IBM MQ エクスプローラーの使用による IBM MQ の構成
「ナビゲーター」ビューで「プロパティー」ダイアログを使用して、インストール済み環境全体に適用される特定の IBM® MQ プロパティーを構成できます。 必要であれば、個別のキュー・マネージャーのプロパティーを構成することもできます。
このタスクについて
コンピューター上での IBM MQ のインストール全体に適用する、IBM MQ の特定のプロパティーを構成する ことができます。必要であれば、個々のキュー・マネージャーを構成して、IBM MQ プロパティーを指定変更できます。
IBM MQ を構成するには、以下の手順を実行します。
手順
- 「ナビゲーター」ビューで、「IBM MQ」を右クリックしてから、「プロパティー...」をクリックします。「プロパティー」ダイアログが開きます。
- 「プロパティー」ダイアログで、必要に応じて以下のいずれかのタイプのプロパティーを構成します。
- 一般: 基本的な IBM MQ プロパティー。 例えば、コンピューターでのキュー・マネージャーのデフォルト位置など。
- 拡張: より拡張された IBM MQ プロパティー。 例えば、EBCDIC 改行文字が ASCII に変換される方法など。
- 出口: IBM MQ を、自分で作成したコード・モジュール (出口) を 使用するために構成します。
- デフォルト・ログ設定: IBM MQ ログの位置とタイプを 変更します。
- ACPI: コンピューターがハイバネートを試みる場合に IBM MQ が 応答する方法を指定します。
- アラート・モニター: 必要なキューが欠落しているなどの問題が ある場合に、アラートを出すように IBM MQ を構成します。
タスクの結果
サブトピック
- キュー・マネージャーとオブジェクトの作成および構成
ナビゲーター・ビューとコンテンツ・ビューを使用して、IBM MQ エクスプローラーでキュー・マネージャーやオブジェクトの作成、構成、および削除を行うことができます。 - 問題のためのオブジェクト定義のテスト
IBM MQ エクスプローラーのテストを使用して、オブジェクト定義のエラーおよび潜在的な問題を検査できます。 - テスト・メッセージの送信
テスト・メッセージを使用して、アプリケーションまたはキュー・マネージャーがキューにメッセージを書き込むことができるかどうかを検査できます。 キュー上に既に存在するメッセージを参照することや、キューからメッセージを消去することもできます。 - オブジェクトとサービスの開始および停止
キュー・マネージャーのオブジェクトを作成するには、キュー・マネージャーが実行中である必要があります。 同様に、アプリケーションがチャネルを介してメッセージを送信するには、 チャネルが実行中で、受信キュー・マネージャーに実行中のリスナーがある必要があります。 さらに、必要であれば、チャネル・イニシエーターやトリガー・モニターなどのサービスが実行中でなければなりません。 - キュー・マネージャーの表示または非表示
デフォルトで、ナビゲーター・ビューには、IBM MQ エクスプローラーがインストールされているコンピューター上のすべてのキュー・マネージャーが表示されます。 ただし、現在管理していないキュー・マネージャーが存在する場合には、それを非表示にすることも選択できます。 また、リモート・キュー・マネージャーを表示または非表示にすることもできます。 - キュー・マネージャーの接続および切断
IBM MQ エクスプローラーでキュー・マネージャーを管理するには、IBM MQ エクスプローラーをキュー・マネージャーに接続する必要があります。 - リモート・キュー・マネージャーの管理
IBM MQ エクスプローラー で、リモート・コンピューター上の IBM MQ キュー・マネージャーをリモート管理用に使用可能にすることができます。 - メッセージ・チャネルでの相互通信の維持
メッセージ・チャネルでの相互通信を維持するために処置を施す必要が生じることがあります。 例えば、メッセージをバックアウトするかコミットして未確定チャネルを解決することや、 チャネルの両端でメッセージ・カウントが同期していない場合にチャネル同期をリセットすることが必要となることがあります。 また、送信側チャネルが未確定になって使用できなくなる可能性を減らすためにチャネルを構成することもできます。 - パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングの構成
パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングでは、メッセージの送信者 (パブリッシャー) がメッセージ受信者 (サブスクライバー) から分離されます。 このため、パブリッシャーは誰がメッセージを受信するか認識する必要がなく、サブスクライバーは誰がメッセージを送ったかを必ずしも認識しません。 パブリッシャーはメッセージをブローカーにパブリッシュし、ブローカーは、メッセージの情報を希望するすべての登録済みサブスクライバーに対してメッセージを配布します。 - バージョン 7.0 以降のキュー・マネージャーのパブリッシュ/サブスクライブの構成
IBM MQ エクスプローラーでは、バージョン 7.0 以降のキュー・マネージャーをパブリッシュ/サブスクライブ・エンジンとして構成し、パブリッシュ側のアプリケーションとサブスクライブ側のアプリケーションの間でメッセージを経路指定することができます。 構成をテストするには、サブスクライバーとして登録し、テスト・パブリケーションを送受信する権限があるならそれを行ってみます。 - 複数インスタンス・キュー・マネージャーの管理
リモート接続を使用して複数インスタンス・キュー・マネージャーを管理するには、IBM MQ エクスプローラーを構成する必要があります。 - キュー・マネージャー・クラスターの作成および構成
クラスターとは、相互に論理的に関連付けられ、情報を共有できる 2 つ以上のキュー・マネージャーのグループのことです。 IBM MQ エクスプローラーのウィザードとプロパティー・ダイアログを使用して、キュー・マネージャー・クラスターを作成して構成することができます。 - セキュリティーと権限の管理
IBM MQ のセキュリティー対応機能には、Transport Layer Security (TLS) の使用によるチャネルのセキュリティー保護や IBM MQ オブジェクトへのアクセス制御などがあります。 - オブジェクトの状況の表示
さまざまな状態にあるオブジェクトの現行状況を IBM MQ エクスプローラーで表示できます。IBM MQ チャネルの場合は、保存状況を表示することもできます。 - アプリケーションへの接続の表示およびクローズ
「アプリケーション接続」ダイアログを使用して、 特定のキュー・マネージャーに現在接続しているアプリケーション、およびアプリケーションが現在アクセスしているキュー・マネージャー・オブジェクトを調べることができます。 また、このダイアログを使用して接続を閉じることもできます。
親トピック: IBM MQ エクスプローラー

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http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSFKSJ_9.0.0/com.ibm.mq.explorer.doc/com.ibm.mq.explorer.doc/e_configuring.htm