チャネル・プロパティー
クライアント接続チャネルなど、すべてのタイプのチャネルにプロパティーを設定することができます。 一部のプロパティーは、特定のタイプのチャネルに固有です。
下の表には、設定できるすべてのプロパティーがリストされています。
- 一部のプロパティーは、クラスター・チャネルに固有のものです。
一部のプロパティーは、z/OS® チャネルに固有のものです。
それぞれのプロパティーについて、その構成時に必要となる簡単な説明を記載しています。 また、表には、DEFINE、ALTER、および DISPLAY CHANNEL コマンド用の同等の MQSC パラメーターも記載してあります。 MQSC コマンドについて詳しくは、IBM® Knowledge Center 内の MQSC コマンドによる管理を参照してください。
「一般」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「一般」ページで設定するプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
チャネル名 | 読み取り専用。 チャネル定義の名前。 | CHANNEL |
タイプ | 読み取り専用。 チャネル定義のタイプ。 | CHLTYPE |
QSG 処理 | 読み取り専用。 チャネル定義のキュー共用グループ処理。 作成後にはチャネル定義の処理を変更できません。 「キュー・マネージャー」 は、オブジェクト定義がそのオブジェクトをホストするキュー・マネージャーでのみ
使用可能であることを示しています。「グループ」 は、オブジェクト定義が共用リポジトリーに保管され、キュー共用グループの
各キュー・マネージャーに定義のコピーがあることを示しています。「コピー」 は、オブジェクト定義が、共用リポジトリー内の定義のキュー・マネージャーのコピーであることを
示しています。 |
QSGDISP |
説明 | チャネルの目的についての分かりやすい説明を入力します。 プロパティー・ダイアログのストリングを参照してください。 | DESCR |
キュー・マネージャー名 | チャネルが定義されるキュー・マネージャーの名前を入力します。 クライアント接続チャネルの場合は、MQI クライアント環境で実行中のアプリケーションが接続を要求できる、 接続先キュー・マネージャーの名前を入力します。 | QMNAME |
伝送プロトコル | チャネルが使用するトランスポート・タイプをリストから選択します。 | TRPTYPE |
接続名 | クラスター受信側チャネルを除くすべてのチャネルについて、宛先キュー・マネージャーをホストする
コンピューターの名前を入力します。 接続名の形式は、選択された伝送プロトコルに応じて異なります。 例えば、TCP/IP プロトコルを使用しており、宛先キュー・マネージャーが IBM MQ のデフォルト値 1414 以外の
ポート番号を使用して接続していることがわかっている場合
は、computer_name(port_number) を入力します。
ここで、computer_name は宛先キュー・マネージャーをホストするコンピューターの名前または
IP アドレスで、port_number は宛先キュー・マネージャーのリスナーが使用するポートです。
|
CONNAME |
伝送キュー | チャネルの受信側終端にあるキュー・マネージャーに対応する伝送キューの名前を入力します。 | XMITQ |
ローカル通信アドレス | チャネルが TCP/IP を使用しており、アウトバウンド通信に特定の IP アドレス、ポート、
またはポート範囲をチャネルが使用するようにしたい場合、チャネルのローカル通信アドレスを入力します。 チャネルはアドレスにローカルにバインドされます。 形式 ipaddress(low-port, high-port) を使用します。
ここで、ipaddress は、IPv4 小数点付き 10 進数、IPv6 16 進数、
または英数字ホスト名形式で指定された IP アドレスです。 例えば、192.0.2.0 は IPv4 アドレスと任意のポート、192.0.2.0(1000) は IPv4 アドレスと特定のポート、192.0.2.0(1000,2000) は IPv4 アドレスとポートの範囲、(1000) はポートのみを指定します。 クラスター送信側チャネル: 手動で定義されたクラスター送信側チャネルの |
LOCLADDR |
クラスター受信側チャネル: すべてのキュー・マネージャーが同じコンピューター上にない場合は、IP アドレスをクラスター受信側チャネルの |
||
全チャネル状況 | 読み取り専用。 チャネルの状態。 | STATUS |
「拡張」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「拡張」ページで設定するプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
最大メッセージ長 | チャネル上で伝送することができるメッセージの最大長を入力します。
|
MAXMSGL |
ハートビート間隔 | 0 から 999999 の範囲でハートビート間隔の長さを入力します。 ゼロの値は、ハートビート交換が行われないことを意味します。
