IBM MQ エクスプローラー トレースの使用

IBM® MQ エクスプローラー トレースを使用して、生じている問題の原因を判別できます。

このタスクについて

通常は、トレースを使用可能にするのは IBM サービス担当員に依頼された場合にのみであることに注意してください。トレースは IBM MQ エクスプローラー をスローダウンし、トレース・ファイルは急速に大きなものになります。

runwithtrace コマンドを使用して IBM MQ エクスプローラーを開始するときには、IBM MQ エクスプローラーのトレースを有効にする追加のパラメ ーターが組み込まれます。 runwithtrace コマンド自体はパラメーターを必要としないことに注意してください。

トレース・ファイルの実際の出力場所は以下の理由で異なるため、コマンドの実行時にその場所がコマンド行に出力されます。
  • IBM MQ インストールの状況に依存する
  • ユーザー権限

IBM MQ エクスプローラー トレース・ファイルの名前の形式は AMQYYYYMMDDHHmmssmmm.TRC.n で、トレース・セッションの開始時間を示します。トレース・ファイルが最大サイズに達すると、トレース機能により、そのセッションのすべてのトレース・ファイルは、ファイル接尾部 .n が 1 つずつ増えるように名前変更されます。 その後、最新のトレースを含む接尾部 .0 の付いた新規ファイルがトレース機能によって作成されます。

IBM MQ エクスプローラー をトレースするには、以下の手順を実行します。

手順

  1. IBM MQ エクスプローラーを閉じます。
  2. [Windows] Windows システムでは、トレースをアクティブにした状態で IBM MQ エクスプローラー を実行するために、runwithtrace.cmd を使用します。
    runwithtrace コマンドは、以下のいずれかの場所にあります。
    • フル IBM MQ サーバー・インストールでインストールした IBM MQ エクスプローラーを実行している場合、runwithtrace コマンドは MQ_INSTALLATION_PATH¥MQExplorer¥Eclipse にあります (MQ_INSTALLATION_PATHIBM MQ のインストール・パス)。
    • スタンドアロンの IBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) をインストールした場合、runwithtrace コマンドは MQExplorer コマンドと同じディレクトリーにあります。
  3. [Linux]   Linux® システムでは、トレースをアクティブにした状態で 、IBM MQ エクスプローラー を実行するために、runwithtrace を使用します。
    runwithtrace コマンドは、以下のいずれかの場所にあります。
    • フル IBM MQ サーバー・インストールでインストールした IBM MQ エクスプローラー を実行している場合、runwithtrace コマンドは /opt/mqm/mqexplorer/eclipse にあります (opt/mqmIBM MQ のインストール・ディレクトリー)。
    • スタンドアロンの IBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) をインストールした場合、runwithtrace コマンドは MQExplorer コマンドと同じディレクトリーにあります。