JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成

IBM® MQ エクスプローラー を使用して、 Java アプリケーションと IBM MQの間の通信を可能にする 「JMS」 管理対象オブジェクトを構成できます。

本タスクについて

Java Message Service (JMS) は、 JavaJMS 仕様に対して作成されたアプリケーションが、以下のメッセージング製品と通信できるようにする Java API です。 JMS API を実装します。 JMS API はオープン・スタンダードであり、複数の実装があるため、要件に応じて、使用するメッセージング・プロバイダー ( JMS プロバイダー) を選択できます。

IBM MQJMS プロバイダーです。これは、両方の現行バージョンの JMS API を実装するメッセージング・システムを提供します。
注: Jakarta Messaging 3.0の場合、 IBM MQ Explorerを使用して JNDI を管理することはできません。 JNDI 管理は、 JMSAdminJakarta Messaging 3.0 バリアント ( JMS30Admin) によってサポートされます。
IBM MQ グラフィカル・ユーザー・インターフェース IBM MQ エクスプローラーを使用して、 Java アプリケーション ( 「JMS」 クライアント) と IBM MQ ( 「JMS」 プロバイダー) の間の通信を可能にする 「JMS」 管理対象オブジェクトを構成できます。

IBM MQ classes for JMSには、以下の 2 つのタイプの JMS 管理対象オブジェクトがあります。

  • 接続ファクトリーJMS クライアントが JMS プロバイダーへの接続を作成するために使用します。
  • 宛先JMS クライアントがメッセージのターゲットとソースを表すために使用します。

管理対象オブジェクトは、 IBM MQ エクスプローラーJava Naming Directory Interface (JNDI) を使用してアクセスするネーミングおよびディレクトリー・サービスに保管されます。 API。 管理対象オブジェクトは、 JNDI 名前空間と呼ばれるネーミングおよびディレクトリー・サービス上の場所に保管されます。 Lightweight Directory Access Protocol (LDAP) やローカル・ファイル・システムまたはリモート・ファイル・システムなど、ネーミングおよびディレクトリー・サービスとして使用できるさまざまな JNDI サービス・プロバイダーがあります。

JMS クライアントは JMS 管理対象オブジェクトを使用して JMS プロバイダーに接続するため、管理対象オブジェクトを構成して、 JMS クライアントがメッセージを送受信する方法、またはメッセージをパブリッシュおよびサブスクライブする方法を定義します。 JMS クライアントは、 JMS プロバイダーとは直接通信せず、どの JMS プロバイダーが使用されているかを認識しません。 これは、 JMS クライアントを更新しなくても、 JMS プロバイダーを変更できることを意味します。

「JMS」 クライアントが JNDI 名前空間内の管理対象オブジェクトに接続してアクセスできるように IBM MQ classes for JMS を構成するには、 IBM MQ エクスプローラーで以下のタスクを実行する必要があります。

手順

  1. JNDI 名前空間に接続します。 詳しくは、 初期コンテキストの追加を参照してください。
  2. JNDI 名前空間に保管される管理対象オブジェクトを作成して構成します。 詳しくは、「 接続ファクトリーの作成 」および「 宛先の作成」を参照してください。

結果

「JMS」 アプリケーションのプログラミングおよび IBM MQ classes for JMSの構成について詳しくは、 IBM 資料IBM MQ classes for JMS の使用 を参照してください。