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JavaScript または Java の選択

イベント・ハンドラーを作成する際には、JavaScript および Java のいずれを使用する場合にも、それぞれ利点と欠点があります。これら 2 つの言語のいずれか一方のみに精通している開発者の場合、使い慣れた言語を使用する方が明らかに便利ですが、それ以外の開発者の場合は、レポートの要件に応じて使用する言語を決定することになります。

イベント・ハンドラーの作成に JavaScript を使用する利点は、以下のとおりです。

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JavaScript イベント・ハンドラーをレポートに追加する方が、Java で書かれたイベント・ハンドラーを追加する作業よりも若干簡単です。JavaScript イベント・ハンドラーを作成するためには、Eclipse で Java 環境を作成する必要がなく、Eclipse の Java 開発プロセスを学習する必要もありません。 パッケージの指定やインターフェースの実装は不要です。作成するイベント・ハンドラーのパラメーターを知っておく必要もありません。
JavaScript イベント・ハンドラーを追加するには、まず、「スクリプト」タブのドロップダウン・リストからイベント・ハンドラーの名前を選択します。次に、コードを入力します。
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JavaScript は要件が比較的緩いため、コーディング時の必要事項が Java よりも少なくて済みます。

イベント・ハンドラーの作成に Java を使用する利点は、以下のとおりです。

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Eclipse Java 開発環境は非常に強力であり、自動補完、コンテキスト・ヘルプ、キーボード・ショートカット、パラメーター・ヒントなど多数の機能が組み込まれています。
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レポート用のすべての Java イベント・ハンドラーは、簡単に表示可能な Java ファイル内に存在します。対照的に、JavaScript イベント・ハンドラーはそのデザインに埋め込まれ、同時に表示できるのは 1 つのハンドラーのみです。

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