CICS リソース・テーブル・ビューの構成

CICS® リソースを表示するほとんどのテーブル・ビューを構成できます。表示する列とその順序を指定することができます。 ビューの内容を 1 つ以上のリソース属性によってフィルターに掛け、1 つ以上のリソース属性を基準に内容をソートすることができます。

始める前に

既存のビューを構成したり、ビューをコピーしてそのコピーを構成したり、新しいビューを作成して構成したりできます。必要に応じて、ビューをコピーしたり新規作成したりしてください。CICS リソース・テーブル・ビューのコピーまたは CICS リソース・テーブル・ビューの作成を参照してください。

このタスクについて

ビューを構成する時に、その変更は保存され、ビューを開くたびに、指定した情報がビューに表示されます。
  • ビューの列として表示するリソース属性を追加/削除したり、それらの列の順序を変更したりすることができます。
  • ビューに適用される任意の属性によってリソースをフィルター操作できます (その属性をビュー内の列として表示しない場合でも)。
  • ビューに適用される任意の属性によってリソースをソートできます (その属性をビュー内の列として表示しない場合でも)。

リソース・テーブル・ビューを開いた状態で、列やフィルターやソートを変更することもできます。その変更はビュー構成には保存されません。ビューを参照してください。

制約事項: 必ず、ご使用の CICS システム接続でサポートされているフィルターやソートを指定してください。そうしないと、ビューを開く時にエラー・メッセージが表示されます。例えば、CICS TS バージョン 4 以降への CICS 管理クライアント・インターフェース (CMCI) 接続では、この資料で取り上げているすべてのフィルター演算子とソートがサポートされています。一方、一部の CICS システム接続では、等しい (=) フィルター演算子しかサポートされていなかったり、列によるソートがサポートされていなかったりします。

特定のリソース・ビューの変更のリストに示されているように、これらの手順は「リソース・グループ定義」ビュー、「グループ・リスト定義」ビュー、およびいくつかの古いスタイルのビューには該当しません。 これらのビューに該当する手順については、特定のリソース・ビューの変更を参照してください。

手順

  1. オプション: 構成するビューを開いて、そのビューから作業を始める場合は、以下の手順を実行します。
    1. 構成するリソース・ビューを開きます。
    2. ビューのツールバーにある「ビューの構成」アイコン 「ビューの構成」アイコン をクリックします。
    3. 構成するビューが、「プリファレンス」ウィンドウの「CICS ビュー構成」ペインで選択されていることを確認して、「編集」をクリックします。
    「ビュー構成の編集」ダイアログが表示されます。
  2. オプション: 「プリファレンス」ウィンドウから作業を始める場合は、以下の手順を実行します。
    1. 「プリファレンス」ウィンドウを開きます。
      • Windows または Linux: ワークベンチのメニュー・バーで、「ウィンドウ」 > 「プリファレンス」をクリックします。
      • OS X: メインメニューで、「IBM Explorer for z/OS」 > 「プリファレンス」をクリックします。
    2. 「プリファレンス」ウィンドウの「目次」ペインで、「Explorer」を展開し、「CICS ビュー構成」をクリックします。
    3. 「CICS ビュー構成」ペインで、カスタマイズするビューをクリックし、「編集」をクリックします。

      必要なビューを見つけるには、カテゴリーを展開するか、フィルター・フィールドにビュー名の 1 つ以上の文字を入力します。

    「ビュー構成の編集」ダイアログが表示されます。
    「ビュー構成の編集」ダイアログ
  3. 必要な列を指定するには、「列」ペインのオプションを使用します。

    「列」ペインには、ビューに現在表示されている属性が、現在の表示順序でリストされます。

    1. 属性をビューに追加するには、「追加」をクリックします。 「列の追加」ダイアログで、ビューに追加する 1 つ以上の属性を選択してから、「OK」をクリックします。
      • Shift キーまたは Ctrl キー (OS X の場合、shift または cmd キー) を使用すると、複数の属性を選択できます。
      • フィルター・フィールドにテキストと 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を入力して、必要な属性を見つけることができます。
      • 属性のフィールド・レベルのヘルプを表示するには、属性をクリックし、「ヘルプ」アイコン「ヘルプ」アイコン をクリックします。
      フィールド・レベルのヘルプが表示された「列の追加」ダイアログ

      「OK」をクリックした後、選択した属性が「列」ペインに表示されます。

    2. ビューから属性を削除するには、「列」ペインのリストで 1 つ以上の属性を選択してから、「削除」をクリックします。 Shift キーまたは Ctrl キー (OS X の場合、shift または cmd キー) を使用すると、複数の属性を選択できます。
    3. 列の表示順序を変更するには、「列」ペインのリストから必要なそれぞれの属性を選択してから、希望する順序に属性が移動するまで「上へ」または「下へ」をクリックします。
  4. 必要なフィルターを指定するには、「フィルター」ペインのオプションを使用します。

