IBM MQ エクスプローラーのナビゲーター・ビュー
IBM® MQ エクスプローラーのナビゲーター・ビューには、IBM MQ エクスプローラーで管理およびモニターできるすべての IBM MQ オブジェクトが表示されます。
ナビゲーター・ビューで管理したりモニターしたりできるオブジェクトのタイプには、 他のコンピューターや他のプラットフォーム、例えば AIX®、Linux、z/OS® などにあるオブジェクトが含まれます。
「ナビゲーター」ビューのオブジェクトおよびフォルダー
「ナビゲーター」ビューには、オブジェクト、およびキュー・マネージャーおよびそのオブジェクトを含むフォルダーの 階層が含まれます。 下の表は、「ナビゲーター」ビューに表示されるオブジェクトおよびフォルダーを説明しています。
| オブジェクトまたはフォルダー | オブジェクトまたはフォルダーの目的 | 実行できるタスク | 詳細情報へのリンク |
|---|---|---|---|
| IBM MQ | IBM MQ オブジェクトはフォルダー階層のルートであり、コンピューター上の IBM MQ のインストール済み環境を表します。 | IBM MQ オブジェクトを右クリックし、IBM MQ プロパティーの構成、トレースの開始、または TLS 証明書の管理など、ローカル・コンピューター上の IBM MQ 全体に影響するタスクを実行します。 | IBM MQ の構成 |
| キュー・マネージャー | 「キュー・マネージャー」 フォルダーには、非表示にしていない限り、 ローカル・コンピューター上にあるすべてのキュー・マネージャーが含まれます。 z/OS キュー・マネージャーを含め、リモート・キュー・マネージャーを追加することもできます。 「キュー・マネージャー」フォルダーに表示されている限り、IBM MQを 使用して、すべてのキュー・マネージャーを管理およびモニターできます。 | 「キュー・マネージャー」フォルダーをクリックして、 キュー・マネージャーとその属性を「コンテンツ」ビューにリストします。 「キュー・マネージャー」フォルダーを右クリックし、新規キュー・マネージャーの作成、 またはリモート・キュー・マネージャーの IBM MQ エクスプローラーへの追加などのタスクを実行します。 | キュー・マネージャー |
| キュー・マネージャー | 「キュー・マネージャー」フォルダーに表示される各キュー・マネージャーは、 階層中のキュー・マネージャー・オブジェクト・アイコンによって表されます。 キュー・マネージャーに所属するオブジェクトは、そのキュー・マネージャーの下のフォルダーで編成されます。 | キュー・マネージャーをクリックし、「コンテンツ」ビューにキュー・マネージャーの属性の概要を表示します。 キュー・マネージャーを右クリックし、キュー・マネージャーの開始および停止、またはキュー・マネージャーのプロパティーの 構成などのタスクを実行します。 キュー・マネージャーを拡張し、キュー・マネージャーのオブジェクトを含むフォルダーを表示します。 | キュー・マネージャー |
| キュー | 「キュー」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義されるすべてのキューが含まれます。 | 「キュー」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに キュー・マネージャーのキューをリストします。 「キュー」フォルダーを右クリックし、新規キューの作成などのタスクを実行します。 | キュー |
| チャネル | 「チャネル」フォルダーには、クライアント接続チャネル以外の、 キュー・マネージャーで定義されるすべてのチャネルが含まれます。 | 「チャネル」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに キュー・マネージャーのチャネルをリストします。 「チャネル」フォルダーを右クリックし、新規チャネルの作成などのタスクを実行します。 | チャネル |
| クライアント接続 | 「クライアント接続」フォルダーには、キュー・マネージャーで 定義されるすべてのクライアント接続チャネルが含まれます。 | 「クライアント接続」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに キュー・マネージャーのクライアント接続チャネルをリストします。 「クライアント接続」フォルダーを右クリックし、新規クライアント接続チャネル作成などの タスクを実行します。 | チャネル |
![]() リスナー |
![]() 「リスナー」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義済みのすべてのリスナー・オブジェクトが含まれます。コマンド行からリスナー・サービスを開始する場合、リスナーは「リスナー」フォルダーには表示されません。「リスナー」フォルダーは z/OS キュー・マネージャーでは使用できません。 |
![]() 「リスナー」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに
キュー・マネージャーのリスナー・オブジェクトをリストします。
「リスナー」フォルダーを右クリックし、新規リスナー・オブジェクトの作成などのタスクを実行します。 |
![]() リスナー |
![]() サービス |
![]() 「サービス」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義済みのすべての
カスタム・サービスが含まれます。
「サービス」フォルダーは z/OS キュー・マネージャーでは使用できません。 |
![]() 「サービス」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに
キュー・マネージャーのカスタム・サービスをリストします。
「サービス」フォルダーを右クリックし、新規のカスタム・サービスの作成などのタスクを実行します。 |
![]() サービス |
