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カップリング・ファシリティー構造プロパティー
カップリング・ファシリティー構造にプロパティーを設定することができます。カップリング・ファシリティー構造は、z/OS® でのみ使用可能です。
それぞれのプロパティーについて、その構成時に必要となる簡単な説明を記載しています。また、表には、DEFINE、ALTER、および DISPLAY CFSTRUCT コマンド用の同等の MQSC パラメーターも記載してあります。MQSC コマンドについて詳しくは、IBM® Knowledge Center 内の MQSC コマンドによる管理を参照してください。
「一般」ページ
この表には、「カップリング・ファシリティー構造プロパティー」ダイアログの「一般」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
カップリング・ファシリティー名 | 読み取り専用。作成後にはカップリング・ファシリティー構造の名前を変更できません。 | CFSTRUCT |
カップリング・ファシリティーの説明 | カップリング・ファシリティー構造の目的について分かりやすい説明を入力します。プロパティー・ダイアログのストリングを参照してください。 | DESCR |
レベル | 読み取り専用。このカップリング・ファシリティー・アプリケーション構造の機能レベル。 | CFLEVEL |
リカバリー | 読み取り専用。このプロパティーは、カップリング・ファシリティー構造リカバリーがアプリケーション構造用にサポートされているかどうかを指定します。 | RECOVER |
カップリング・ファシリティーとの接続損失 | キュー・マネージャーが CF 構造との接続を失った場合に実行するアクションを指定します。以下の 3 つのオプションがあります。
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CFCONLOS |
自動リカバリー | キュー・マネージャーが構造体の失敗を検出した場合の自動リカバリー・アクションを指定します。あるいは、キュー・マネージャーが構造体との接続を失った場合や、シスプレックスに含まれるシステムが、その構造体が割り振られているカップリング・ファシリティーとの接続を確立していない場合にも当てはまります。値には以下のいずれかの値を指定できます。
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RECAUTO |
変更日付 | 読み取り専用。カップリング・ファシリティー構造のプロパティーが最後に変更された日付。 | ALTDATE |
変更時刻 | 読み取り専用。カップリング・ファシリティー構造のプロパティーが最後に変更された時刻。 | ALTTIME |
状況 | 読み取り専用。カップリング・ファシリティー構造の現在の状況。 | STATUS |
「メッセージ・オフロード」ページ
この表には、「カップリング・ファシリティー構造プロパティー」ダイアログの「メッセージ・オフロード」ページで設定できるプロパティーがリストされています。
プロパティー | 意味 | MQSC パラメーター |
---|---|---|
オフロード | 必要な場合、共有キューのメッセージ・データを格納する場所を選択します。選択肢は、「Db2®」、「SMDS」(共有メッセージ・データ・セット)、または「なし」(オフロードが不要の場合) です。 | OFFLOAD |
オフロード規則 1 しきい値 (%) | カップリング・ファシリティー構造で使用される容量の初期しきい値を表すように、この値を編集します。例えば、70% は、カップリング・ファシリティー構造ストレージの 70% が使用されたときにオフロードがトリガーされることを表します。 | OFFLD1TH |
オフロード規則 1 サイズ | オフロード規則 1 で指定されている容量しきい値に達したとき、オフロード用に選択されるメッセージのサイズを表すように、この値を編集します。指定されたサイズを越えるすべてのメッセージが、オフロード用に選択されます。例えば、32k は、32k を越えるすべてのメッセージがオフロードされることを表します。 | OFFLD1SZ |
オフロード規則 2 しきい値 (%) | カップリング・ファシリティー構造で使用される容量の第 2 のしきい値を表すように、この値を編集します。例えば、80% は、カップリング・ファシリティー構造ストレージの 80% が使用されたときにオフロードがトリガーされることを示します。 | OFFLD2TH |
オフロード規則 2 サイズ | オフロード規則 2 で指定されている容量しきい値に達したとき、オフロード用に選択されるメッセージのサイズを表すように、この値を編集します。指定されたサイズを越えるすべてのメッセージが、オフロード用に選択されます。例えば、4k は、4k を越えるすべてのメッセージがオフロードされることを表します。 | OFFLD2SZ |
オフロード規則 3 しきい値 (%) | カップリング・ファシリティー構造で使用される容量の最終しきい値を表すように、この値を編集します。例えば、90% は、カップリング・ファシリティー構造ストレージの 90% が使用されたときにオフロードがトリガーされることを表します。 | OFFLD3TH |
オフロード規則 3 サイズ | オフロード規則 3 で指定されている容量しきい値に達したとき、オフロード用に選択されるメッセージのサイズを表すように、この値を編集します。指定されたサイズを越えるすべてのメッセージが、オフロード用に選択されます。例えば、0k は、残りのすべてのメッセージがオフロードされることを表します。 | OFFLD3SZ |
総称データ・セット名 | この構造に関連付けられている共有メッセージ・データ・セットのグループで使用される総称データ・セット名を指定するように、この値を編集します。 | DSGROUP |
論理ブロック・サイズ | 論理ブロック・サイズ (共有メッセージ・データ・セット・スペースが個々のキューに割り当てられる単位) を指定するように、この値を編集します。 | DSBLOCK |
バッファー数 | 共有メッセージ・データ・セットへのアクセス用に各キュー・マネージャーに割り当てられるバッファーの数を指定するように、この値を編集します。 | DSBUFS |
データ・セットの拡張 | 共有メッセージ・データ・セットがほとんどフルになって、データ・セット内に追加のブロックが必要になったときに、キュー・マネージャーが共有メッセージ・データ・セットを拡張するかどうかを制御するために、このパラメーターを編集します。 | EXPAND |