この値は「切断間隔」 プロパティーの値より小さくなるように設定してください。 使用される値は、送信側で指定された値と受信側で指定された値のうちどちらか大きい方です。
ハートビート間隔は、伝送キューにメッセージがない時に送信側 MCA から渡されるハートビート・フロー間の時間 (秒数) です。 ハートビート交換により、受信側 MCA にチャネルを休止させる機会が与えられます。 |
HBINT |
最大インスタンス数 | このパラメーターは、サーバー接続チャネルおよび AMQP チャネルで使用します。 「最大インスタンス数」では、個々のサーバー接続チャネルまたは AMQP チャネルの同時インスタンスの最大数を指定します。 この値の範囲は、0 から 999999999 までです。 デフォルト値は 999999999 です。 ゼロの値を指定すると、すべてのクライアント・アクセスが禁止されます。 「最大インスタンス数」として、現在実行されているサーバー接続チャネルのインスタンス数よりも小さい値を設定すると、既存のインスタンスのうち、十分な数のインスタンスが停止するまでは、新しいインスタンスの開始が禁止されます。 既に接続されている ID を使用してクライアントが AMQP チャネルで接続すると (つまり、クライアントの引き継ぎが実行される場合)、クライアント接続数が MAXINST に達しているかどうかに関係なく、この引き継ぎは正常に行われます。 |
MAXINST |
クライアントあたりの最大インスタンス数 | このパラメーターは、サーバー接続チャネルで使用します。 「クライアントあたりの最大インスタンス数」では、1 つのクライアントから開始できる個々のサーバー接続チャネルの同時インスタンスの最大数を指定します。 このコンテキストでは、同じリモート・ネットワーク・アドレスからの接続が、同じクライアントからの接続と見なされます。 この値は、0 から 999999999 までの数値です。 デフォルト値は 999999999 です。 ゼロの値を指定すると、すべてのクライアント・アクセスが禁止されます。 「最大インスタンス数」は「クライアントあたりの最大インスタンス数」とは異なります。「最大インスタンス数」は接続の最大数ですが、「クライアントあたりの最大インスタンス数」は、各クライアントからサーバーに接続が許可されている、接続の最大数です。 |
MAXINSTC |
キープアライブ間隔 | 0 から 99999 の範囲でキープアライブ間隔の長さを入力します。 チャネルが TCP または SPX 以外のトランスポート・タイプを使用する場合、このプロパティーは無視されます。 「TCP キープアライブ」 プロパティーは、「キュー・マネージャー」プロパティーの「チャネル」ページで「はい」 に設定する必要があります。
|
KAINT |
シーケンス番号折り返し | シーケンス番号は、チャネルを介して送信されたメッセージのカウントです。 シーケンス番号は、チャネルを介してメッセージが送信されるたびに大きくなります。
他のすべてのプラットフォームの場合は、100 から 999999999 の範囲でメッセージ・シーケンス番号の最大数を指定します。この最大数に達すると、メッセージ・シーケンス番号 1 から再始動します。 値は、以前のメッセージで使用されているうちにその番号が再発行されることがないように、十分に高い値にする必要があります。 チャネルの両端は、チャネルの始動時に同じシーケンス番号折り返し値を持っていなければなりません。そうでない場合は、エラーを受け取ります。 |
SEQWRAP |
非持続メッセージ速度 | チャネル上の非持続メッセージがトランザクション内で転送されないことを指定するには、「高速」を選択します。 これは、非持続メッセージが、トランザクションの一部である場合よりもはるかに高速に、検索に利用できるようになることを意味します。 ただし、非持続メッセージはトランザクションの一部でないため、例えばメッセージの転送中にチャネルが停止した場合に、メッセージが失われる可能性があります。 これが生じることを避けるには、「通常」を選択します。 | NPMSPEED |
バッチ・サイズ | 同期点に達する前に送信されるメッセージの最大数を入力します。 メッセージは、常に個別に転送されますが、バッチとしてコミットまたはバックアウトされます。 デフォルトのバッチ・サイズである 50 を使用し、この値は必要な場合にのみ変更してください。 | BATCHSZ |
メッセージ圧縮 | 「編集」をクリックして、「メッセージ圧縮の編集」ダイアログを開きます。 チャネル定義でサポートされているメッセージの圧縮法を優先順に選択します。 チャネルのもう一方の終端でサポートされている最初の技法が使用されます。 「なし」は、メッセージの圧縮が行われないことを示します。 「RLE」は、ラン・レングス・エンコードを使用してメッセージ・データの圧縮を行うことを示します。 「ZLIBFAST」は、zlib 圧縮法を使用してメッセージ・データの圧縮を行うことを示し、この場合短時間で圧縮が行われます。 「ZLIBHIGH」は、zlib 圧縮法を使用してメッセージ・データの圧縮を行うことを示し、この場合高水準の圧縮が行われます。 「ANY」は、キュー・マネージャーでサポートされている任意の圧縮法を使用できることを示します。 詳しくは、IBM Knowledge Center 内の分散キューイングとクラスターを参照してください。 | COMPMSG |
