前のインストール構成への復帰

CICS Explorer® のソフトウェアのインストール、アップグレード、およびアンインストールの際には、構成スナップショットが取られて履歴に保管されます。 インストール、アップグレード、アンインストールが正常に実行されなかった場合は、前の構成に戻すことにより、その結果をバックアウトできます。 CICS Explorer を前のバージョンに戻すこともできます。しかし、そのためには更新サイトへアクセスできなければなりません。これは CICS Explorer 製品をアップグレードする際に、以前のバージョンが保存されないからです。

始める前に

IBM® Installation Manager を使用して CICS Explorer のソフトウェアをインストール、アップグレード、またはアンインストールした場合、 ロールバック機能を使用して、以前のバージョンに戻すことができます。 その際、以下の手順を使用する必要はありません。

重要: Eclipse の制約事項として、以前のバージョンの CICS Explorer に戻すためには、必要なバージョンが含まれている更新サイトにアクセスできなければなりません。 更新サイトは IBM Fix Central の Web サイト (http://www.ibm.com/support/fixcentral) からダウンロードできます。
更新サイトをダウンロードするには、以下のステップを使用します。
  1. 「製品グループ (Product Group)」フィールドで、「その他のソフトウェア (Other Software)」または「WebSphere」を選択し、「製品 (Product)」で、「CICS Explorer」を選択します。 「インストールされているバージョン」フィールドおよび「プラットフォーム」フィールドで、「All」を選択し、「次へ進む」をクリックします。
  2. 「フィックスの参照」を選択し、「次へ進む」をクリックします。
  3. 元に戻すレベルの更新サイトを選択し、「次へ進む」をクリックします。
  4. ワークステーションに更新サイトをダウンロードします。 ファイルは解凍しないでください。 CICS Explorer は圧縮ファイルを必要とします。
  5. CICS Explorer の ワークベンチ・メニューの「ヘルプ」 > 「ソフトウェア更新」を使用して、更新サイトを追加します。 詳しくは、新規ソフトウェア更新サイトの追加を参照してください。
これで、CICS Explorer を必要なレベルに戻すことができるようになります。

このタスクについて

このサンプル・タスクでは、CICS Explorer を前の構成に戻す方法について説明します。

手順

  1. ワークベンチ・メニューで「ヘルプ」 > 「新規ソフトウェアのインストール」をクリックします。 「インストール」ウィンドウが開きます。
  2. 既にインストールされている項目の確認」リンクをクリックします。 「インストール詳細 (Installation Details)」ウィンドウが開きます。 「インストール履歴 (Installation History)」タブには、以前の構成のリストが表示されます。
  3. 復元する構成を選択します。構成を選択すると、その構成の内容がもう 1 つのペインに表示されます。
    重要: 以前の構成の一覧の中の最も古い項目は、インストールされた初期状態の CICS Explorer を表しています。この構成には何も含まれていません。 この構成は復元しないでください。これを復元すると、CICS Explorer で障害が発生し、これを完全に再インストールしなければならなくなります。
  4. 「戻る」をクリックします。 「ソフトウェア構成の復元 (Revert Software Configuration)」確認ダイアログが表示されます。
  5. 変更を有効にするためにワークベンチを終了して再始動するように求められたら、「はい」をクリックして確定します。

タスクの結果

CICS Explorer が選択された構成に戻り、再始動します。