    「フィルター」ペインには、ビュー内のリソースをフィルター操作するために現在使われている属性と、それぞれの演算子および値がリストされます。

    「ビューのカスタマイズ」ダイアログの「フィルター」ペイン

    1. リソースをフィルター操作するための属性を追加するには、「追加」をクリックします。 「フィルターの追加」ダイアログで、リソースをフィルター操作する基準となる 1 つ以上の属性を選択してから、「OK」をクリックします。
      • Shift キーまたは Ctrl キー (OS X の場合、shift または cmd キー) を使用すると、複数の属性を選択できます。
      • フィルター・フィールドにテキストと 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を入力して、必要な属性を見つけることができます。
      • 属性のフィールド・レベルのヘルプを表示するには、属性をクリックし、「ヘルプ」アイコン「ヘルプ」アイコン をクリックします。
        フィールド・レベルのヘルプが表示された「フィルターの追加」ダイアログ
      「OK」をクリックした後、選択した属性が「フィルター」ペインに表示されます。
    2. フィルターの演算子と値を設定するには、属性をダブルクリックするか、スペース・バーを押します。
    3. オプション: 演算子をデフォルトから変更するには、演算子の横にある矢印アイコン 下矢印アイコン をクリックするか Shift+Tab を押した後、メニューから必要な演算子をクリックします。 属性の種類に応じて、使用できる演算子は異なります。
      制約事項: 必ず、ご使用の CICS システム接続でサポートされている演算子を選択してください。例えば、CICS TS バージョン 4 以降のシステムへの CMCI 接続では、それぞれのタイプの属性で有効なすべての演算子がサポートされています。しかし、一部の接続では、等しい (=) 演算子だけがサポートされています。
      フィルター操作メニュー・オプションの例
    4. フィルター基準となる値を入力します。
      • 属性に事前定義された値のリストがある場合、フィルター・リストの右側に下矢印が表示されます。 この矢印をクリックし、リスト内の必要な値をクリックしてから、Enter を押してください。
        フィルター値のリスト
      • 属性に事前定義された値のリストがない場合、演算子の後にカーソルが表示されます。 マッチングさせる詳細情報を入力した後、Enter を押してください。

        フィールドが大/小文字混合である場合、フィルターでは大/小文字が区別されます。 フィールドが大文字である場合、小文字を入力するとすべて大文字に変換されます。

        また、次のようにフィルター・フィールドでワイルドカード文字を使用することもできます。
        • フィルターの末尾にアスタリスク (*) を使用すると、リソース値の中で任意の数 (ゼロ個を含む) の文字に一致させることができます。
        • フィルター内の任意の場所で 1 つ以上の正符号 (+) を使用すると、それぞれの正符号はリソース値の中の任意の 1 文字に一致します。
        • フィルター内で正符号と 1 つのアスタリスクを組み合わせることができますが、アスタリスクはフィルター内の最後の文字でなければなりません。
    5. リソースをフィルター操作するための属性を削除するには、「フィルター」ペインのリストからその属性を選択してから、「削除」をクリックします。
  5. 必要なソートを指定するには、「ソート」ペインのオプションを使用します。

    「ソート」ペインには、ビュー内のリソースのソートに現在使用されている属性が、ソートの使用順序でリストされます。 属性名の横にあるアイコンおよび属性の吹き出しヘルプには、その属性を昇順/降順のどちらでソートしているかが示されます。

    制約事項: ご使用の CICS システム接続で列によるソートがサポートされていることを確認してください。例えば、CICS TS バージョン 4.2 以降のシステムへの CMCI 接続では列によるソートがサポートされています。しかし、一部の CICS システム接続ではサポートされていません。
    1. リソースをソートする属性を追加するには、「追加」をクリックします。 「ソートの追加」ダイアログで、リソースのソートに使用する 1 つ以上の属性を選択してから、「OK」をクリックします。
      • Shift キーまたは Ctrl キー (OS X の場合、shift または cmd キー) を使用すると、複数の属性を選択できます。
      • フィルター・フィールドにテキストと 1 つ以上のワイルドカード文字 (*) を入力して、必要な属性を見つけることができます。
      • 属性のフィールド・レベルのヘルプを表示するには、属性をクリックし、「ヘルプ」アイコン「ヘルプ」アイコン をクリックします。
        フィールド・レベルのヘルプが表示された「ソートの追加」ダイアログ
      「OK」をクリックした後、選択した属性が「列の追加」ダイアログの「ソート」ペインに表示されます。
    2. 属性のソートを昇順または降順に変更するには、属性をダブルクリックし、スペース・バーを押すか、属性を右クリックして「昇順にソート (Sort by Ascending)」または「降順にソート (Sort by Descending)」をクリックします。
    3. リソースをソートする属性を削除するには、「ソート」ペインのリストで 1 つ以上の属性を選択してから、「削除」をクリックします。 Shift キーまたは Ctrl キー (OS X の場合、shift または cmd キー) を使用すると、複数の属性を選択できます。
    4. リソースのソートに使用する属性の順序を変更するには、「ソート」ペインのリストから必要なそれぞれの属性を選択してから、希望する順序に属性が移動するまで「上へ」または「下へ」をクリックします。
  6. 変更が完了したら、「OK」をクリックし、「プリファレンス」ウィンドウで「OK」をクリックします。

タスクの結果

ビューで指定した列やフィルターやソートが保存され、そのビューを開いた時にそのビューのリソースに適用されます。
  • 指定した列が指定の順序でビューに表示されます。
  • フィルター条件に一致するリソースだけがビューに表示されます。 リソースをフィルターに掛けるために使用する各属性の列ヘッダーに「フィルター適用済み」アイコン 「フィルター適用済み」アイコン が表示されます。ビューのステータス・バーには、収集されたレコード数が表示され、レコードがフィルターに掛けられたことが示されます。 ステータス・バーの上にマウスを移動すると、適用されているフィルターの詳細がツールチップに表示されます。

    フィルター結果の例については、フィルターの例を参照してください。

  • ビューのステータス・バーには、収集されたレコード数が表示され、レコードがソートされたことが示されます。 リソースのソートに使用された最初の属性の列見出しに、ソート順を示す矢印が表示されます。ステータス・バー上にマウスを置くと、適用されているすべてのソートがツールチップに表示されます。

次のタスク

ビューの名前を変更したり、ビューをコピーしたり、削除したりできます。

ビューを CICS Explorer のデフォルト設定にリセットする場合は、そのリソース・タイプの新しいビューを作成してください。