バンドルの作業
バンドルは、アプリケーション、イベント、ポリシー、Atom フィードを CICS® システムにデプロイするために使用できます。CICS バンドル はデプロイメントの一単位で、CICS 領域で一緒に管理する CICS リソースのデプロイメントに使用します。 管理バンドル は、関連し合う CICS バンドルを、CICSplex 内でのデプロイメントや管理のためにグループ化したものです。管理バンドルは CMAS にインストールされ、それに関連付けられた CICS バンドルはターゲットとなる CICSplex (またはプラットフォーム) 全体の CICS 領域にインストールされます。複数の管理バンドルを 1 つのアプリケーションまたは 1 つのプラットフォームに対して作成できます。
このタスクについて
個別に CICS バンドルを作成して処理するには、ヘルプでこのセクションのタスクの説明を参照してください。アプリケーションやプラットフォームの管理バンドルを作成して操作するには、プラットフォームおよびアプリケーションの作業のセクションのタスクの説明を利用してください。
CICS バンドルにデプロイできる成果物の中には、CICS Explorer® または IBM Developer for Z の専用プロセスでデプロイできるものがあります。一方、CICS バンドルでリソース定義を直接作成できる成果物もあります。
- アプリケーション・イベントまたはシステム・イベント
- CICS イベント処理については、CICS Explorer を使用して、イベント・バインディング、キャプチャー仕様、および EP アダプターを定義し、CICS バンドルに入れてデプロイできます。イベントの処理を参照してください。
システム・イベントのサポートは推奨されません。代わりにポリシー・システム・ルールを定義してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/EPADAPTER
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/EPADAPTERSET
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/EVENTBINDING
- Atom フィード
- CICS から Atom フィードを提供するには、CICS Explorer を使用して Atom 構成ファイルを作成し、それを CICS バンドルに入れてデプロイします。Atom フィードの作業を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/ATOMSERVICE
- チャネル・ベースのサービス
- チャネル・ベースのサービスは、IBM Developer for Z 内の Service Component Architecture (SCA) ツールでコンポーネントとして記述されて一緒にアセンブルされる CICS アプリケーションです。
CICS TS V5.4.0製品資料の『チャネル・ベース・サービスの作成』を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/SCACOMPOSITE
- File
- FILE リソースは、CICS システム内の 1 つのファイルを表します。
以下のファイル・タイプが CICS バンドルの定義でサポートされています。
- VSAM ファイル (CICS 保守テーブル、ユーザー保守テーブル、およびカップリング・ファシリティー・データ・テーブルを参照するファイルと、VSAM データ・セットを参照するファイルを含む)
- リモート VSAM ファイル
- リモート BDAM ファイル
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/FILE
- JSON 変換
- JSON 変換は、JSON を変換するためのリンク可能インターフェースを持つアプリケーションによって使用されます。 JSON アシスタントは、言語構造または JSON スキーマを使用して JSON バインディングを生成します。また、バンドルも作成します。 BUNDLE リソースをインストールするときに、CICS は JSON バインディングおよびスキーマの場所を定義する JSONTRANSFRM バンドル・パーツを動的に作成します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/JSONTRANSFRM
- JVM サーバー
- JVMSERVER リソースは、JVM サーバーを作成して Java™ アプリケーションを CICS 領域で実行するために使用する、JVM プロファイルの場所などのオプションを定義します。 JVM サーバーの JVM プロファイルは、リソース定義とともに CICS バンドルにパッケージされます。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/JVMSERVER
- ライブラリー
- LIBRARY リソースは、1 つのアプリケーションまたはアプリケーションのグループを構成するプログラム成果物を含んだデータ・セットの動的な連結を定義します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/LIBRARY
- OSGi バンドル
- OSGi バンドルとしてパッケージ化された Java アプリケーションは、CICS バンドルに入れてデプロイしてから JVM サーバーで実行することができます。その際、CICS Explorer Software Development Kit (SDK) を使用します。
SDK ヘルプの「CICS Java Developer Guide」およびCICS TS V5.4.0製品資料の『Java アプリケーションの管理』を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/OSGIBUNDLE
- パッケージ・セット
- CICS バンドルに
