メッセージ・チャネルを作成する 始める前にメッセージ・チャネルを作成する前に、このチュートリアルの次のタスクを完了している必要があります。 キュー・マネージャーを作成する キューを作成する このタスクについてチュートリアルのこの部分では、送信側のキュー・マネージャーと受信側のキュー・マネージャーの間のメッセージ・チャネルを作成します。 以下のいずれかのインターフェースを使用して、このタスクを実行します。 IBM® MQ エクスプローラー・グラフィカル・インターフェース IBM MQ Script Command (MQSC) コマンド行インターフェース IBM MQ エクスプローラーを使用してメッセージ・チャネルを作成する 手順 受信キュー・マネージャー QM_APPLE で、チャネルの受信側の終端を作成します。 「ナビゲーター・ビュー」で、前に作成したキュー・マネージャー QM_APPLE を展開します。. 「チャネル」フォルダーを右クリックして、「新規」 > 「受信側チャネル」をクリックします。 「新規受信側チャネル」ウィザードが開きます。 「名前」フィールドに QM_ORANGE.QM_APPLE と入力します。 「終了」をクリックします。 これで、受信側のマシンで受信側のチャネルを作成できました。 送信キュー・マネージャー QM_ORANGE で、チャネルの送信側の終端を作成します。 前に作成したキュー・マネージャー QM_ORANGE を展開します。. 「チャネル」フォルダーを右クリックして、「新規」 > 「送信側チャネル」をクリックします。 「新規送信側チャネル」ウィザードが開きます。 「名前」フィールドに QM_ORANGE.QM_APPLE と 入力し、「次へ」をクリックします。 「接続名」フィールドに、受信側のマシンのコンピューター名または IP アドレスを入力します (この情報は、すでにシステム管理者から確認してあるはずです)。 QM_APPLE を作成するときにデフォルトのポート番号 1414 を使用しなかった場合、「接続名」フィールドの入力は以下の形式でなければなりません。 con-name(port)ここで、con-name は受信側マシンのコンピューター名または IP アドレス、port は受信キュー・マネージャーをセットアップしたときに使用したポート番号です。 「伝送キュー」フィールドで QM_APPLE と入力します。 ここで入力する伝送キューの名前は、送信側のキュー・マネージャーのキューを作成するで入力した伝送キューの名前と一致している必要があります。 「終了」をクリックします。 「チャネル」フォルダーをクリックします。 「QM_ORANGE.QM_APPLE」を右クリックします。 ポップアップ・メニューから、「開始」をクリックします。 「OK」をクリックします。 これで、送信側のマシンで送信側のチャネルを作成できました。 注: 受信側のチャネルを開始する必要はありません。送信側のチャネルをセットアップすれば、受信側のチャネルは自動的に開始します (送信側のチャネルをセットアップするときに、受信側チャネルの IP アドレスを指定しました)。 タスクの結果これで、受信キュー・マネージャー QM_APPLE に受信側チャネル QM_ORANGE.QM_APPLE を、送信キュー・マネージャー QM_ORANGE に送信側チャネル QM_ORANGE.QM_APPLE を作成できました。 また、送信側チャネルを開始しました。 これにより受信側チャネルも自動的に開始されました。 MQSC を使用してメッセージ・チャネルを作成する 手順 受信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。 runmqsc MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。 以下のコマンドを入力して、受信側のチャネルを定義します。 define channel (QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype (RCVR) trptype (TCP) チャネルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。 新しいコマンド・ウィンドウを開き、どのポートが空いているかを確認します。次のコマンドを入力します。 netstat -an これによって、実行中のプロセスのリストが表示されます。各プロセスのポート番号を確認し、ポート 1414 が使用中であることを確かめます。この番号は、「ローカル・アドレス」列にあります。この情報は、ip_address:port_being _used という形式で与えられています。 ポート 1414 が使用中でない場合は、1414 を後の検証時のリスナーおよび送信側チャネル用のポート番号として使用します。このポート番号が使用中の場合は、使用されていない代替ポートを選択します。例えば、1415 が他のプロセスで使用されていない場合は、これを選択します。 検査では、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始する必要があります。デフォルトでは、リスナーはポート 1414 を listen します。ステップ c でポート 1414 が空いていることがわかった場合、アクションは何も必要ありません。ステップ e に進んでください。1414 以外のポートを使用する必要がある場合は、SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.TCP の定義を変更してください。例えば、ポート 1415 を使用するには、MQSC ウィンドウで次のコマンドを入力します。 alter listener(system.default.listener.tcp) trptype(tcp) port(port_number) port_number は、リスナーが稼働するポートの番号です。これは、この手順のステップ 2b で送信側チャネルの定義時に使用した番号と同じである必要があります。 「MQSC」ウィンドウで、次のコマンドを入力することによって、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始します。 start listener(system.default.listener.tcp) 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。 end コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。 送信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。 runmqsc MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。 以下のコマンドを入力して、送信側のチャネルを定義します。 define channel(QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype(sdr) conname('con-name(port)') xmitq(QM_APPLE) trptype(tcp) con-name という値は、受信側のワークステーションの TCP/IP アドレスです。 port という値は、リスナーが稼働する、受信側マシン上のポートで、そのデフォルト値は 1414 です。 以下のコマンドを入力して、チャネルを開始します。 start channel (QM_ORANGE.QM_APPLE) 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。 end コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。 タスクの結果これで、送信側のキュー・マネージャー QM_ORANGE から受信側のキュー・マネージャー QM_APPLE のキュー Q1 にメッセージを送信するために必要なすべての IBM MQ オブジェクトを作成できました。次のタスクは、テスト・メッセージを送信することです。