ヘッダー圧縮 | 「編集」をクリックして、「ヘッダー圧縮の編集」ダイアログを開きます。 チャネル定義でサポートされているヘッダーの圧縮法を優先順に選択します。 チャネルのもう一方の終端でサポートされている最初の技法が使用されます。 「なし」はヘッダーの圧縮を行わないことを、「システム」はヘッダーの圧縮を行うことをそれぞれ示しています。 詳しくは、IBM Knowledge Center 内の分散キューイングとクラスターを参照してください。 | COMPHDR |
バッチ間隔 | 0 から 999999999 の範囲で、伝送キューにメッセージがない場合でもチャネルがバッチを開いておく時間をミリ秒単位で入力します。 | BATCHINT |
バッチ・データ制限 | 同期点を取得するまでに、1 つのチャネルを通じて送信されるデータ量の制限を、0 から 999999 の範囲のキロバイト数で指定します。 0 の値は、このチャネルを通じて送信されるバッチにデータ制限が適用されないことを意味します。 | BATCHLIM |
切断間隔 | 0 から 999999 の範囲で、バッチの終了後にチャネルがクローズするまでの秒数を入力します。 0 の値は、チャネルが切断しないことを意味します。 | DISCINT |
データ変換 | メッセージが受信アプリケーションによって、受信システムで必要な形式に変換されるように指定する には (通常の方式)、「いいえ」を選択します。 データ変換をサポートしないプラットフォーム上にリモート・キュー・マネージャーがある場合は、「はい」を選択して、 伝送前に、受信システムで必要な形式に変換されるように指定します。 | CONVERT |
書き込み権限 | このプロパティーは、MQPUT コマンドを宛先キューに対して実行するとき、または MQI 呼び出しを実行するときに、 メッセージ・チャネル・エージェント (MCA) によって実行されるセキュリティー処理のタイプを指定します。 デフォルトのユーザー ID を使用するには、「デフォルト」をクリックします。 メッセージに関連付けられているコンテキスト情報からの代替ユーザー ID を使用する場合 は、「コンテキスト」をクリックします。 | PUTAUT |
バッチ・ハートビート間隔 | 送信側チャネルが「バッチ・ハートビート間隔」の限度内で受信側チャネルからの通信を受信している場合、受信側チャネルは引き続きアクティブであると見なされます。この間隔を超えた場合、「ハートビート」が受信側チャネルに送信されて検査されます。 送信側チャネルは、チャネルのハートビート間隔 (HBINT) プロパティーで指定された秒数に基づいて、その間隔の間、チャネルの受信側からの応答を待機します。 チャネルの受信側がアクティブでなかった場合、バッチを未確定にせずにバックアウトすることができます。 バッチをバックアウトすることにより、メッセージが使用可能な状態で維持され、別のチャネルにリダイレクトするなどの処理が可能となります。 チャネルの受信側を非アクティブと見なす前に、 チャネルの送信側がチャネルの受信側からの応答を待機する秒数を 0 から 999999 の範囲で入力します。 0 の値は、バッチ・ハートビートが使われないことを意味します。 詳しくは、「未確定」となる機会を削減するためのチャネルの構成を参照してください。 |
BATCHHB |
デフォルト・チャネル処理 | チャネル処理キーワード (CHLDISP) を指定しないで START CHANNEL コマンドを実行すると、「デフォルト・チャネル処理」(DEFCDISP) の値に基づいてチャネルが開始されます。
有効な値は以下の 3 つです。 「専用」。 これがデフォルト値です。 ローカル・キュー・マネージャーで、専用チャネルとして開始されます。 「共用」。 受信チャネルは、キュー共用グループに向けられたインバウンド伝送への応答として開始された場合に共用されます。 送信チャネルは、その伝送キューに SHARED の処理がある場合に共用されます。 「固定共有」。 送信チャネルは、その伝送キューに SHARED の処理があって CONNAME がブランクでない場合に共用されます。 |
DEFCDISP |
プロパティー制御 (送信側チャネル、サーバー・チャネル、クラスター送信側チャネル、およびクラスター受信側チャネルでのみ) |
