新規テストの作成

新しいテストを作成して、既存のテストのカテゴリーとセットに追加できます。

このタスクについて

この手順では、IBM® MQ エクスプローラーで既存のカテゴリーに新規テストおよびテスト・セットを作成する (例えば、「キュー・マネージャー・テスト」カテゴリーに「キュー」テスト・セットを作成するなど) 方法について説明します。また、この手順では、Eclipse 開発環境にテストを定義する方法について説明します。Java™ テスト・ソースの作成については、WMQTest インターフェースを参照してください。

既存のテスト・セットやテスト・カテゴリーを使用するのではなく新規セットやカテゴリーを作成する場合、または、IBM MQ エクスプローラーで管理する新規オブジェクトが作成済みで、その新規オブジェクト用のテストを作成する場合、新規テスト・カテゴリー、テスト・セット、およびオブジェクト・タイプの作成を参照してください。

新規テストを含む Eclipse プラグイン・プロジェクトの作成

始める前に

Eclipse Graphical Editing Framework (GEF) ツールがインストールされていることを確認してください。詳しくは、Eclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。

このタスクについて

新規テストを含む新規プラグイン・プロジェクトを作成および構成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. 「プラグイン開発」パースペクティブを開きます。
  2. パッケージ・エクスプローラー・ビューで、右クリックしてから、「新規」 > 「プラグイン・プロジェクト」をクリックします。「新規プラグイン・プロジェクト」ウィザードが開きます。
  3. 「プロジェクト名」フィールドに、新規テストを含むプロジェクトの名前を入力します。
  4. 「次へ」をクリックします。
  5. 「バージョン」「名前」、および「ベンダー」フィールドで詳細を編集して、「完了」をクリックします。

    「ID」フィールドの値は、ウィザードの前のページで「名前」フィールドに入力した値とは異なる場合があります。このプロジェクト名は開発中にのみ使用されます。プラグイン ID は、Eclipse がプラグインをロードおよび識別するのに使用します。

    パッケージ・エクスプローラー・ビューに新規プラグイン・プロジェクトが表示され、プラグイン・マニフェスト・ファイルが自動的に開かれます。
  6. プラグインのマニフェスト・エディターで、「依存関係」タブをクリックします。「必要なプラグイン」ペインには、既に 2 つの依存関係がリストされています。
  7. 「必要なプラグイン」ペインに以下のプラグインを追加します。
    • com.ibm.mq.explorer.tests
    • com.ibm.mq.explorer.ui
    • com.ibm.mq.pcf.event
    • com.ibm.mq.runtime
    • org.eclipse.core.resources

    リストしたプラグインが使用不可である場合、Eclipse Graphical Editing Framework (GEF) ツールをインストールしてください。詳しくは、Eclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。

  8. MANIFEST.MF ファイルを保存します。

タスクの結果

プラグイン・プロジェクトでは、テストを格納する準備ができました。

新規テストの定義

このタスクについて

以下の手順では、既存の「キュー・マネージャー・テスト」カテゴリーに、既存のテスト・セットの (例えば、「キュー」テスト・セットなど) 新規テストを定義する方法について説明します。「キュー・マネージャー・テスト」カテゴリーへの新規テスト・セットの作成、新規カテゴリーの作成、またはテスト対象の新規オブジェクト・タイプの定義について詳しくは、新規カテゴリー、テスト・セット、およびオブジェクト・タイプの作成を参照してください。

