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タスク 7:  レポートの書式設定

レポートに正しいデータが正しい順序で表示されることを確認できました。次は、レポートの外観を改善します。このセクションでは、以下の作業を実行します。

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列見出しの編集

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2  
3  
CUSTOMERNAME を以下のテキストで置換します。
Customer
4  
23 のステップを繰り返して、2 番目および 3 番目の列見出しを以下のテキストに変更する。
Phone
Contact
レポート設計は、図 1-23 のようになります。

図 1-23 レポート設計内の修正された列見出し

図 1-23  レポート設計内の修正された列見出し

列見出しの書式設定

レポート要素のフォーマットを設定するには、以下の 2 つの方法のいずれかに従ってそのプロパティーを設定します。

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レポート設計では、列見出しはプレーン・テキストで表示され、中央揃えになります。ただし、生成される HTML レポートでは、列見出しは太字で表示され、中央揃えになります。この相違が生じる原因は、BIRT ではテーブル・ヘッダーに配置される項目にブラウザーのデフォルト・フォーマットが使用されるためです。

この手順では、プロパティー・エディターを使って列見出しを左に位置合わせし、スタイルを定義してヘッダー行に色を追加します。

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すべての列見出しを選択します。 複数の要素を選択するには、Shift キーを押したままで各要素をクリックします。図 1-24 に示すように、「プロパティー・エディター」に、選択された要素のプロパティーが表示されます。

図 1-24 プロパティー・エディターで選択された要素のプロパティー

図 1-24  プロパティー・エディターで選択された要素のプロパティー

「左」ボタン

2  

「太字」ボタン

3  
4  
2  
1  
メイン・メニュー・バーから、「要素」「スタイル」「新規スタイル」と選択します。
図 1-25 に示すように、「新規スタイル」が表示されます。左方にプロパティー・カテゴリーが表示されます。右側には、選択するカテゴリーのプロパティーが表示されます。

図 1-25 「新規スタイル」

図 1-25  新規スタイル
2  
table_header_row
3  
4  
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「OK」を選択します。
5  
レイアウト・エディターで、テーブルを選択します。 図 1‑26 に示すように、テーブルを選択すると、テーブルの上部および左側にガイド・セルが表示されます。

図 1-26 テーブルの上部および左側のガイド・セル

図 1-26  テーブルの上部および左側のガイド・セル
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8  
3  

図 1-27 ヘッダー行スタイルが表示されたレポート・プレビュー

図 1-27  ヘッダー行スタイルが表示されたレポート・プレビュー

同じ行の最初と最後の名前を表示

単一のセルに複数の要素を配置すると、BIRT Report Designer によりブロック・レベルの要素が作成されます。HTML に慣れたユーザーであればご存じのはずですが、各ブロック要素は新規行で始まります。 複数の要素を同じ行に表示するには、表示する要素をインライン要素として設定する必要があります。あるいは、この手順で説明するように、名と姓の値を連結して、単一のデータ要素として表示することもできます。

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3  
図 1-28 に示すように、「データ・バインディングの編集」に、現行のデータ要素に関連したデータに関する情報が表示されます。式の dataSetRow["CONTACTFIRSTNAME"] は、データ要素がデータ・セット内の CONTACTFIRSTNAME フィールドのデータを表示することを示しています。

図 1-28 データ・バインディングの編集

図 1-28  データ・バインディングの編集

式ビルダー・ボタン

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式ビルダーによって、ウィンドウの上部テキスト・エリアに式が表示されます。
5  
dataSetRow["CONTACTFIRSTNAME"] + " " + dataSetRow["CONTACTLASTNAME"]
図 1-29 は、式ビルダー内のこの式を示しています。空の引用符 (" ") によって、名と姓の間にスペースを追加します。 テキスト・エリアに式を入力するか、ウィンドウの右下の項目をダブルクリックすることで、その項目を式に挿入することができます。

図 1-29 データを連結する式が式ビルダーに表示されている

図 1-29  データを連結する式が式ビルダーに表示されている
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編集された式が「データ・バインディングの編集」に表示されます。
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図 1-30 連結された連絡先名が表示されたレポート・プレビュー

図 1-30  連結された連絡先名が表示されたレポート・プレビュー

行間のスペースを増やす

デフォルトのレイアウトでは、テーブルの行間に最小限のスペースが追加されます。 通常は、行間のスペースの調整が必要になります。

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図 1-31 レイアウト・エディター内の選択されたテーブル行

図 1-31  レイアウト・エディター内の選択されたテーブル行
「プロパティー・エディター」に、行のプロパティーが表示されます。 プロパティー・エディターで表示されるタイトルに、選択した要素のタイプが示されるため、「プロパティー・エディター - 行」と表示されるはずです。
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図 1-32 24 ポイントに設定された行の高さ

図 1-32  24 ポイントに設定された行の高さ
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レポートをプレビューします。 レポートは、図 1-33 のようになります。 データの行間のスペースが増えています。

図 1-33 増やされた行間隔が示されたレポート・プレビュー

図 1-33  増やされた行間隔が示されたレポート・プレビュー

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