これは、IBM WebSphere® MQ 6.0 以前のキュー・マネージャーに送信されようとしているメッセージのプロパティーをどのように処理するかを定義します。 呼び出し側に RFH2 を伝搬する IBM WebSphere MQ 6.0 の動作を保持するには、値を「互換性」から「すべて」に変更する必要があります。 有効な値は以下のとおりです。 「すべて」は、メッセージをリモート・キュー・マネージャーに送信するときに、そのメッセージのすべてのプロパティーがメッセージに組み込まれることを意味します。メッセージ記述子 (または拡張) に含まれるものを除き、プロパティーはメッセージ・データ内の 1 つ以上の MQRFH2 ヘッダーに入れられます。 「互換性」。 これがデフォルト値です。JMS 関連プロパティーがメッセージ・データの MQRFH2 ヘッダーに含まれていることを前提とするアプリケーションは、変更なしで引き続き実行できます。 接頭部として、mcd.、jms.、usr.、mqext. のいずれかが付いたプロパティーがメッセージに含まれている場合は、メッセージ記述子 (または拡張) に含まれるプロパティー以外のすべてのオプショナル・メッセージ・プロパティー (「サポート」値が MQPD_SUPPORT_OPTIONAL のプロパティー) がメッセージ・データの 1 つ以上の MQRFH2 ヘッダーに組み込まれた後で、メッセージがリモート・キュー・マネージャーに送信されます。そうでなければ、メッセージ記述子 (または拡張) に含まれているプロパティー以外のすべてのメッセージ・プロパティーがメッセージから除去されてから、メッセージがリモート・キュー・マネージャーに送信されます。 プロパティー記述子の「サポート」フィールドが MQPD_SUPPORT_OPTIONAL に設定されていないプロパティーがメッセージに含まれていると、そのメッセージは拒否され、レポート・オプションの設定に基づいて処理されます。プロパティー記述子の「サポート」フィールドが MQPD_SUPPORT_OPTIONAL に設定されていても、プロパティー記述子の他のフィールドがデフォルト以外の値に設定されているプロパティーがメッセージに 1 つ以上含まれていると、メッセージからそれらのプロパティーが除去されてから、メッセージがリモート・キュー・マネージャーに送信されます。 「なし」は、メッセージ記述子 (または拡張) に含まれているプロパティー以外のすべてのメッセージ・プロパティーがメッセージから除去されてから、メッセージがリモート・キュー・マネージャーに送信されることを意味します。プロパティー記述子の「サポート」フィールドが MQPD_SUPPORT_OPTIONAL に設定されていないプロパティーがメッセージに含まれていると、そのメッセージは拒否され、レポート・オプションの設定に基づいて処理されます。 |
PROPCTL |
会話の共用 (サーバー接続チャネルおよびクライアント接続チャネルのみ) |
特定の TCP/IP クライアント・チャネル・インスタンス (ソケット) を通じて共有可能な会話の最大数を指定します。 有効な値は以下のとおりです。 0: TCP/IP ソケットを通じた会話の共有ができないことを指定します。 チャネル・インスタンスは、以下の点に関して、IBM WebSphere MQ 7.0 より前のモードで実行されています。
1: TCP/IP ソケットを通じた会話の共有ができないことを指定します。 MQGET 呼び出しであるかどうかにかかわらず、クライアントのハートビートおよび先読みが可能であり、チャネル静止がさらに制御しやすくなります。 2 から 999999999: 共有される会話の数。 デフォルト値は 10 です。 クライアント接続の SHARECNV 値とサーバー接続の SHARECNV 値が一致しない場合、低い方の値が使用されます。 |
SHARECNV |
未処理リセット・シーケンス番号 | これは、未処理要求からのシーケンス番号で、ユーザーの RESET CHANNEL コマンド要求が未処理であることを示します。 値がゼロの場合は、未処理の RESET CHANNEL がないことを示します。 この値の範囲は、1 から 999999999 までです。 RESETSEQ の値が 0 の場合、DISPLAY CHANNEL コマンドは RESETSEQ(NO) を返します。 |
RESETSEQ |
送達不能キューを使用 (クライアント接続チャネル、サーバー接続チャネル、または Telemetry チャネルでは未使用) |
チャネルでメッセージを配信できない場合に、送達不能キューを使用するかどうかを指定します。指定可能な値は以下の 2 つです。
|
USEDLQ |
ポート (AMQP チャネルのみ) |
AMQP 接続のポートを指定します。 AMQP 1.0 接続のデフォルトのポートは 5672 です。 ポート 5672 が既に使用されている場合は、別のポートを指定することができます。 | PORT |
クライアント ID を使用 (AMQP チャネルのみ) |
AMQP チャネルの接続でクライアント ID を使用するように指定します。 「はい」または「いいえ」に設定されます。 | USECLTID |
AMQP キープアライブ (AMQP チャネルのみ) |
キープアライブ時間をミリ秒単位で指定します。 キープアライブ間隔の間に AMQP クライアントがフレームを送信しないと、接続は amqp:resource-limit-exceeded AMQP エラー状態で閉じられます。 | AMQPKA |
トピック・ルート (AMQP チャネルのみ) |
