マルチプラットフォーム・キュー・マネージャー、および z/OS® キュー・マネージャーの状況属性。
![[UNIX、Linux、Windows、IBM i]](ngmulti.gif)
Multiplatform キュー・マネージャー状況属性
以下の表には、Multiplatform キュー・マネージャーの状況属性がリストされており、DISPLAY QMSTATUS コマンドの相当する MQSC パラメーターが示されています。 MQSC コマンドについて詳しくは、 IBM® 資料の 「MQSC コマンドによる管理」 を参照してください。
表 1. Multiplatform キュー・マネージャー状況属性
属性 |
意味 |
MQSC パラメーター |
キュー・マネージャー名 |
キュー・マネージャーの名前。 |
|
キュー・マネージャー状況 |
キュー・マネージャーの状況。Starting 、 Running 、または Quiescing のいずれかです。 |
状況 |
接続カウント |
現在のキュー・マネージャーへの接続数。 |
CONNS |
チャネル・イニシエーター状況 |
チャネル・イニシエーターの状況。Stopped 、Starting 、Running 、または Stopping のいずれかです。 |
CHINIT |
コマンド・サーバー状況 |
コマンド・サーバーの状況。Stopped 、Starting 、Running 、または Stopping のいずれかです。 |
CMDSERV |
インストールの説明 |
キュー・マネージャーと関連付けられたインストールの記述。 |
|
インストール環境の名前 |
キュー・マネージャーに関連付けられたインストールの名前。 |
|
インストール・パス |
キュー・マネージャーと関連付けられたインストールのパス。 |
|
アーカイブ・ログ・エクステント名 |
キュー・マネージャーがアーカイブ通知を待っている一番古いログ・エクステントの名前。 |
ARCHLOG |
アーカイブ・サイズ |
再始動リカバリーやメディア・リカバリーのために不要になったもののアーカイブ保存を待っているログ・エクステントが占めているスペースの量 (メガバイト単位)。 |
ARCHSZ |
現行ログ・エクステント名 |
状況ダイアログを開いた際に書き込まれるログ・エクステントの名前。 |
CURRLOG |
使用中のログ |
この時点で再始動リカバリーのために使用中になっている 1 次ログ・スペースの比率。 |
LOGINUSE |
ログ使用率 |
キュー・マネージャーのワークロードが占めている 1 次ログ・スペースの推定比率。 |
LOGUTIL |
再始動リカバリー・ログ・エクステント名 |
キュー・マネージャーにより再始動リカバリーの実行を要求された一番古いログ・エクステントの名前。 |
RECLOG |
メディア・リカバリー・ログ・エクステント名 |
キュー・マネージャーによりメディア回復の実行を要求された一番古いログ・エクステントの名前。 |
MEDIALOG |
メディア・サイズ |
メディア・リカバリーのために必要なログ・データのサイズ (メガバイト単位)。 |
MEDIASZ |
再始動リカバリー・サイズ |
再始動リカバリーのために必要なログ・データのサイズ (メガバイト単位)。 |
RECSZ |
再使用サイズ |
再使用が可能なログ・エクステントが占めているスペースの量 (メガバイト単位)。 |
REUSESZ |
ログ・パス |
キュー・マネージャー・イベント・ログのパス。 パスの形式は以下のとおりです。
installationlocation\WebSphere MQ\log\queuemanager\active\ ここで、 installationlocation は IBM MQ がインストールされている場所、 queuemanager はキュー・マネージャーの名前です。 |
LOGPATH |
開始日 |
キュー・マネージャーが開始された日付。 |
STARTDA |
開始時刻 |
キュー・マネージャーが開始された時刻。 |
STARTTI |
![[z/OS]](ngzos.gif)
z/OS キュー・マネージャー状況属性
チャネル・イニシエーター
下の表には、
z/OS キュー・マネージャーのチャネル・イニシエーターの状況属性がリストされています。 同等の MQSC コマンドは DISPLAY CHINIT です。
