チャネル認証レコード・プロパティー
チャネル認証レコード・オブジェクトにプロパティーを設定することができます。
下の表には、設定できるプロパティーがリストされています。
それぞれのプロパティーについて、その構成時に必要となる簡単な説明を記載しています。表には、SET CHLAUTH および DISPLAY CHLAUTH コマンドに相当する MQSC パラメーターも示されています。 MQSC コマンドについて詳しくは、IBM® Knowledge Center 内の MQSC コマンドによる管理を参照してください。
「一般」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「一般」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
チャネル・プロファイル | チャネル・プロファイル名。IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | PROFILE |
タイプ | アドレス・マップ、ブロック・アドレス・リスト、ブロック・ユーザー・リスト、キュー・マネージャー・マップ、SSL ピア・マップ、またはユーザー・マップを指定できます。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | TYPE |
説明 | チャネル認証レコードの目的について分かりやすい説明を入力します。MQ エクスプローラーでのストリングの入力を参照してください。 | DESCR |
「アドレス」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「アドレス」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(ADDRESSMAP)、TYPE(QMGRMAP)、TYPE(SSLPEERMAP)、および TYPE(USERMAP) で有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
アドレス | チャネルのもう一方の終端のパートナー・キュー・マネージャーまたはクライアントの IP アドレスと比較する場合に使用するフィルターを指定します。 SET コマンドの場合、このパラメーターは TYPE(ADDRESSMAP) には必須です。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | ADDRESS |
「ブロック・アドレス」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「ブロック・アドレス」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(BLOCKADDR) でのみ有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
アドレス・リスト | チャネルを使用したこのキュー・マネージャーへの接続がブロックされる IP アドレス・パターンのリスト。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | ADDRLIST |
「ブロック・ユーザー」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「ブロック・ユーザー」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(BLOCKUSER) でのみ有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
ユーザー・リスト | このチャネルまたは一連のチャネルの使用をブロックされるユーザー ID のリスト。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | USERLIST |
「キュー・マネージャー」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「キュー・マネージャー」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(QMGRMAP) でのみ有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
リモート・キュー・マネージャー | リモート・パートナー・キュー・マネージャーの名前のパターンを指定します。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | QMNAME |
「SSL ピア」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「SSL ピア」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(SSLPEERMAP) でのみ有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
ピア名 | ピア・キュー・マネージャーまたは IBM MQ チャネルのもう一方の終端のクライアントからの証明書の識別名の値。 チャネルが開始するときに、このプロパティーの値は、証明書の識別名と比較されます。IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | SSLPEER |
SSL/TLS 発行者の識別名 | このオプション・パラメーターが指定される場合、一致する識別名を使って認証局によって証明書が発行されたパートナー・キュー・マネージャーからの接続のみが許可されます。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | SSLCERTI |
「クライアント・ユーザー」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「クライアント・ユーザー」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。
このパラメーターは、プロパティー TYPE(USERMAP) でのみ有効です。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
クライアント・ユーザー ID | クライアントの表明するユーザー ID を指定します。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。 | CLNTUSER |
「拡張」ページ
下の表には、「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「拡張」ページで設定可能なプロパティーがリストされています。 IBM Knowledge Center 内の SET CHLAUTH を参照してください。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
ユーザー・ソース | 実行時に、MCAUSER に使用するユーザー ID のソース。可能な値は、「チャネル」、「マップ」および「アクセスなし」です。 | USERSRC |
MCA ユーザー ID | インバウンド接続が、指定された SSL DN、IP アドレス、クライアントによって表明された ID、またはリモート・キュー・マネージャー名と一致する場合に使用するメッセージ・チャネル・ユーザー ID。 このプロパティーは、選択された「ユーザー・ソース」が「マップ」である場合にのみ使用可能です。 | MCAUSER |
警告 | このレコードを警告モードで作動させるかどうかを示します。可能な値は、「はい」または「いいえ」です。 | WARN |
クライアント接続の検査 | このルールに一致し、かつ USERSRC(CHANNEL) または USERSRC(MAP) で許可されている接続で、有効なユーザー ID とパスワードも指定する必要があるかどうかを示します。 | CHCKCLNT |
カスタム | このプロパティーは、個々のプロパティーが導入される前の新しいフィーチャーの構成用に予約されています。 | CUSTOM |
「統計」ページ
「チャネル認証レコード」プロパティー・ダイアログの「統計」ページには、チャネル認証レコードのプロパティーがいつ最後に変更されたかを示す読み取り専用情報が表示されます。 これらのプロパティーの値を編集することはできません。IBM Knowledge Center 内の DISPLAY CHLAUTH を参照してください。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
変更日付 | 読み取り専用。認証情報オブジェクトのプロパティーが最後に変更された日付です。 | ALTDATE |
変更時刻 | 読み取り専用。認証情報オブジェクトのプロパティーが最後に変更された時刻です。 | ALTTIME |