| プロセス定義 | 「プロセス定義」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義されるすべてのプロセス定義が含まれます。プロセス定義には、キュー・マネージャー上のトリガー・イベントに対する応答として開始するアプリケーションの詳細が含まれます。 | 「プロセス定義」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに プロセス定義をリストします。 「プロセス定義」フォルダーを右クリックし、新規プロセス定義の作成などのタスクを実行します。 | プロセス定義 |
| 名前リスト | 「名前リスト」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義されるすべての 名前リストが含まれます。 名前リストは、他の MQ オブジェクトの名前のリストです。 | 「名前リスト」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに 名前リストをリストします。 「名前リスト」フォルダーを右クリックし、新規名前リストの作成などのタスクを実行します。 | 名前リスト |
| 認証情報 | 「認証情報」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義されるすべての認証情報オブジェクトが含まれます。認証オブジェクトには 2 つのタイプがあります。
|
「認証情報」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに認証情報オブジェクトをリストします。 「認証情報」フォルダーを右クリックし、新規認証オブジェクトの作成などのタスクを実行します。 | 認証情報 |
記憶域クラス |
「記憶域クラス」フォルダーには、キュー・マネージャー上のすべての記憶域クラス (記憶域クラス) が含まれます。
共用されていないキューにあるメッセージは、ページ・セットに保管されます。
記憶域クラスは、キューをページ・セットにマップします。
「記憶域クラス」フォルダーは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
「記憶域クラス」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに記憶域クラスをリストします。「記憶域クラス」フォルダーを右クリックし、新しい記憶域クラスの作成などのタスクを実行します。 |
記憶域クラス |
キュー共用グループ |
「キュー共用グループ」フォルダーには、キュー・マネージャーで定義される
すべてのキュー共用グループが含まれます。
「キュー共用グループ」フォルダーは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
「キュー共用グループ」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに
キュー共用グループをリストします。
「キュー共用グループ」フォルダーを拡張し、含まれるキュー共用グループを表示します。 |
キュー共用グループ |
キュー共用グループ |
「キュー共用グループ」フォルダーに表示される各キュー共用グループは、
階層中のノードによって表されます。
キュー共用グループ内のオブジェクトは、キュー共用グループに所属するすべてのキュー・マネージャーで使用可能です。
キュー共用グループにあるオブジェクトは、そのキュー共用グループの下のフォルダーで編成されます。キュー共用グループは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
キュー共用グループをクリックし、「コンテンツ」ビューにキュー共用グループの属性の概要を表示します。
キュー共用グループを右クリックし、キュー共用グループの削除、またはキュー共用グループのプロパティーの表示などの
タスクを実行します。
キュー共用グループを拡張し、キュー共用グループ内のすべてのキュー・マネージャーに使用可能なオブジェクトを含む
フォルダーを表示します。 |
キュー共用グループ |
共用キュー |
「共用キュー」フォルダーには、キュー共用グループ内の処理「共用」を持つすべてのキューが含まれます。
キュー共用グループ内のすべてのキュー・マネージャーは、チャネルを必要とせずに共用キューに書き込んだり、共用キューから
読み取ったりすることができます。
「共用キュー」フォルダーは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
「共用キュー」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに
共用キューをリストします。
「共用キュー」フォルダーを右クリックし、新規共用キューの作成などのタスクを実行します。 |
IBM MQ キュー |
カップリング・ファシリティー構造 |
「カップリング・ファシリティー構造」フォルダーには、
キュー共用グループで使用可能なすべてのカップリング・ファシリティー構造オブジェクトが含まれます。
カップリング・ファシリティー・オブジェクトは、キュー共用グループ内のどのキュー・マネージャーでもメッセージが
取得できるように、共用キュー上にあるメッセージを保管する、物理カップリング・ファシリティー構造を表します。
「カップリング・ファシリティー構造」フォルダーは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
「カップリング・ファシリティー構造」フォルダーをクリックし、
「コンテンツ」ビューにカップリング・ファシリティー・オブジェクトをリストします。
「カップリング・ファシリティー構造」フォルダーを右クリックし、新規カップリング・ファシリティー・オブジェクトを作成して物理カップリング・ファシリティー構造を表すなどのタスクを実行します。 |
![]() カップリング・ファシリティー構造 |
グループ定義 |
「グループ定義」フォルダーには、MQ オブジェクトは直接含まれません。
「グループ定義」フォルダーには、処理「グループ」を持つキュー共用グループ内の MQ オブジェクトを含む他のフォルダーが入っています。
つまり、キュー共用グループ内のすべてのキュー・マネージャーに、オブジェクトのコピーがあります。
「グループ定義」フォルダー内のフォルダーにあるオブジェクトは、z/OS キュー・マネージャーに
