接続詳細のプロパティー
「接続の詳細プロパティー」ダイアログで、接続のプロパティーを表示および設定できます。
接続詳細のプロパティーを表示するには、キュー・マネージャーを右クリックして、「接続詳細」を選択してから「プロパティー」をクリックします。 下の表には、設定できるすべてのプロパティーがリストされています。
「一般」ページ
以下の表には、「接続詳細」プロパティー・ダイアログの「一般」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
項目 | 説明 |
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キュー・マネージャー名 | 読み取り専用。 ローカル・キュー・マネージャーの名前。 |
接続タイプ | 読み取り専用。 接続のタイプ。 有効な値は以下の 3 つです。
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接続名 | 読み取り専用。 ハンドルを所有するチャネルに関連した接続名。 ハンドルに関連付けられているチャネルがない場合、この値は空になります。 この値は、ハンドルがチャネル・イニシエーターに属する場合にのみ表示されます。 |
チャネル名 | 読み取り専用。 チャネル定義の名前。 |
リフレッシュ間隔 (秒) | IBM® MQ エクスプローラー がキュー・マネージャーに関する情報をリフレッシュする頻度。 |
自動再接続 | 各キュー・マネージャーへの接続の構成。これにより、 IBM MQ エクスプローラー は始動時に自動的に接続されるか、接続が失われた場合 (例えば、リモート・キュー・マネージャーへのネットワーク接続が失敗した場合) に再接続されます。 重要: 「ユーザー ID」ページに記載されている 「自動再接続」 プロパティーまたは 「パスワードのプロンプト」 プロパティーのいずれかを有効にすることができますが、両方を有効にすることはできません。
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待機間隔 | IBM MQ エクスプローラー が応答キュー内のメッセージを待機する秒数。 |
有効期限間隔 | メッセージが応答キューに残される秒数。 このキューは、 IBM MQ エクスプローラー がキュー・マネージャーとの通信に使用するキューです。 |
セキュリティー出口ページ
以下の表には、「接続詳細」プロパティー・ダイアログの「セキュリティー出口」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
項目 | 説明 |
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出口名 | セキュリティー出口によって実行する出口プログラムの名前を指定します。 「出口名」は、最大で 1024 文字の長さになります。大/小文字の区別があります。 「出口名」には、ディレクトリーまたは JAR ファイルに格納されている Java クラスの完全修飾名を指定できます。「出口名」として、C 出口 (形式は dll_name(function_name) ) を指定することもできます。 C 出口を見つける場合には、この出口のデフォルト・パスが必ず使用されます。デフォルト・パスが設定されていない場合以外は、この項目フィールドで出口ライブラリーの場所を指定することはできません。 |
ディレクトリー内 | セキュリティー出口のディレクトリーを指定します。 (Java 出口のみ) |
jar 内 | セキュリティー出口の jar ファイルを指定します。(Java 出口のみ) |
出口データ | 「出口データ」は、最大で 32 文字の長さになります。 この属性に値が定義されていない場合、このフィールドはすべてブランクになります。 |
「ユーザー ID」ページ
以下の表には、「接続詳細」プロパティー・ダイアログの「ユーザー ID」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
項目 | 説明 |
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ユーザー識別を使用可能にする | このダイアログのフィールドを有効にする場合は、「ユーザー識別を使用可能にする」を選択します。 |
ユーザー ID の互換モード | これを選択すると、 IBM MQ 8.0より前に作成されたセキュリティー出口と互換性のある方法でユーザー ID とパスワードがサーバーに渡されます。 |
ユーザー ID | ユーザー ID とパスワードを指定すると、これらはサーバーに渡されて、以下のいずれかによって使用できるようになります。
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パスワードなし (No password) | これを選択すると、パスワードがユーザー ID と一緒にサーバーに渡されることはなくなります。 |
パスワードのプロンプト (Prompt for password) | これを選択すると、ユーザー ID と一緒にサーバーに渡すパスワードを入力するよう求めるプロンプトがユーザーに対して表示されます。 プロンプトは接続操作の一環として表示されます。 |
保存されているパスワードを使用 (Use saved password) | これを選択すると、保存されているパスワードがユーザー ID と一緒にサーバーに渡されます。 |
保存されたパスワード (Saved password) | ユーザー ID と一緒にサーバーに渡される、保存済みのパスワード。 |
「SSL 鍵リポジトリー」ページ
以下の表には、「接続詳細」プロパティー・ダイアログの「SSL 鍵リポジトリー」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
項目 | 説明 |
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トラステッド証明書ストア | コンピューター上のトラストストアの場所。 「トラステッド証明書ストア」フィールドで、コンピューター上のトラストストアの場所を参照します。 トラストストアと鍵ストアには、クライアント・チャネル定義テーブルを使用する接続とともに使用される TLS 証明書が含まれています。 トラストストアと鍵ストアは、コンピューター上の同じ場所に存在している場合があります。 |
個人証明書ストア | コンピューター上のトラストストアの場所。 「個人証明書ストア」フィールドで、コンピューター上の鍵ストアの場所を参照します。 |
TLS 証明書ストアのデフォルトの場所とパスワードを使用して IBM MQ エクスプローラー を構成する方法について詳しくは、 TLS 証明書のデフォルトの場所とデフォルトのパスワードの指定を参照してください。
「SSL のオプション」ページ
以下の表には、「接続詳細」プロパティー・ダイアログの「SSL のオプション」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
項目 | 説明 |
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SSL FIPS が必須 | 読み取り専用。 「いいえ」(デフォルト) に設定すると、使用可能な暗号スイートをどれでも使用できます。 「はい」に設定すると、FIPS 認証の暗号スイートしか使用できません。 |
SSL CipherSpec | 「SSL CipherSpec」では、TLS 接続で使用する暗号化アルゴリズムとハッシュ機能の組み合わせを指定します。 CipherSpec は暗号スイートの一部になっています。この暗号スイートは、鍵交換と認証のメカニズムおよび暗号化とハッシュ関数のアルゴリズムを識別します。 TLS ハンドシェーク中に使用される鍵のサイズは、使用するデジタル証明書によって異なりますが、 IBM MQ でサポートされる CipherSpec の一部には、ハンドシェークの鍵サイズの指定が含まれています。 ハンドシェークの鍵サイズが大きいほど、認証は強力になります。 鍵のサイズが小さいほど、ハンドシェークは高速になります。 |
SSL リセット・カウント | 0 から 999 999 999 の範囲で、TLS 会話内で送受信されるバイト数。この数を超えると秘密鍵が再びネゴシエーションされます。 0 の値は、秘密鍵が再びネゴシエーションされないことを意味します。 バイト数には、メッセージ・チャネル・エージェント (MCA) によって送信される制御情報が含まれます。 このプロパティーの値が 0 より大きく、「チャネル・プロパティー」の「ハートビート間隔」プロパティーの値が 0 より大きい場合、メッセージ・データがチャネル・ハートビートに続いて送受信される前に、秘密鍵も再度ネゴシエーションされます。 |
ピア名 | TLS で使用するキュー・マネージャーの識別名 (DN)。 このピア名を設定すると、サーバーが特定の DN として正常に認証された場合に限って接続が認められることになります。 |