他の Eclipse 環境における IBM MQ エクスプローラー トレースの使用
IBM® MQ エクスプローラー を Eclipse 環境または Eclipse ベースの製品にインストールし、Java™ アプリケーションを開発したり、独自の拡張を開発したりする際に使用できます。
このタスクについて
IBM MQ エクスプローラー を Eclipse または Eclipse ベース製品にインストールした場合、以下の手順により IBM MQ エクスプローラー トレースを収集できます。
通常は、トレースを使用可能にするのは IBM サービス担当員に依頼された場合にのみであることに注意してください。トレースは IBM MQ エクスプローラー をスローダウンし、トレース・ファイルは急速に大きなものになります。
手順
-
IBM MQ エクスプローラー トレースのメカニズムは、インストールされている AspectJ プラグインおよび Equinox Weaving プラグインに依存します。
これらのプラグインがインストールされていることは、次のようにして確認できます。
- 「ヘルプ」をクリックします。
- 「製品情報」をクリックします。
- 「インストールの詳細 (Installation Details)」をクリックします。
- 「プラグイン」タブをクリックします。
org.eclipse.equinox.weaving.caching.j9
プラグインは存在しなくなりましたが、 IBM MQ 9.0.4 より前の IBM MQ 9.0 Long Term Support または IBM MQ 9.0 Continuous Delivery リリースを使用する場合、 このプラグインが必要になります。以下のプラグインがインストールされていることを確認してください。org.aspectj.runtime org.aspectj.weaver org.eclipse.equinox.weaving.aspectj org.eclipse.equinox.weaving.caching org.eclipse.equinox.weaving.caching.j9 org.eclipse.equinox.weaving.hook
-
まだインストールされていない場合、AspectJ プラグインと Equinox Weaving プラグインをインストールします。
これらのプラグインは、使用している Eclipse のバージョンに一致している必要があり、Eclipse AspectJ 開発ツールのダウンロード・サイトからダウンロードできます。使用しているバージョンの Eclipse に対応するダウンロード・サイトを判別するには、https://projects.eclipse.org/projects/tools.ajdtを参照してください。
IBM MQ エクスプローラー が構築されている Eclipse のレベルについて詳しくは、IBM MQ エクスプローラーの新機能および変更点を参照してください。
現在、それらのビルドは開発ビルドとしてのみ使用できます。使用可能な最新のものを選択してください。
AspectJ プラグインと Equinox Weaving プラグインをインストールするには、以下のサブステップを実行します。- 「ヘルプ」をクリックしてから、「新規ソフトウェアのインストール...」をクリックします。
-
「追加...」をクリックしてから、Eclipse のバージョンに対応するダウンロード・サイトの場所を入力します。
例えば、Eclipse 4.4 の場合は https://download.eclipse.org/tools/ajdt/44/dev/update と入力します。
-
「OK」をクリックします。
使用可能なソフトウェアのリストが表示されます。
- 「他の AJDT ツール (オプション)」カテゴリーを展開し、「AspectJ コンパイラーおよび Equinox Weaving SDK」を選択します。
- Next をクリックして、ウィザードの指示に従います。
-
IBM MQ エクスプローラー をトレースするには、runwithtrace スクリプトを使用して IBM MQ エクスプローラー をいったん閉じてから再始動します。Windows オペレーティング・システムで使用するスクリプトの場合、Windows 用の runwithtrace コマンド・スクリプトを参照してください。
Linux® オペレーティング・システムで使用するスクリプトの場合、Linux 用の runwithtrace コマンド・スクリプトを参照してください。
このスクリプトは、Eclipse 実行可能ファイルが含まれているディレクトリーから実行する必要があります。
runwithtrace コマンドを使用して IBM MQ エクスプローラーを開始するときには、IBM MQ エクスプローラーのトレースを有効にする追加のパラメ ーターが組み込まれます。 runwithtrace コマンド自体はパラメーターを必要としないことに注意してください。
トレース・ファイルの実際の出力場所は以下の理由で異なるため、コマンドの実行時にその場所がコマンド行に出力されます。- IBM MQ インストールの状況に依存する
- ユーザー権限
IBM MQ エクスプローラー トレース・ファイルの名前の形式は AMQYYYYMMDDHHmmssmmm.TRC.n で、トレース・セッションの開始時間を示します。トレース・ファイルが最大サイズに達すると、トレース機能により、そのセッションのすべてのトレース・ファイルは、ファイル接尾部 .n が 1 つずつ増えるように名前変更されます。 その後、最新のトレースを含む接尾部 .0 の付いた新規ファイルがトレース機能によって作成されます。
-
AspectJ プラグインと Equinox Weaving プラグインをアンインストールします。IBM MQ エクスプローラー トレースの終了後、Eclipse 環境から AspectJ プラグインと Equinox Weaving プラグインを削除できます。AspectJ プラグインと Equinox Weaving プラグインは、次のようにしてアンインストールします。
- 「ヘルプ」をクリックし、「製品情報」をクリックします。
- 「インストールの詳細」をクリックしてから、「インストール済みソフトウェア」タブをクリックします。
- 「AspectJ コンパイラー」および「Equinox Weaving SDK」という項目を選択します。
- 「アンインストール」をクリックし、ウィザードの指示に従います。