IBM MQ エクスプローラーを使用してメッセージ・チャネルを作成する 手順 受信キュー・マネージャー QM_APPLE で、チャネルの受信側の終端を作成します。 「ナビゲーター・ビュー」で、前に作成したキュー・マネージャー QM_APPLE を展開します。. 「チャネル」フォルダーを右クリックして、「新規」 > 「受信側チャネル」をクリックします。 「新規受信側チャネル」ウィザードが開きます。 「名前」フィールドに QM_ORANGE.QM_APPLE と入力します。 「終了」をクリックします。 これで、受信側のマシンで受信側のチャネルを作成できました。 送信キュー・マネージャー QM_ORANGE で、チャネルの送信側の終端を作成します。 前に作成したキュー・マネージャー QM_ORANGE を展開します。. 「チャネル」フォルダーを右クリックして、「新規」 > 「送信側チャネル」をクリックします。 「新規送信側チャネル」ウィザードが開きます。 「名前」フィールドに QM_ORANGE.QM_APPLE と 入力し、「次へ」をクリックします。 「接続名」フィールドに、受信側のマシンのコンピューター名または IP アドレスを入力します (この情報は、すでにシステム管理者から確認してあるはずです)。 QM_APPLE を作成するときにデフォルトのポート番号 1414 を使用しなかった場合、「接続名」フィールドの入力は以下の形式でなければなりません。 con-name(port)ここで、con-name は受信側マシンのコンピューター名または IP アドレス、port は受信キュー・マネージャーをセットアップしたときに使用したポート番号です。 「伝送キュー」フィールドで QM_APPLE と入力します。 ここで入力する伝送キューの名前は、送信側のキュー・マネージャーのキューを作成するで入力した伝送キューの名前と一致している必要があります。 「終了」をクリックします。 「チャネル」フォルダーをクリックします。 「QM_ORANGE.QM_APPLE」を右クリックします。 ポップアップ・メニューから、「開始」をクリックします。 「OK」をクリックします。 これで、送信側のマシンで送信側のチャネルを作成できました。 注: 受信側のチャネルを開始する必要はありません。送信側のチャネルをセットアップすれば、受信側のチャネルは自動的に開始します (送信側のチャネルをセットアップするときに、受信側チャネルの IP アドレスを指定しました)。 タスクの結果これで、受信キュー・マネージャー QM_APPLE に受信側チャネル QM_ORANGE.QM_APPLE を、送信キュー・マネージャー QM_ORANGE に送信側チャネル QM_ORANGE.QM_APPLE を作成できました。 また、送信側チャネルを開始しました。 これにより受信側チャネルも自動的に開始されました。
MQSC を使用してメッセージ・チャネルを作成する 手順 受信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。 runmqsc MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。 以下のコマンドを入力して、受信側のチャネルを定義します。 define channel (QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype (RCVR) trptype (TCP) チャネルが作成されたことを示すメッセージが表示されます。 新しいコマンド・ウィンドウを開き、どのポートが空いているかを確認します。次のコマンドを入力します。 netstat -an これによって、実行中のプロセスのリストが表示されます。各プロセスのポート番号を確認し、ポート 1414 が使用中であることを確かめます。この番号は、「ローカル・アドレス」列にあります。この情報は、ip_address:port_being _used という形式で与えられています。 ポート 1414 が使用中でない場合は、1414 を後の検証時のリスナーおよび送信側チャネル用のポート番号として使用します。このポート番号が使用中の場合は、使用されていない代替ポートを選択します。例えば、1415 が他のプロセスで使用されていない場合は、これを選択します。 検査では、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始する必要があります。デフォルトでは、リスナーはポート 1414 を listen します。ステップ c でポート 1414 が空いていることがわかった場合、アクションは何も必要ありません。ステップ e に進んでください。1414 以外のポートを使用する必要がある場合は、SYSTEM.DEFAULT.LISTENER.TCP の定義を変更してください。例えば、ポート 1415 を使用するには、MQSC ウィンドウで次のコマンドを入力します。 alter listener(system.default.listener.tcp) trptype(tcp) port(port_number) port_number は、リスナーが稼働するポートの番号です。これは、この手順のステップ 2b で送信側チャネルの定義時に使用した番号と同じである必要があります。 「MQSC」ウィンドウで、次のコマンドを入力することによって、デフォルトの IBM MQ リスナーを開始します。 start listener(system.default.listener.tcp) 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。 end コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。 送信側のマシンでコマンド・プロンプトを開き、以下の手順を実行します。 以下のコマンドを入力して、MQSC を開始します。 runmqsc MQSC セッションが開始したことを示すメッセージが表示されます。 以下のコマンドを入力して、送信側のチャネルを定義します。 define channel(QM_ORANGE.QM_APPLE) chltype(sdr) conname('con-name(port)') xmitq(QM_APPLE) trptype(tcp) con-name という値は、受信側のワークステーションの TCP/IP アドレスです。 port という値は、リスナーが稼働する、受信側マシン上のポートで、そのデフォルト値は 1414 です。 以下のコマンドを入力して、チャネルを開始します。 start channel (QM_ORANGE.QM_APPLE) 以下のコマンドを入力して、MQSC を停止します。 end コマンド・プロンプトによっていくつかのメッセージが表示されます。 タスクの結果これで、送信側のキュー・マネージャー QM_ORANGE から受信側のキュー・マネージャー QM_APPLE のキュー Q1 にメッセージを送信するために必要なすべての IBM MQ オブジェクトを作成できました。次のタスクは、テスト・メッセージを送信することです。