MQSC コマンドについて詳しくは、 IBM 資料の 「MQSC コマンドによる管理」 を参照してください。表 2. z/OS キュー・マネージャーのチャネル・イニシエーターの状況属性。
属性 |
意味 |
TCP 名 |
TCP システム名。 |
アクティブ・アダプター |
アクティブ・アダプター・サブタスクの数。 |
要求されたアクティブ・アダプター |
アダプター・サブタスクの要求数。 |
アクティブ・ディスパッチャー |
アクティブ・ディスパッチャーの数。 |
要求されたアクティブ・ディスパッチャー |
ディスパッチャーの要求数。 |
アクティブ SSL タスク |
アクティブ TLS サーバー・サブタスクの数。 |
要求されたアクティブ SSL タスク |
TLS サーバー・サブタスクの要求数。 |
現在のチャネル接続数 |
現行チャネル接続の数。 |
要求されたチャネル接続 |
チャネル接続の要求数。 |
現行 TCP/IP チャネル |
現行 TCP/IP チャネル接続の数。 |
現行 LU6.2 チャネル |
現行 LU6.2 チャネル接続の数。 |
アクティブ・チャネル接続 |
アクティブ・チャネル接続の数。 |
要求されたアクティブ・チャネル接続 |
アクティブ・チャネル接続の要求数。 |
一時停止中のアクティブ・チャネル |
アクティブ・チャネルの制限に達したため、一時停止されてアクティブになるまで待機している
アクティブ・チャネル接続の数。 |
開始済みのアクティブ・チャネル |
開始済みのアクティブ・チャネル接続の数。 |
停止中のアクティブ・チャネル |
停止されたため、手操作による介入が必要なアクティブ・チャネル接続の数。 |
再試行中のアクティブ・チャネル |
一時エラーの後に再接続を試行しているアクティブ・チャネル接続の数。 |
チャネル・イニシエーター状況 |
チャネル・イニシエーターの状況。Stopped 、Starting 、Running 、または Stopping のいずれかです。 |
ログ
下の表には、
z/OS キュー・マネージャーのログ状況属性がリストされています。 同等の MQSC コマンドは DISPLAY LOG です。
MQSC コマンドについて詳しくは、 IBM 資料の 「MQSC コマンドによる管理」 を参照してください。表 3. z/OS キュー・マネージャーのログ状況属性。
属性 |
意味 |
パラメーター・タイプ |
この属性は、表に表示される情報のタイプを示しています。 |
キュー・マネージャー開始時刻 |
キュー・マネージャーが開始された時刻。 |
キュー・マネージャー開始日 |
キュー・マネージャーが開始された日付。 |
キュー・マネージャー開始の RBA |
キュー・マネージャーが開始されたときにロギングが開始された相対バイト・アドレス (RBA)。 |
ログの RBA |
最後に書き込まれたログ・レコードの相対バイト・アドレス (RBA)。 |
ロギングの中断 |
ロギングを中断するかどうかを指定します。 |
オフロード・タスクの状況 |
オフロード・タスクの状況。 Alloc archive は、オフロード・タスクがアーカイブ・データ・セットの割り振りでビジーであることを意味します。これは、テープ・マウント要求が保留中であることを示している可能性があります。Copying BSDS は、オフロード・タスクが BSDS データ・セットのコピーでビジーであることを意味します。Busy は、オフロード・タスクが他の処理でビジーであることを意味します。Available は、オフロード・タスクが作業を待っていることを意味します。 |
アクティブ・ログ |
アクティブ・ログ・データ・セットの数。 |
フルアクティブ・ログ |
まだアーカイブされていない全アクティブ・ログ・データ・セットの総数。 |
使用法
以下の表に、 z/OS キュー・マネージャーの「使用状況」属性をリストします。 各属性ごとに、属性が表示する情報の概要があります。 同等の MQSC コマンドは DISPLAY USAGE であり、このコマンドによって、ページ・セットの現行状況に関する情報、またはログ・データ・セットに関する情報が表示されます。 MQSC コマンドについて詳しくは、 IBM 資料の 「MQSC コマンドによる管理」 を参照してください。