AMQP チャネルのトピック・ルートを指定します。 このプロパティーを使用して、キュー・マネージャーにデプロイした MQ Light アプリケーションが、他のアプリケーションによって使用されているトピック・ツリー内の領域でメッセージのパブリッシュ/サブスクライブを実行しないように設定します。 TPROOT のデフォルト値は SYSTEM.BASE.TOPIC です。 このデフォルト値を使用すると、AMQP クライアントがパブリッシュ/サブスクライブのために使用するトピック・ストリングには接頭部が付かず、そのクライアントは、他の MQ パブリッシュ/サブスクライブ・アプリケーションとの間でメッセージを交換できるようになります。 |
TPROOT |
![]() ![]() |
これは、AMS 保護ポリシーの適用に関して、伝送キューからメッセージを取得するとき、またはターゲット・キューに書き込むときのメッセージ・チャネル・エージェントの動作を定義します。 これはタイプが sender、server、receiver、および requester のチャネルに対して有効です。 有効な値は以下のとおりです。
|
SPLPROT |
「MCA」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「MCA」ページで設定するプロパティーがリストされています。 このチャネル用の Message Channel Agent (MCA) の実行方法を構成するには、「MCA」ページ上でプロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
MCA ユーザー ID | メッセージ・チャネル・エージェント・ユーザー ID。 非ブランクの場合、メッセージ・チャネル・エージェントが IBM MQ
リソースへのアクセス許可に使用するユーザー ID です。このアクセス許可には、(PUTAUT が DEF に設定されている場合に) 受信側チャネルまたは要求側チャネル用の宛先キューにメッセージを置くための許可も含まれます。 ブランクの場合、メッセージ・チャネル・エージェントはデフォルトのユーザー ID を使用します。 デフォルトのユーザー ID は、受信側チャネルを開始したユーザー ID から取られます。 有効な値は以下のとおりです。
このストリングの最大長は、次のとおりです。
|
MCAUSER |
MCA タイプ | Message Channel Agent (MCA) プログラムをスレッドとして実行するように指定するには、「スレッド」を選択します。MCA をプロセスとして実行するように指定するには、「プロセス」を選択します。 | MCATYPE |
MCA 名 | 読み取り専用。 MCA 名は予約済みであり、必ずブランクに設定すべきなので、このプロパティーを編集することはできません。 | MCANAME |
「出口」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「出口」ページで設定するプロパティーがリストされています。 ユーザー出口を実行するようにチャネルを構成するには、「出口」ページでプロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
送信出口名 | 「編集」をクリックして、「送信出口名の編集」ダイアログを開きます。 送信出口プログラムの名前を追加します。
|
SENDEXIT |
送信出口ユーザー・データ | 送信出口プログラムの呼び出し時にチャネル送信出口に渡されるデータ (最大 32 文字) を入力します。
|
SENDDATA |
受信出口名 | 「編集」をクリックして、「受信出口名の編集」ダイアログを開きます。 受信出口プログラムの名前を追加します。
|
RCVEXIT |
受信出口ユーザー・データ | 受信出口プログラムの呼び出し時にチャネル受信出口に渡されるデータ (最大 32 文字) を入力します。
|
RCVDATA |
セキュリティー出口名 | セキュリティー出口プログラムの名前を入力します。
|
SCYEXIT |
セキュリティー出口ユーザー・データ | チャネル・セキュリティー出口の呼び出し時にチャネル・セキュリティー出口に渡されるデータ (最大 32 文字) を入力します。 | SCYDATA |
メッセージ出口名 | 「編集」をクリックして、「メッセージ出口名の編集」ダイアログを開きます。 メッセージ出口プログラムの名前を追加します。
|
MSGEXIT |
メッセージ出口ユーザー・データ | チャネル・メッセージ出口プログラムの呼び出し時にチャネル・メッセージ出口に渡されるデータ (最大 32 文字) を入力します。
|
MSGDATA |
「LU6.2」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「LU6.2」ページで設定するプロパティーがリストされています。 チャネルが LU 6.2 トランスポート・プロトコルを使用する場合は、「LU6.2」ページ上で プロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
モード名 | LU 6.2 モード名を入力します。
これは SNA モード名です。
ただし「一般」ページの「接続名」 プロパティーの値にサイド・オブジェクトが
含まれている場合を除きます。この場合は「モード名」 値をブランクのままにしておきます。 最大長は 8 文字です。 |
MODENAME |