新規テストを含む独自のプラグインを構成するには、以下の処理を実行します。

手順

  1. プラグインのマニフェスト・エディターで plugin.xml または MANIFEST.MF ファイルを開いていることを確認します。
  2. プラグインのマニフェスト・エディターで、「拡張」タブをクリックして「拡張」ページを表示します。
  3. 「追加...」をクリックします。
    「新規拡張」ウィザードが開きます。
  4. com.ibm.mq.explorer.tests.Tests 拡張ポイントを強調表示してから、「完了」をクリックします。
    プラグインのマニフェスト・エディターの「すべて拡張」ペインに新規テスト拡張が追加されます。
  5. 以下の表に示すように、新規テストをクリックして強調表示し、テストの詳細を入力します。
    属性 説明 値の例
    id テストの固有 ID com.ibm.mq.explorer.tests.samples.QueueNames
    name 分かりやすいテスト名 My Queues Test
    class テストを含む Java クラス。この値はまだ入力しないでください。この値は、後でクラスを作成すると自動的に入力されます。 com.ibm.mq.explorer.tests.samples.QueueNames
    testset テストが属するカテゴリー。例に示された値は、テストを「キュー・マネージャー・テスト」カテゴリーに関連付けています。 com.ibm.mq.explorer.tests.samples.wmq
    testsubset テストが属するサブカテゴリー。例に示された値は、テストを「キュー」サブカテゴリーに関連付けています。 queues
    description テストの検査対象についての説明。 Checks queue names against simple naming conventions.
    furtherinfo テストの詳細を含む HTML 文書または XHTML 文書の場所。この文書は、「テストの実行」ダイアログでテストをダブルクリックしたとき、またはテスト結果ビューでテスト結果をダブルクリックしたときに IBM MQ エクスプローラーに表示されます。詳しくは、テストの文書を参照してください。 doc/QueueNamesInfo.html (plugin.xml ファイルからの相対的なファイルの場所。)
  6. プラグインのマニフェスト・エディター・ファイルを保存します。

タスクの結果

プラグイン・プロジェクトに新規テストが含まれるように構成されました。次に、テストそのものを作成する必要があります。

作成する新規テストごとに、新規テストを定義します。

新規テストの作成

このタスクについて

以下の処理を実行して、テストを含む新規 Java クラスを作成します。

手順

  1. 「拡張エレメントの詳細」ペインで、下線の付いた「クラス」フィールドのラベルをクリックします。
    Java 属性エディター」ウィザードが開きます。
  2. 「継承された要約メソッド」チェック・ボックスのみが選択されていることを確認して、「完了」をクリックします。Java エディターで Java クラス・ファイルが開きます。
  3. プラグインのマニフェスト・エディター・ファイルを保存します。「クラス」フィールドの値は自動的に挿入されます。
  4. Java ソースを編集します。
  5. テストを有効な XHTML ファイルまたは HTML ファイルに文書化します。plugin.xml ファイルの furtherinfo 属性に指定した名前と場所を使用してファイルを保管します。XHTML ファイルの場所はローカル (テストと同じプラグインに保管。例えば、doc サブフォルダーなど) でもリモート (Web サーバー上に保管) でも構いません。

タスクの結果

テストの作成とテストを含むプラグインの構成が完了しました。次は、プラグインをエクスポートおよびデプロイしてテストします。

plugin.xml ファイルに定義したテストごとに新規テストを作成します。

新規テストのデプロイ

このタスクについて

新規プラグインがロードされ、テストが実行できるように、ファイル・システムに独自のテストを含むプラグインをエクスポートし、IBM MQ エクスプローラーを再開始します。

手順

  1. パッケージ・エクスプローラー・ビューでプラグイン・プロジェクト com.ibm.mq.explorer.tests.samples を右クリックして、「エクスポート...」をクリックします。「エクスポート...」ダイアログが開きます。
  2. 「プラグイン開発」パースペクティブで、「デプロイ可能なプラグインとフラグメント」をクリックして強調表示し、「次へ」をクリックします。
  3. 「ディレクトリー」フィールドに、IBM MQ エクスプローラー・テストのプラグインの場所を入力します。場所は MQ_INSTALLATION_PATH¥eclipse です。ここで、MQ_INSTALLATION_PATHIBM MQ がインストールされている上位ディレクトリーを表します。
  4. 「使用可能なプラグインおよびフラグメント」でプラグインを選択し、「完了」クリックします。
  5. Eclipse を再始動し、IBM MQ エクスプローラー・パースペクティブに切り替えます。

タスクの結果

新規プラグインがデプロイされました。新規テストを実行できます。