Eclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストール

IBM® MQ エクスプローラーを独自の Eclipse 環境または Eclipse ベースの製品にインストールして、Java™ アプリケーションまたは独自の拡張を開発する際に使用することができます。

始める前に

[Windows] ユーザー・アカウント制御 (UAC) が有効なバージョンの Windows を使用しており、Eclipse ベースの製品が UAC に制御されるディレクトリー (C:¥Program Files など) にインストールされている場合、IBM MQ エクスプローラー のフィーチャーをインストールする前に、管理者権限 (「管理者として実行」) を使って Eclipse ベースの製品を実行する必要があります。 製品をインストールした後は、管理者権限を使わなくても実行することができます。

IBM MQ エクスプローラー が構築されている Eclipse のレベルについて詳しくは、IBM MQ エクスプローラーの新機能および変更点を参照してください。

注: IBM MQ エクスプローラー プラグインを独自の Eclipse 環境または Eclipse ベースの製品に配置する前に、 ご使用のプラットフォームおよび IBM MQ のバージョンに対応する「詳細なシステム要件」レポートを参照してください (IBM MQ のシステム要件を参照)。

IBM MQ エクスプローラー プラグインがサポートされている環境について詳しくは、 IBM MQ の「詳細なシステム要件」レポートの 「サポートされているソフトウェア」タブの『開発ツール』セクションを参照してください。

すべての CipherSuite を使用し、認証 FIPS 140-2 または Suite-B に準拠して作業するには、適切な Java ランタイム環境 (JRE) が必要になります。 IBM Java 7 サービス・リフレッシュ 4 フィックスパック 2 以上のレベルの IBM JRE により、適切なサポートが提供されます。詳しくは、IBM MQ の「詳細なシステム要件」レポートの「サポートされているソフトウェア」タブの『Java』セクション を参照してください。

このタスクについて

IBM MQ エクスプローラーは、Eclipse Rich Client Platform を使用するスタンドアロンのアプリケーションとして Eclipse 上に構築されています。IBM MQ エクスプローラーを互換性のある独自の Eclipse 環境または Eclipse ベースの製品にインストールして、IBM MQ とともに Java アプリケーションを開発したり、IBM MQ エクスプローラーへの独自の拡張を開発したりするために使用することもできます。

手順

互換性のある Eclipse ベースの環境に IBM MQ エクスプローラー をインストールするには、次のようにします。

  1. 「ヘルプ」をクリックした後、Eclipse 環境の「新規ソフトウェアのインストール」をクリックします。
  2. 「追加」をクリックし、「アーカイブ」をクリックして、IBM MQ インストール・ディレクトリー内の mqexplorer/eclipse ディレクトリーにブラウズします。ファイル MQExplorerSDK.zip を選択します。
  3. オプションでローカル・サイトの名前を入力した後、「OK」をクリックします。
  4. 「MQ エクスプローラー」というカテゴリーが表示されます。このカテゴリーを展開し、「MQ エクスプローラー」を選択して、オプションで変換を選択します。
  5. 「次へ」をクリックし、表示される指示に従います。 その後、ボタンをクリックして、Eclipse (または Eclipse ベースの製品) を再始動します。
    バンドル (org.eclipse.draw2d など) が欠落しているためにインストールできない場合は、Eclipse Graphical Editing Framework (GEF) ツールをインストールする必要があります。
  6. IBM MQ エクスプローラーは、個別のパースペクティブとして使用できます。表示するには、「パースペクティブを開く」をクリックし、「その他」をクリックします。

次のタスク

ローカル・キュー・マネージャーの場合、IBM MQ エクスプローラーを使ってリモート・キュー・マネージャーを管理している場合は、この手順で十分です。 管理対象のローカル・キュー・マネージャーが存在する場合、オペレーティング・システムに必要な環境設定で Eclipse ベースの製品を実行する必要があります。 また、64 ビットのローカル・キュー・マネージャーと一致させるためには、Eclipse ベースの製品が 64 ビット・アプリケーションである必要があります。

[Windows] Windows では、IBM MQ インストールの bin64 および java/lib64 ディレクトリーを含むように、PATH 環境変数を設定します。この設定は、同じコマンド行から Eclipse ベースの製品を開始する前に setmqenv コマンドを使用して行うことができます。例えば、IBM MQ がディレクトリー C:¥Program Files¥IBM¥MQ にインストールされている場合、以下のコマンドを入力します。

C:¥Program Files¥IBM¥MQ\bin\setmqenv -s
[Linux]   Linux® x86_64 システムでは、Eclipse ベースの製品を実行する前に、IBM MQ インストールの java/lib64 および lib64 ディレクトリーを含むように LD_LIBRARY_PATH 環境変数を設定します。例えば、IBM MQ/opt/mqm にインストールされている場合、以下のコマンドを入力します。

export LD_LIBRARY_PATH=/opt/mqm/java/lib64:/opt/mqm/lib64:$LD_LIBRARY_PATH