TP 名 | リンクの遠端で実行される MCA プログラムの名前または総称名を入力します。 | TPNAME |
ユーザー ID | リモート MCA との保護 LU 6.2 セッションを開始しようとするときに、MCA が使用するユーザー ID を入力します。 最大長は 12 文字ですが、使用されるのは最初の 10 文字のみです。 | USERID |
パスワード | 「チャネル・パスワードの変更」をクリックして、「パスワードの変更」ダイアログに、リモート MCA との保護 LU 6.2 セッションを開始しようとするときに、MCA が使用するパスワードを入力します。 最大長は 12 文字です。 | PASSWORD |
「再試行」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「再試行」ページで設定するプロパティーがリストされています。 チャネルがリモート・キュー・マネージャーに接続できない場合のチャネルの動作方法を構成する には、「再試行」ページでプロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
短期再試行カウント | 0 から 999999999 の範囲で (CICS を使用する z/OS の場合は 1 から 999999999)、チャネルがリモート・キュー・マネージャーに接続を試行できる最大回数を入力します。 | SHORTRTY |
短期再試行間隔 | 短期再試行カウント時に、リモート・キュー・マネージャーへの接続の再試行をチャネルが待機する概算間隔を、秒単位で入力します。 0 の値は、チャネルが即時に再試行することを意味します。 | SHORTTMR |
長期再試行カウント | 0 から 999999999 の範囲で、チャネルがリモート・キュー・マネージャーに接続を試行できる最大回数を入力します。 このプロパティーの値は、「短期再試行カウント」 プロパティーで指定されたカウントを超えているが、チャネルがリモート・キュー・マネージャーにまだ正常に接続していない場合にのみ使用されます。 |
LONGRTY |
長期再試行間隔 | 長期再試行カウント時に、リモート・キュー・マネージャーへの接続の再試行をチャネルが待機する概算間隔を、秒単位で入力します。 0 の値は、チャネルが即時に再試行することを意味します。 | LONGTMR |
キープアライブ間隔 | 「キープアライブ間隔」 プロパティーの値は、チャネルのタイムアウト値を指定します。 キープアライブ値が、ネゴシエーションされた「ハートビート間隔」の値に基づくようにするには、「自動」を選択します。 ネゴシエーションされたハートビート間隔がゼロより大きい場合、キープアライブ間隔 は、ネゴシエーションされたハートビート間隔に 60 秒を加えた値になります。ネゴシエーションされたハートビート間隔がゼロの場合は、キープアライブ間隔 もゼロになります。タイムアウト値を指定するには、0 から 99999 の範囲で秒数を入力します。
このチャネルのキープアライブを使用不可にするには、0 を入力します。 |
KAINT |
「メッセージ再試行」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「メッセージ再試行」ページで設定するプロパティーがリストされています。 チャネルがリモート・キューにメッセージを初回に書き込んだときに失敗した場合のチャネルの動作方法を構成するには、「メッセージ再試行」ページでプロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
メッセージ再試行カウント | チャネルがリモート・キューへのメッセージの配信は不可能であると判断するまで、メッセージの配信を再試行する回数を 0 から 999999999 の範囲で入力します。 このプロパティーは、「メッセージ再試行出口名」 プロパティーがブランクの場合にのみ MCA のアクションを制御します。 「メッセージ再試行出口名」 プロパティーがブランクでない場合、「メッセージ再試行カウント」 プロパティーの値は出口で使用するために渡されますが、チャネルがメッセージの配送を再試行する回数はその出口によって制御され、「メッセージ再試行カウント」 プロパティーでは制御されません。 |
MRRTY |
メッセージ再試行間隔 | チャネルがリモート・キューにメッセージの書き込みを再試行するまでに待機する最小時間を、ミリ秒単位で入力します。 | MRTMR |
メッセージ再試行出口名 | チャネル・メッセージ再試行出口プログラムの名前を入力します。
|
MRDATA |
メッセージ再試行出口ユーザー・データ | チャネル・メッセージ再試行出口の呼び出し時にチャネル・メッセージ再試行出口に渡されるデータ (最大 32 文字) を入力します。 | MREXIT |
「クラスター」ページ
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
クラスター内で共用しない | デフォルトでは、このオプションが選択されており、チャネルはどのクラスターでも共用されません。 | 適用外。 |
