イベント・バインディングの使用可能化

イベント・バインディングを使用可能に設定するには、バンドルのリソース・オブジェクトをインストールして、CICS® 領域で使用できるようにします。イベント・バインディングを使用可能に設定する方法はいくつかあり、例えば CICS Explorer® を組み込みます。

始める前に

CICS 領域にイベント・バインディング・バンドルをインストールするために、必要な BUNDDEF リソース・オブジェクトをデータ・リポジトリー内に作成しておく必要があります。

このタスクについて

バンドル・リソースをインストールすると、イベント・バインディングは使用可能になります。 ただし、リソースの初期状態が「enabled」に指定されていて、インストール操作に成功することが条件となります。 以下の手順は、CICS Explorer を使用してイベント・バインディングを有効にする方法を説明しています。

手順

  1. CICS Explorer ワークベンチのメインメニューで、 「定義」 > 「バンドル定義」とクリックし、BUNDDEF リソース定義の一覧を表示します。
  2. バンドル定義」ビューで、イベント・バインディング・バンドル定義名を右クリックし、「Install (インストール)」をクリックします。
  3. 「操作を実行 (Perform Operation)」ウィンドウで、イベント・バインディング・バンドルをインストールするターゲット CICS システムまたはシステム・グループを選択して、 「OK」をクリックします。
  4. 次のいずれかの方式を使用して、バンドルが正常にインストールされたかどうかを調べます。
    • CICS Explorer ワークベンチのメインメニューから、 「Operations (操作)」 > 「Bundles (バンドル)」とクリックして、 「Status (状況)」フィールドでバンドルの状況を確認します。
    • CICS Explorer ワークベンチのメインメニューから、 「Operations (操作)」 > 「Bundle Parts (バンドル・パーツ)」とクリックして、 「Enable Status (使用可能状況)」フィールドでバンドル・パーツの状況を確認します。
    いずれかのリソースが使用不可になった状態でバンドルがインストールされている場合は、CICS TS V5.4.0製品資料の『配置エラーの診断』を参照してください。

タスクの結果

イベント・バインディング・バンドルが指定の CICS 領域にインストールされます。CICS は、バンドル・マニフェストに定義された追加リソースを動的に作成します。イベント・バインディング内に指定されたイベントがキャプチャーされ、イベント・コンシューマーに対して発行されます。

次のタスク

リソース定義が正常にインストールされると、CICS Explorer を使用して、インストールされたイベント・バインディングまたはバンドルの状況を表示できます。 表示するには、「Operations (操作)」 > 「Event Processing (イベント処理)」 > 「Event bindings (イベント・バインディング)」または「Operations (操作)」 > 「Bundles (バンドル)」を選択します。 また、イベント・バインディングまたはバンドルを無効化または廃棄することもできます。 それには、「Event bindings (イベント・バインディング)」または「Bundles (バンドル)」ビューを右クリックします。
デプロイされたバンドルをインストール後に置き換えるには、以下のいずれかの方式を使用します。
  • バンドルを無効化、廃棄し、変更したバージョンのバンドルを同じ名前でインストールします。バンドルが無効化されてから、インストールが正常に完了するまで、発行されるイベントはありません。
  • 同じ名前のイベント・バインディングを含むバンドルを、元のバンドルとは異なる名前で作成することで、イベント・バインディングを最初に無効にすることなく置き換えることができます。 イベントは、バンドルのインストールが正常に完了するまで引き続き発行されます。インストールが正常に完了した時点で、新しいイベント・バインディングが前のバージョンに取って代わります。