前のキュー) の 1 つのインスタンスをホストすることもできます。 つまり、アプリケーションの複数のインスタンスを実行することができ、 それぞれがメッセージを受信し、独立して実行さるため、 ワークロードがキュー・マネージャー間で分散されます。

詳しくは、『分散キューイングとクラスター』を参照してください。