この章では、BIRT JavaScript クラスの参照情報を説明します。BIRT では、Rhino JavaScript の一部であるネイティブの JavaScript クラスに加えて、複数の JavaScript クラスが提供されています。
レポートの開発者は、式を作成する場合にすべての BIRT クラス、およびそのプロパティーおよび関数にアクセスできます。
各 BIRT クラスは、式ビルダーのカテゴリー・リストに BIRT Functions として表示されます。
Java コード 内に書かれた BIRT イベント・ハンドラーは、BIRT JavaScript クラスに直接にはアクセスできません。ただし、要素上に新規のユーザー・プロパティーを定義し、JavaScript 式を使用してそのプロパティーに値を代入することにより、この制限を部分的に回避できます。
JavaScript 式では、すべての BIRT JavaScript オブジェクトを使用できます。
Java コードはユーザー・プロパティーの値にアクセスするため、Java コードはこの方法で JavaScript 式の評価結果にアクセスします。
この手法における主な制限は、その式が要素の作成時に評価されることであり、そのため静的であることです。
Java スクリプトの作成について詳しくは、『レポート設計でのスクリプトの使用』を参照してください。