表 4. z/OS キュー・マネージャーのデータ・セット・レコードの使用。
属性 |
意味 |
使用タイプ |
この属性は、表に表示される情報のタイプを示しています。 |
ログの RBA |
最後に書き込まれたログ・レコードの相対バイト・アドレス (RBA)。 |
データ・セット・タイプ |
データ・セットおよび環境のタイプ。 Oldest Active UOW は、キュー・マネージャーの最も古いアクティブ作業単位の開始 RBA がログ・データ・セットに含まれていることを意味します。Oldest pageset recovery は、キュー・マネージャーのページ・セットの最も古い再始動 RBA がログ・データ・セットに含まれていることを意味します。Oldest CF struc recovery は、キュー共有グループの CF 構造の最も古い現行バックアップの時刻に一致する LRSN がログ・データ・セットに含まれていることを意味します。 |
ログの LRSN |
最後に書き込まれたログ・レコードのログ・レコード・シーケンス番号 (LRSN)。 |
データ・セット名 |
データ・セットの名前。 |
表 5. z/OS キュー・マネージャーのバッファー・プール・レコードの使用。
属性 |
意味 |
使用タイプ |
この属性は、表に表示される情報のタイプを示しています。 |
バッファー・プール ID |
ページ・セットが使用するバッファー・プールを識別するバッファー・プール ID。 |
定義済みバッファー |
バッファー・プールに対して定義されているバッファーの数。 |
ページ・クラス |
バッファー・プールのバッファーをバッキングするために使用する仮想ストレージ・ページのタイプ。 ページ・クラスの値は以下のとおりです。
- ページング可能 4 KB ページ
- 固定 4 KB ページ
|
バッファー・プールの場所 |
個々のバッファー・プールの LOCATION 値に関する情報。 LOCATION の値は以下のとおりです。
- 2 GB 境界より上 (64 ビット・ストレージ)
- 2 GB 境界より下 (31 ビット・ストレージ)
- 2 GB 境界より上 (64 ビット・ストレージ) への切り替え
- 2 GB 境界より下 (31 ビット・ストレージ) への切り替え
|
空きバッファー |
バッファー・プール内の使用されていないバッファーの個数。 |
空きバッファー (%) |
バッファー・プール内の使用されていないバッファーのパーセンテージ。 |
表 6. z/OS キュー・マネージャーのページ・セット・レコードの使用。
属性 |
意味 |
使用タイプ |
この属性は、表に表示される情報のタイプを示しています。 |
拡張タイプ |
ページ・セットがほとんどフルになった場合にキュー・マネージャーがそのページ・セットを拡張する方法を
指定します。
そのページ・セット内で追加ページが必要となります。 None は、それ以上のページ・セット拡張が行われないことを意味します。 User は、ページ・セットが定義されたときに指定された 2 次エクステント・サイズが使用されることを意味します。 2 次エクステント・サイズを指定しなかったか、またはこれをゼロで指定した場合は、動的ページ・セットの拡張を実行することはできません。 System は、ページ・セットが定義されたときに指定された 2 次エクステント・サイズが無視されることを意味します。 代わりにキュー・マネージャーは、ページ・セットの現行サイズの約 10% の値を設定します。 新しいエクステント・サイズは、最も近い DASD のシリンダーに切り上げられます。 2 次エクステント・サイズが指定されていないか、またはゼロとして指定されている場合でも、動的ページ・セット拡張を
実行できます。 キュー・マネージャーは、ページ・セットの現行サイズの約 10% の値を設定します。 新しいエクステント・サイズは、DASD の特性に応じて切り上げられます。 値が User または System であれば、ページ・セット拡張は、ページ内のスペースが 90 パーセント使用されているときに発生し、他のページ・セット・アクティビティーとは非同期に実行されます。 再始動時に、以前に使用されていたページ・セットが、それより小さいデータ・セットで置き換えられている場合は、以前に使用されていたデータ・セットのサイズに達するまで拡張されます。 このサイズに到達する必要があるエクステントは 1 つだけです。 |
