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タスク 6:  データのソート

最初にレポートを作成してプレビューした際、レポートのデータ行は照会によって返された順序で表示されます。その順序は、データがどのようにデータ・ソースに提供されたかなど、さまざまな要因によって変化します。多くの場合、レポートに表示されるデータの順序を変更する必要があります。

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図 1-18 に示すように、レイアウト・エディターで左下隅の「テーブル」タブを選択してテーブルを選択します。 このタブは、マウス・ポインターをテーブルの左下隅に移動すると表示されます。

図 1-18 テーブルの選択

図 1-18  テーブルの選択
図 1‑19 に示すように、「プロパティー・エディター」にテーブルのプロパティーが表示されます。

図 1-19 テーブルの一般プロパティーを表示する「プロパティー・エディター」

図 1-19  テーブルの一般プロパティーを表示する「プロパティー・エディター」
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図 1-20 は、ソート定義を示しています。

図 1-20「新規ソート・キー」のソート定義

図 1-20  「新規ソート・キー」のソート定義
「OK」を選択します。 「ソート」ページに、定義済みのソート・キーが表示されます。
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レポートをプレビューします。 図 1-21 に示すように、お客様の名前で昇順にソートされたデータが表示されます。

図 1-21 お客様の名前でソートされたデータ

図 1-21  お客様の名前でソートされたデータ
大文字が含まれる名前がリストの先頭に表示されることに注意してください。 BIRT は UCS-2 コード・ポイント値によってストリング・データをソートします。 ASCII ベースの文字セットでは、大文字は小文字よりもコード・ポイント値が小さくなっています。 そのため、大文字は小文字よりも前に表示されます。
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図 1-22 に示されているように、「ソート」ページでソート・キーを選択して「編集」を選択します。

図 1-22「ソート」ページに表示されたソート・キー

図 1-22  「ソート」ページに表示されたソート・キー
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row["CUSTOMERNAME"].toUpperCase()
この式では、JavaScript の toUpperCase( ) 関数を使用して、ソート前にお客様の名前の値をすべて大文字に変換します。 JavaScript の関数名では大/小文字が区別されますので、正確に toUpperCase( ) と入力する必要があります。列名への参照でも大/小文字が区別されます。この式では、row["CUSTOMERNAME"] が、使用される正しい名前です。 例えば、row["customername"] と入力すると、レポートの実行時に BIRT Report Designer がエラーを表示します。 データ・エクスプローラーに表示される名前を参照することで、列名の大文字化を検査することができます。
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