トピック

トピックとは、パブリケーションで取り上げられている論題です。トピックは、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージでパブリッシュされる情報の主題を示す文字ストリングです。 サブスクライバーは、必要な情報を受け取るために、ワイルドカードを使用してトピックまたはトピック範囲を指定できます。

トピックとは、パブリケーションで取り上げられている論題で、長さが 10,240 文字までの文字ストリングで構成されます。トピックは、パブリッシュ/サブスクライブ・システムでメッセージを正常に送達するためのキーとなります。 各メッセージに特定の宛先アドレスを含める代わりに、パブリッシャーは各メッセージにトピックを割り当てます。 キュー・マネージャーは、トピックと、そのトピックをサブスクライブしているサブスクライバーのリストとを突き合わせ、それらの各サブスクライバーにメッセージを配信します。

パブリッシャーは、メッセージで指定するトピックを注意して選択することにより、パブリケーションを受け取るサブスクライバーを制御できます。

パブリッシャーが使用するメッセージのトピックをあらかじめ定義しておく必要はありません。トピックは、パブリケーションまたはサブスクリプションで初めて指定されたときに作成されます。

トピック・ストリング、ワイルドカード文字、特殊文字、およびトピック・ツリーの最新情報については、以下の情報を参照してください。

トピック・ストリング内のワイルドカードと特殊文字

このトピックでは、パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングのIBM® WebSphere® MQ バージョン 7.0 以降のインプリメンテーションで使用されるワイルドカードについて詳しく説明します。

トピックには、Unicode 文字セットの任意の文字を使用できます。 ただし、バージョン 7.0 またはそれ以降のパブリッシュ/サブスクライブでは、次の 3 文字は特別な意味を持ちます。
  • トピック・レベル分離文字「/」
  • マルチレベル・ワイルドカード「#」
  • 単一レベル・ワイルドカード「+」

トピック・レベル分離文字はトピックに構造を取り入れるために使用され、その目的でトピック内で指定できます。

ワイルドカードは IBM MQ パブリッシュ/サブスクライブのトピック・システムの強力な機能です。サブスクライバーはワイルドカードを使用することにより、1 回で複数のトピックにサブスクライブできます。 マルチレベル・ワイルドカードと単一レベル・ワイルドカードはサブスクリプションに使用できますが、メッセージのパブリッシャーがトピック内で使用することはできません。

ただし、パブリッシャーがトピック内のあるトピック・レベルで「+」または「#」文字を他の文字と一緒に使用した場合、これらの文字はワイルドカードとしては扱われず、特別な意味を持ちません。


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タイム・スタンプ・アイコン 最終更新: 2018 年 2 月 6 日 (火)
http://www.ibm.com/support/knowledgecenter/SSFKSJ_9.0.0/com.ibm.mq.explorer.doc/com.ibm.mq.explorer.doc/e_topics.htm