クラスター内で共用 | 1 つのクラスター内でチャネルを共用するには、このオプションを選択して、クラスターの名前を入力します。 プロパティー・ダイアログのストリングを参照してください。 | CLUSTER |
クラスターのリスト内で共用 | 複数のクラスターでチャネルを共用するには、このオプションを選択して、クラスターの名前が含まれている名前リスト・オブジェクトの名前を入力します。 プロパティー・ダイアログのストリングを参照してください。 | CLUSNL |
ネットワーク優先順位 | このプロパティーの値は、ネットワーク接続のチャネル優先順位を示します。 0 から 9 の範囲で値を入力します。0 が最低優先順位です。 IBM Knowledge Center 内の NETPRTY チャネル属性を参照してください。 | NETPRTY |
CLWL チャネル・ランク | 0 から 9 の範囲で、クラスター内のチャネルのランクを入力します。0 が最低優先順位です。 IBM Knowledge Center 内の CLWLRANK チャネル属性を参照してください。 | CLWLRANK |
CLWL チャネル優先順位 | 0 から 9 の範囲で、クラスター内のチャネルの優先順位を入力します。0 が最低ランクです。 IBM Knowledge Center 内の CLWLPRTY チャネル属性を参照してください。 | CLWLPRTY |
CLWL チャネル・ウェイト | チャネルに適用される加重を入力します。これによってチャネルを介して送信されるメッセージの比率を制御します。 値は 1 から 99 の範囲でなければなりません。1 は最低の加重です。 IBM Knowledge Center 内の CLWLWGHT チャネル属性を参照してください。 | CLWLWGHT |
「SSL」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「SSL」ページで設定するプロパティーがリストされています。 SSL セキュリティーを使用するようにチャネルを構成するには、「SSL」ページでプロパティーを編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
CertificateLabel | 使用するこのチャネルの証明書ラベル。 ラベルにより、鍵リポジトリーに含まれているどの個人証明書をリモート・ピアに送信するかを指定します。 このプロパティーをブランクにした場合、証明書はキュー・マネージャーの CertificateLabel プロパティーによって判別されます。 | CERTLABL |
CipherSpec | TLS 接続の CipherSpec の名前を入力します (最大で 32 文字)。 IBM MQ SSL チャネル定義の両端に対して、CipherSpec プロパティーに同じ値が指定されている必要があります。
詳細については、IBM Knowledge Center の DEFINE CHANNEL にある SSLCIPH プロパティーを参照してください。
このパラメーター値は、チャネル状況属性ページの出力フィールドである、セキュリティー・プロトコル・プロパティーの値を設定するときにも使用されます。 |
SSLCIPH |
接続を開始する相手先の認証 | チャネルが必ず TLS クライアントからの TLS 証明書を受け取って認証するように指定するには、「必須」を選択します。チャネルが TLS クライアントからの TLS 証明書を受け取って認証する必要がない場合は、「オプション」を選択します。「オプション」を選択した場合、ピア TLS クライアントが証明書を送信すると、チャネルは証明書を通常どおり認証します。 | SSLCAUTH |
ピア発行者名 | 証明書発行者の識別名フィルター。 このフィールドには、リモート・ピア個人証明書の発行者 DN に一致する識別名フィルターが含まれます。 「ピア発行者名」は「SSL ピア・マップ」のキー・フィールドです。つまり、インバウンドチャネル接続の権限レコードのマッチングに使用されます。 | SSLCERTI |
これらの値と一致する識別名を持つ証明書のみを受け入れる | ピア・キュー・マネージャーまたは IBM MQ チャネルの反対側のクライアントからの証明書の「識別名」の値を指定します。 チャネルが開始するときに、このプロパティーの値は、証明書の識別名と比較されます。 | SSLPEER |
これらの値と一致する識別名を持つ証明書のみを受け入れる | このチャネル認証レコードでは、TLS の識別名 (DN) を MCAUSER 値にマップします。 SSLPEERMAP パラメーターは、SSLPEER と共に指定する必要があります。 | SSLPEERMAP |
「ロード・バランシング」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「ロード・バランシング」 ページで設定するプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