プラットフォーム、アプリケーション、またはアプリケーション・バインディング・プロジェクトがデプロイされる場合、PACKAGESET リソースの定義を作成することができます。
PACKAGESET リソースを使用して、プラットフォームで実行されるアプリケーション・タスクによって行われる SQL 要求の修飾に使用する DB2® コレクションを定義します。
CICS アプリケーションまたはアプリケーション・バインディングとともに PACKAGESET リソースが含まれる BUNDLE リソースをインストールする場合、アプリケーション専用になります。 CICS は、 すべてのアプリケーション・タスクによって使用される DB2 コレクションを定義します。
プラットフォームとともに PACKAGSET リソースが含まれる BUNDLE リソースをインストールする場合、CICS は、 アプリケーションに対して特定の DB2 コレクションが定義されないプラットフォームで実行されるすべてのアプリケーション・タスクによって使用される DB2 コレクションを定義します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/PACKAGESET
- パイプライン
- PIPELINE リソースは、CICS アプリケーションが Web サービス・プロバイダーまたはリクエスターの役割を果たすときに使用されます。 これは、サービスの要求および応答を処理するメッセージ・ハンドラー・プログラムについての情報を提供するパイプライン構成ファイルを指定します。 パイプライン構成ファイルは、リソース定義とともに CICS バンドルにパッケージされます。 CICS バンドル内で定義された PIPELINE リソースは、CICS バンドル内で定義されたか、パイプライン・スキャンによって動的に作成された WEBSERVICE リソースと一緒に使用する必要があります。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/PIPELINE
- ポリシー
- ポリシーは、CICS 領域の動作を管理し、ルールで定義された条件が満たされた場合に自動アクションを実行する 1 つ以上のルールを定義します。CICS は、システム・ルールとタスク・ルールの、2 つのタイプのポリシー・ルールをサポートします。
システム・ルールを使用すると、クリティカルなシステム・リソースの状態や CICS システムの全体的な正常性をモニターできます。タスク・ルールを使用すると、個々のユーザー・タスクのリソース使用状況をモニターできます。ポリシーの作業を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/POLICY
- プログラム
- PROGRAM リソースは、CICS システム内の 1 つのプログラムを表します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/PROGRAM
- トランザクション
- TRANSACTION リソースは、アプリケーションの特定の呼び出しに対して CICS から提供される機能を指定します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/TRANSACTION
- TCP/IP サービス
- TCPIPSERVICE リソースは、CICS 領域の TCP/IP 接続に関するプロトコル、ポート、その他の情報を指定します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/TCPIPSERVICE
- Web アプリケーション
- WAR ファイル、EBA ファイル、または EAR ファイルでパッケージされている Web アプリケーションは、CICS バンドルにデプロイして Liberty JVM サーバーで実行することができます。 CICS TS V5.4.0製品資料の『JVM サーバーへのアプリケーションのデプロイ』を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/WARBUNDLE
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/EBABUNDLE
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/EARBUNDLE
- Web サービス
- WEBSERVICE リソースは、Web サービス設定でデプロイされた CICS アプリケーション・プログラム用のランタイム環境の側面を定義します。 Web サービス・バインディング・ファイルに加え、WSDL 文書ファイルまたは WSDL アーカイブ・ファイルを、リソース定義とともに CICS バンドルにパッケージすることができます。 バインディング・ファイルが Web サービス・プロバイダー用である場合、Web サービスの PROGRAM 定義を生成してバンドルに組み込むこともできます。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/WEBSERVICE
- URI マップ
- URIMAP リソースは、HTTP、Atom フィード、または Web サービス要求の URI を突き合わせて、要求を処理する方法について CICS に情報を提供します。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/URIMAP
- XML ベースのサービス
- XML ベースのサービスは、通常、IBM Developer for Z で作成する Web サービス・プロバイダー/リクエスター・アプリケーションであり、他のアプリケーションとのインターフェースに XML を使用し、データの変換にバインディングを使用します。 CICS TS V5.4.0製品資料の『XML ベース・サービスの作成』を参照してください。
- URI:
- http://www.ibm.com/xmlns/prod/cics/bundle/XMLTRANSFORM