所属するオブジェクトのサブセットです。「グループ定義」フォルダーは非表示にできます。
「グループ定義」フォルダーは、z/OS キュー・マネージャーでのみ使用可能です。 |
「グループ定義」フォルダーを拡張し、含まれるオブジェクト・フォルダーを表示します。 |
キュー共用グループ |
| キュー・マネージャー・クラスター | 「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダー には、IBM MQ エクスプローラーが認識するすべてのクラスターが含まれます。 IBM MQ エクスプローラーは、「キュー・マネージャー」フォルダー内の キュー・マネージャーに所属するクラスターを認識します。「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーは、「キュー・マネージャー」フォルダー内のキュー・マネージャーがクラスターに所属する場合のみ使用可能です。 | 「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーをクリックし、 「コンテンツ」ビューにクラスターをリストします。 「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーを右クリックし、 新規キュー・マネージャー・クラスターの作成などのタスクを実行します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
| クラスター | 「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーに表示される 各キュー・マネージャー・クラスターは、階層内のノードによって表されます。 クラスターに所属するキュー・マネージャー は、「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダー内のフォルダーに表示されます。 キュー・マネージャー・クラスターは、「キュー・マネージャー」フォルダー内の キュー・マネージャーがクラスターに所属する場合のみ、IBM MQ エクスプローラーでの管理に使用可能です。 | キュー・マネージャー・クラスターをクリックし、クラスターについての情報を表示します。 キュー・マネージャー・クラスターを右クリックし、キュー・マネージャーの追加などのタスクを実行します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
| フル・リポジトリー | 「フル・リポジトリー」 フォルダーには、クラスターのフル・リポジトリーを ホストするすべてのキュー・マネージャーが含まれます。 「フル・リポジトリー」フォルダー内のキュー・マネージャーは、クラスターについての情報の完全かつ最新のセットを保管します。 「フル・リポジトリー」 フォルダー は、「キュー・マネージャー」フォルダー内のキュー・マネージャーがクラスターに所属する 場合のみ使用可能です。 | 「フル・リポジトリー」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに クラスターのフル・リポジトリーをホストするキュー・マネージャーをリストします。 「フル・リポジトリー」フォルダーを右クリックし、クラスターに、フル・リポジトリーを ホストする別のキュー・マネージャーを追加します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
| フル・リポジトリーをホストするキュー・マネージャー | クラスターに対してフル・リポジトリーをホストする各キュー・マネージャーは、階層中のノードによって表されます。「フル・リポジトリー」フォルダー内のキュー・マネージャーは、クラスターについての情報の完全かつ最新のセットを保管します。 | キュー・マネージャーをクリックし、キュー・マネージャーで使用可能なクラスター・キューおよびクラスター・チャネルをリストします。 キュー・マネージャーを右クリックし、クラスターからのキュー・マネージャーの除去、またはクラスターでのキュー・マネージャーのキューの共用などのタスクを実行します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
| 部分リポジトリー | 「部分リポジトリー」 フォルダーには、クラスターの部分リポジトリーを ホストするすべてのキュー・マネージャーが含まれます。 「部分リポジトリー」フォルダー中のキュー・マネージャーは、キュー・マネージャーが 使用する必要があるクラスター中のオブジェクトについての情報だけを保管します。 | 「部分リポジトリー」フォルダーをクリックし、「コンテンツ」ビューに クラスターの部分リポジトリーをホストするキュー・マネージャーをリストします。 「部分リポジトリー」フォルダーを右クリックし、クラスターに、部分リポジトリーを ホストする別のキュー・マネージャーを追加します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
| 部分リポジトリーをホストするキュー・マネージャー | クラスターに対して部分リポジトリーをホストする各キュー・マネージャーは、階層中のノードに よって表されます。 「部分リポジトリー」フォルダー中のキュー・マネージャーは、キュー・マネージャーが 使用する必要があるクラスター中のオブジェクトについての情報だけを保管します。 | キュー・マネージャーをクリックし、キュー・マネージャーで使用可能なクラスター・キューおよびクラスター・チャネルをリストします。 キュー・マネージャーを右クリックし、クラスターからのキュー・マネージャーの除去、またはクラスターでのキュー・マネージャーのキューの共用などのタスクを実行します。 | キュー・マネージャー・クラスター |
他のプラグインのうち、インストールして IBM MQ エクスプローラーに対して使用可能にしたプラグインがどれであるかによって、「ナビゲーター」ビューには他のフォルダーやオブジェクトが表示される場合があります。
![[IBM i]](./ngibmi.gif)
リスナー![[UNIX]](./ngunix.gif)
![[Windows]](./ngwin.gif)
記憶域クラス
資料