ウェイト | クライアント・チャネル加重プロパティーでは、どのクライアント接続チャネル定義を使用するかを制御するための加重値を指定します。 クライアント・チャネル加重プロパティーを使用すると、適切なクライアント・チャネル定義が複数存在する場合に、それぞれの加重値に基づいてクライアント・チャネル定義をランダムに選択できるようになります。 クライアントがキュー・マネージャー・グループへの接続を要求する MQCONN を実行するときに、先頭にアスタリスクを付けてキュー・マネージャーを指定した場合、クライアント・チャネル定義テーブル (CCDT) に適切なチャネル定義が複数存在すれば、加重値に基づいて定義が選択され、使用されることになります。つまり、該当する CLNTWGHT(0) の定義がアルファベット順で最初に選択されます。 0 から 99 の範囲の値を指定します。 デフォルトは 0 です。 値として 0 を指定すると、ロード・バランシングが実行されず、該当する定義がアルファベット順で選択されます。 ロード・バランシングを有効にするには、1 から 99 までの範囲の値を選択します (1 が最低の加重値、99 が最高の加重値です)。 ゼロ以外の加重値が設定されている 2 つ以上のチャネルの間でメッセージが配分される比率は、それぞれの加重値の比率にほぼ比例することになります。 |
CLNTWGHT |
アフィニティー | チャネル・アフィニティー・プロパティーを使用すると、同じキュー・マネージャー名を使用して複数回接続するクライアント・アプリケーションが、接続ごとに同じクライアント・チャネル定義を使用するかどうかを選択することが可能になります。 このプロパティーは、該当するチャネル定義が複数存在する場合に使用します。 有効な値は以下のとおりです。 「優先」。 これがデフォルト値です。クライアント・チャネル定義テーブル (CCDT) を読み取るプロセスの最初の接続によって、該当する定義のリストが作成されます。そのリストは、クライアント・チャネル・ウェイトの値に基づいています。ウェイトの値が 0 の定義が先頭に来て、各定義がアルファベット順で並びます。 プロセス内の各接続は、リストに含まれている先頭の定義を使用して接続しようとします。 接続に失敗すると、次の定義を使用します。 失敗した定義のうち、クライアント・チャネル・ウェイトの値が 0 以外の定義は、リストの末尾に移動します。 クライアント・チャネル・ウェイトの値が 0 の定義は、リストの先頭に残り、各接続で最初に選択されます。 同じホスト名のそれぞれのクライアント・プロセスで、同じリストが作成されます。 「なし」。 CCDT を読み取るプロセスの最初の接続によって、該当する定義のリストが作成されます。 プロセス内のすべての接続が、クライアント・チャネル・ウェイトの値に基づいて該当する定義を選択します。アルファベット順で、ウェイトの値が 0 の定義を最初に選択します。 |
AFFINITY |
「統計」ページ
下の表には、「チャネル・プロパティー」ダイアログの「統計」ページで設定するプロパティーがリストされています。 モニターまたは統計データを収集するようにチャネルを構成するには、「統計」ページでプロパティーを 編集します。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
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変更日付 | 読み取り専用。 キューのプロパティーが最後に変更された日付です。 | ALTDATE |
変更時刻 | 読み取り専用。 キューのプロパティーが最後に変更された時刻です。 | ALTTIME |
チャネル・モニター | チャネルの現在のパフォーマンスに関するオンライン・モニター・データを収集するように IBM MQ を構成することができます。 キュー・マネージャーの「チャネル・モニター」 プロパティーの値を継承するには (キュー・マネージャー・プロパティーを参照)、「キュー・マネージャー」をクリックします。 キュー・マネージャーの「チャネル・モニター」 プロパティーが「なし」 の場合、キューの「チャネル・モニター」 プロパティーは無視されます。 キュー・マネージャーの「チャネル・モニター」 プロパティーが「なし」 ではない場合、キュー・マネージャーの設定を指定変更し、このチャネルのデータが収集されないようにする
には、「オフ」をクリックします。また、低速でデータを収集するには「低」を、中程度の速度でデータを収集する
には「中」を、高速でデータを収集するには「高」を
クリックします。 |
MONCHL |
チャネル統計 | チャネルのアクティビティーに関する統計データを収集するように IBM MQ を構成することができます。 キュー・マネージャーの「チャネル統計」 プロパティーの値を継承するには (キュー・マネージャー・プロパティーを参照)、「キュー・マネージャー」をクリックします。 キュー・マネージャーの「チャネル統計」 プロパティーが「なし」 の場合、キューの「チャネル統計」 プロパティーは無視されます。 キュー・マネージャーの「チャネル統計」 プロパティーが「なし」 ではない場合、キュー・マネージャーの設定を指定変更し、このチャネルのデータが収集されないようにする
には、「オフ」をクリックします。また、低速でデータを収集するには「低」を、中程度の速度でデータを収集するには「中」を、高速でデータを収集するには「高」を
クリックします。 |
STATCHL |