CICS Explorer ワークスペースのバックアップを取る

CICS Explorer® の新しいリリースにアップグレードする前に、必要なときにワークスペースを以前のバージョンに復元できるように、CICS Explorer ワークスペースをバックアップしておくことをお勧めします。

このタスクについて

一部のリリースでは、CICS Explorer を新しいリリースにアップグレードし、新しいリリースで既存のワークスペースを使用すると、既存のワークスペースに保存されていたデータが自動的に新しいデータ形式に移行されます。それらのワークスペースは、以前のリリースの CICS Explorer では使用できなくなります。

そのため、以前のリリースの CICS Explorer を使用する必要がある場合は、アップグレードする前に、既存のワークスペースをバックアップしておく必要があります。 例えば、新しいリリースをテストするだけで、以前のリリースを使用し続けたいといった要件があります。

この状況は、バージョン 5.2 以前から CICS Explorer バージョン 5.4 にアップグレードする場合が該当します。 したがって、CICS Explorer バージョン 5.2 以前を使用する必要がある場合は、アップグレードする前に、既存のワークスペースをバックアップしておく必要があります。

CICS Explorer バージョン 5.2 以前では、デフォルト・ワークスペースの名前は .cicexplorer です。 CICS Explorer バージョン 5.3 以降では、デフォルト・ワークスペースの名前は .zosexplorer です。

接続定義を含め、CICS Explorer ワークスペースのバックアップを取るには、次の手順を実施します。

手順

  1. 現在のワークスペースを確実に保存するために、CICS Explorer を閉じます。
  2. CICS Explorer ワークスペースの場所にあるワークスペース・フォルダーを、別のフォルダーにコピーするか、アーカイブ・フォルダーに圧縮します。 例えば、.cicexplorer フォルダーまたは .zosexplorer フォルダーをコピーします。 ワークスペース・フォルダーの場所は、使用するオペレーティング・システムよって、また CICS Explorer ワークスペースの場所を設定したかどうかによって異なります。通常の場所は以下の通りです。
    Windows XP:
    Documents and Settings¥$USER¥
    Windows 7:
    ¥Users¥$USER¥
    Linux:
    /home/$username/
    OS X:
    /Users/user_name/
  3. 通常の方法で CICS Explorer をアップグレードします。

次のタスク

以前のリリースの CICS Explorer のワークスペースに戻すには、ワークスペース・フォルダーを、作成しておいたバックアップ・コピーに置き換えます。