タスク 7: 注文サブレポートの作成 注文サブレポートは、各お客様の注文を、行および列フォーマットでリストします。このレポートには、各注文のオーダー番号と日付が表示されます。Orders データ・セット行を反復して行および列フォーマットで表示するには、テーブル要素を使用します。 1 「レイアウト」を選択して、レポートの編集を再開します。 2 パレットからテーブル要素をドラッグし、詳細エリアの [CUSTOMERNAME] データ要素の下にドロップする。 3 「テーブルの挿入」で、以下の値を指定します。 「列数」に、2 を入力します。 「詳細の数」に、1 を入力します。 「データ・セット」のドロップダウン・リストから、「注文 (Orders)」を選択します。 「OK」を選択します。図 12-12 に示すように、リストの詳細エリアにテーブルが表示されます。 図 12-12 リストの詳細エリアに挿入されたテーブル 4 「データ・エクスプローラー」を選択し、「データ・セット」、「注文 (Orders)」の順に展開します。照会で指定した列が「注文 (Orders)」の下に表示されます。 5 データ・エクスプローラーから ORDERNUMBER をドラッグして、テーブルの詳細行の最初のセルにドロップします。 レイアウト・エディターで、ドロップされたデータ・セット・フィールドを含むテーブル・セルには、[ORDERNUMBER] を示すデータ要素が含まれます。このデータ要素の上に、レイアウト・エディターによってヘッダー行に追加されるラベル要素があります。 このラベルは、フィールド名を静的テキストとして表示し、列見出しとして機能します。 6 データ・エクスプローラーから ORDERDATE をドラッグして、詳細行の 2 番目のセルにドロップします。レポート設計は、図 12-13 のようになります。 図 12-13 注文サブレポートを含むレポート設計 7 注文行を注文番号でソートします。 1 Orders テーブルを選択します。 2 プロパティー・エディターで、「ソート」を選択します。 3 「ソート」ページで、「追加」を選択してソート式を作成します。 4 「新規ソート・キー」で、以下の値を指定してから「OK」を選択します。 「キー」のドロップダウン・リストから、ORDERNUMBER を選択します。 その他のフィールドについてはデフォルト値を使用します。 8 レポートをプレビューします。 レポートは、図 12-14 のようになります。 データ・セット・パラメーター CustID を作成したときに customerNumber にデフォルト値 103 を指定したので、すべてのお客様に同じ注文レコードが表示されます。このデフォルト値を使用すると、注文サブレポートにはお客様 103 の注文レコードが常に表示されます。 解決策は、マスター・レポートのお客様行が変更されるたびに、CustID パラメーターの値を動的に更新することです。この手順については、次のタスクで説明します。 BIRT レポート・デザイナーはテーブル・ヘッダーに配置される要素に関してブラウザーのデフォルト・フォーマットを使用するため、列見出しは太字、中央揃えで表示されます。後程のタスクで、これらの要素のフォーマットを再設定します。 図 12-14 反復する注文レコードを示すレポートのプレビュー
注文サブレポートは、各お客様の注文を、行および列フォーマットでリストします。このレポートには、各注文のオーダー番号と日付が表示されます。Orders データ・セット行を反復して行および列フォーマットで表示するには、テーブル要素を使用します。