IBM MQ エクスプローラーの複数のインストール済み環境

システム上の IBM® MQ インストール済み環境ごとに、IBM MQ エクスプローラーのインストール済み環境を組み込むことができます。IBM MQ エクスプローラーの各インストール済み環境は、IBM MQ の個々のインストール済み環境に組み込まれ、独自のワークスペースを使用します。

システムに IBM MQ エクスプローラーの複数のインストール済み環境がある場合、それぞれの IBM MQ エクスプローラーのインストール済み環境では、その環境に関連付けられたローカル・キュー・マネージャーだけが、ローカル・キュー・マネージャーとして表示されます。

IBM MQ エクスプローラーのインストール済み環境間での設定のコピー

IBM MQ エクスプローラーは、設定をワークスペースに保管します。このワークスペースは、関連する IBM MQ インストール済み環境の名前で識別され、ホーム・ディレクトリー内の IBM/WebSphereMQ/workspace-Installation1 に配置されます。この例でのワークスペースに関連付けられているワークスペース名は、Installation1 です。

IBM MQ エクスプローラーは起動時に、システム上に以前の IBM MQ インストール済み環境のワークスペースがあるかどうかを検出します。IBM WebSphere® MQ 7.1 より前の製品のインストール済み環境に属するワークスペースが検出されたとき、そこに関連付けられた製品のインストール済み環境が存在しない場合には、設定が自動的にコピーされます。

以前の IBM MQ および IBM MQ エクスプローラーのインストール済み環境のワークスペースを 1 つ以上使用できる場合は、これらのワークスペースのいずれかの設定をコピーするか、または新しいワークスペースで開始するかを選択できます。起動時に、ダイアログがこれらの使用可能なワークスペースのリストを表示します。それぞれのワークスペースは、そのワークスペースに関連する IBM MQ インストール済み環境の名前によって識別されます。

以前のワークスペースの設定をコピーする場合、コピーされるのは、IBM WebSphere MQ 7.1 バージョンの IBM MQ エクスプローラー で使用される以下の設定のみです。
  • IBM MQ エクスプローラーの設定
  • IBM MQ エクスプローラーのテスト構成
  • リモート・キュー・マネージャー接続
  • キュー・マネージャー・セット
  • 方式とフィルター
  • JMS 管理オブジェクト
  • サービス定義リポジトリー
  • IBM Integration Bus データ (該当する場合)
  • ファイル転送管理 データ (該当する場合)
  • サポートパック MS0P (該当する場合)
以下の設定は、ワークスペースからコピーされません。
  • IBM MQ エクスプローラーIBM Integration Busファイル転送管理 のいずれとも関連していない設定。
  • サービス定義リポジトリーに関係しないプロジェクト
  • IBM MQ エクスプローラーのテスト結果。
  • その他すべての Eclipse 設定 (ビューおよびパースペクティブの変更を含む)
  • その他すべての IBM MQ エクスプローラーのサポートパックまたは拡張 (これらのアドオンを新しいワークスペースで使用する場合は、再インストールする必要があります。)