手順
- 受信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。
- 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。
runmqsc
MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。
- 以下のコマンドを入力して、受信側のチャネルを定義します。
define channel (QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype (RCVR) trptype (TCP)
チャネルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。
- 新しいコマンド・ウィンドウを開き、どのポートが空いているかを確認します。次のコマンドを入力します。
netstat -an
これによって、実行中のプロセスのリストが表示されます。各プロセスのポート番号を確認し、ポート 1414 が使用中であることを確かめます。この番号は、「ローカル・アドレス」列にあります。この情報は、ip_address:port_being _used という形式で与えられています。
ポート 1414 が使用中でない場合は、1414 を後の検証時のリスナーおよび送信側チャネル用のポート番号として使用します。このポート番号が使用中の場合は、使用されていない代替ポートを選択します。例えば、1415 が他のプロセスで使用されていない場合は、これを選択します。
- 検査では、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始する必要があります。デフォルトでは、リスナーはポート 1414 を listen します。ステップ c でポート 1414 が空いていることがわかった場合、アクションは何も必要ありません。ステップ e に進んでください。1414 以外のポートを使用する必要がある場合は、SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.TCP の定義を変更してください。例えば、ポート 1415 を使用するには、MQSC ウィンドウで次のコマンドを入力します。
alter listener(system.default.listener.tcp) trptype(tcp) port(port_number)
port_number は、リスナーが稼働するポートの番号です。これは、この手順のステップ 2b で送信側チャネルの定義時に使用した番号と同じである必要があります。
- 「MQSC」ウィンドウで、次のコマンドを入力することによって、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始します。
start listener(system.default.listener.tcp)
- 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。
end
コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。
- 送信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。
- 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。
runmqsc
MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。
- 以下のコマンドを入力して、送信側のチャネルを定義します。
define channel(QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype(sdr) conname('con-name(port)') xmitq(QM_APPLE) trptype(tcp)
con-name という値は、受信側のワークステーションの TCP/IP アドレスです。
port という値は、リスナーが稼働する、受信側マシン上のポートで、そのデフォルト値は 1414 です。
- 以下のコマンドを入力して、チャネルを開始します。
start channel (QM_ORANGE.QM_APPLE)
- 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。
end
コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。
タスクの結果
これで、送信側のキュー・マネージャー QM_ORANGE から受信側のキュー・マネージャー QM_APPLE のキュー Q1 にメッセージを送信するために必要なすべての
IBM MQ オブジェクトを作成できました。次のタスクは、テスト・メッセージを送信することです。