ページ・セット ID |
ページ・セット ID。 これは、00 から 99 までのオプションの番号です。 アスタリスクは、すべてのページ・セット ID を指定します。 |
ページ |
ページ・セット内の 4 KB のページの総数。 |
未使用ページ |
使用されていないページ (つまり、使用可能なページ・セット) の数。 |
持続データを保持するページ |
持続データを保持するページの数。 これらのページは、オブジェクト定義および持続メッセージ・データを保管する場合に使用されます。 |
非持続データを保持するページ |
非持続データを保持するページの数。 これらのページは、非持続メッセージ・データを保管する場合に使用されます。 |
再始動に使用されるエクステント |
再始動時にページ・セットで使用されるエクステントの数。 |
拡張カウント |
再始動以降、ページ・セットが動的に拡張された回数。 ページ・セットが拡張可能な最大回数は 123 回です (十分なスペースが使用可能な場合)。 |
ページ・セット状況 |
ページ・セットの現行状況。 Available は、ページ・セットが使用可能であることを意味します。Defined は、ページ・セットが定義されていても、使用されたことがないことを意味します。Offline は、例えば、ページ・セットがキュー・マネージャーに対して定義されていないために、キュー・マネージャーがページ・セットに現在アクセスできないことを意味します。Not
defined は、ページ・セットがキュー・マネージャーに定義されていないことを意味します。 |
バッファー・プール ID |
ページ・セットが使用するバッファー・プールを識別するバッファー・プール ID。 |
表 7. z/OS キュー・マネージャーの共有メッセージ・データ・セット・レコードの使用。
属性 |
意味 |
状況 |
選択したキュー・マネージャーの、共有メッセージ・データ・セット・レコードの状況。 |
アプリケーション構造 |
選択したキュー・マネージャーのアプリケーション構造の名前。 |
オフロードされたメッセージ |
これは、このキュー・マネージャーが所有するデータ・セット内のメッセージ・データが保管されている構造内の共有メッセージの数を示す。 |
合計ブロック数 |
これは、スペース・マップの保管に使用しているブロックを含め、論理ブロック内の所有されているデータ・セットの現在の合計サイズである。 |
合計データ・ブロック数 |
所有されているデータ・セット内で、データの格納に使用可能なブロックの合計数 (ただし、スペース・マップを格納するために使用するブロックは除く)。 |
使用済みデータ・ブロック数 |
これは、現在使用中の所有されているデータ・セット内のブロックの数である (つまり、アクティブ・メッセージ・データを含む 1 ページ以上のブロック)。 |
使用済み部分 (%) |
データ・ブロック全体に対する使用中のデータ・ブロックの割合。 |
ブロック・サイズ (KB) |
各バッファーのサイズを KB 単位で示します。 これは、共有メッセージ・データ・セットの論理ブロック・サイズと同じである。 |
総バッファー数 |
プール内のバッファーの数。 |
使用中のバッファー数 |
これは、データ・セットに対するデータ転送のやり取りの要求で現在使用しているバッファーの数である。 |
保存済みバッファー数 |
これは、解放されているが、最近アクセスされたブロック用に保存したデータを現在含むバッファーの数である。 |
空のバッファー数 |
これは、解放されていて空のバッファーの数である。 新しいバッファーが要求されると、空のバッファーを最初に使用するが、空のバッファーがない場合は、最長未使用時間の保存バッファーをリセットして空にし、代わりに使用する。 |
保存済みの読み込み (%) |
現行統計間隔内で、現在のブロックが保存バッファー内で見つかったため、データ・セットからデータを読み取る必要がなかった読み取り要求の割合。 |
最小フリー |
現行統計間隔内での、空きバッファーの最小数。 |
待機レート (%) |
バッファーを獲得する要求のうちで、空きバッファーを待機しなければならなかった要求の割合。 |