ビューの概要

各パースペクティブには 1 つ以上のビューが含まれています。 ビューはワークベンチのビジュアルなコンポーネントであり、これを使用するとワークベンチ内の情報をナビゲートできます。 関連するビューはタブ・グループ に分類され、各タブ・グループがワークベンチ・ウィンドウのペイン に含まれます。

各ビューのタイトルがビューのタブに表示されます。 ペインに複数のビューが存在する場合、上下に重ねて表示されます。 特定のビューをアクティブにするには、該当するタブをクリックすると、そのビューがスタックの前面に表示されます。 そのタブが強調表示されて、アクティブ・ビューであることを示します。

CICS Explorer® では、CICSplex Explorer ビューが固定位置に常に開いた状態になります。他のすべてのビューについては、開く、閉じる、または異なるタブ・グループに移動する操作が可能です。 タブ・グループのサイズを変更したり、ワークベンチ内で位置を変更したりできます。

ワークベンチでビューを開いたり閉じたり移動したりして、パースペクティブのレイアウトを変更できます。レイアウトの保存については、パースペクティブの作成および保存パースペクティブのリセットを参照してください。

ビューの内容を最新表示にする

初めてビューを開くとき、CICS Explorer はビュー・データを CICSplex からダウンロードします。 ビューの内容を最新表示するまでは、CICSplex のリソースに対して行った変更内容がビューに表示されません。

ビューの内容を最新表示するには、ビューのツールバーにある「最新表示」アイコン 「最新表示」アイコン をクリックします。 ビューがただちに最新表示されます。 CICS 領域内の情報が変更されていない場合は、ビューの内容も変更されません。ただし、ビューのタイム・スタンプは更新されます。

ビューの構成と変更

テーブル形式でデータを表示するビューでは、必要な列やフィルターやソートを以下の方法で指定できます。
  • ビューを構成して変更を永続させられます。例えば、「タスク」ビューのコピーを構成して、中断状態のタスクだけを表示するビューを作成し、そのビューに「Suspended Tasks」という名前を付ける、といった具合です。
    • 列として表示するリソース属性と、それらの列の順序を指定することができます。
    • 1 つ以上のリソース属性を使用してビューのリソースにフィルターを適用できます。
    • 1 つ以上のリソース属性を使用して内容をソートできます。

    ほとんどの CICS リソース・テーブル・ビューでは、既存のビューを構成したり、ビューをコピーしてそのコピーを構成したり、新しいビューを作成して構成したりできます。新しいビューはすべて、ワークベンチのメインメニューにある「操作」メニューまたは「定義」メニューにリストされます。 これらのメニューは、必要なビューのみが表示されるようにカスタマイズすることができます。

  • 開いているビューで一時的で柔軟な変更を加え、ビューの結果を詳細化します。例えば、中断状態のタスクのビューを変更して、特定のトランザクションに関連するタスクを表示する、といった具合です。
    • 列を移動したり、列のサイズを変更したり、列として表示するリソース属性を指定したり、列の順序を指定したりできます。
    • 1 つ以上のリソース属性を使用してビューのリソースにフィルターを適用できます。ほとんどの CICS リソース・テーブル・ビューでは、クイック・フィルターを使用します。少数の古いスタイルのビューでは、フィルター・フィールドを使用します。
    • ビュー内の任意の列を使用してリソースをソートしたり、ソート順を変更したりできます。
    その変更は、ビューを使用する時に適用され、ビューを最新表示したり再オープンしたりする時にそのまま保持されます。ただし、その変更はビュー構成には保存されません。

特定のリソース・ビューの変更で取り上げられている少数の古いスタイルのビューの場合は、CICS Explorer バージョン 5.2 と同じ要領で列やフィルターやソートを変更します。それらのビューでは、構成を行ったりクイック・フィルターを使用したりできません。

パースペクティブの例

以下のパースペクティブの例では、4 つのタブ・グループに分かれたビューをいくつか示します。 ビュー・タブが広くないためにビュー・タイトル全体を表示できない場合には、タイトルが切り捨てられます。

ペイン 1 に示されているタブ・グループには「CICSplex Explorer」および「CICSplex リポジトリー」ビューが含まれ、これらはツリー・ビューです。

ペイン 2 に示されているタブ・グループには「領域」、「タスク」、「ISC/MRO 接続」、「端末」、「ローカル・ファイル」、および「ローカル・トランザクション」ビューが含まれ、これらはテーブル形式 ビューです。

ペイン 3 に示されているタブ・グループには「プロパティー」および「エラー・ログ」ビューが含まれ、これらはテーブル形式ビューです。

ペイン 4 には動的な「ヘルプ」ビューが表示されます。

CICS SM パースペクティブの例

ハイパーリンクを使用したファイルおよびフォルダーへのナビゲート

zFS Unix ファイル・システムのファイルまたはフォルダーへのパスを含むリソース・ビュー列は、ハイパーリンクとして表示されるようになりました。ハイパーリンクをクリックすると、ファイルは直接テキスト・エディターで、フォルダーは「z/OS UNIX ファイル」ビューで開きます。

構成ファイル列およびシェルフ列にハイパーリンクが表示されたパイプライン定義のビュー。

注: ファイルおよびフォルダーを表示するには、z/OS 接続が必要です。z/OS 接続が未定義で接続されていない場合は、ハイパーリンクをクリックすると z/OS 接続の作成または z/OS 接続への接続を求めるプロンプトが出されます。
この画像は、ユーザーに対して z/OS 接続の選択または作成を求めています

接続が確立されると、ハイパーリンクが開きます。