MQTT クライアント・ユーティリティーの使用

MQTT クライアント・ユーティリティーを 1 つ以上使用して、遠隔測定セットアップをテストします。 このタスクの範囲では、1 つのクライアント・ユーティリティーを使用してメッセージをパブリッシュおよびサブスクライブします。

始める前に

  • 遠隔測定 (MQXR) サービスが実行中であることを確認してください。
  • MQTT クライアント・ユーティリティーを正常に使用するには、実行中の遠隔測定チャネルが少なくとも 1 つ必要です。

このタスクについて

MQTT クライアント・ユーティリティーを開始するには、いくつかの方法があります。 クライアント・ユーティリティーの実行について詳しくは、MQTT クライアント・ユーティリティーの実行を参照してください。このタスクの範囲では、「サンプル構成の定義」ウィザードで作成された PlainText 遠隔測定チャネルからクライアント・ユーティリティーを開始します。

デフォルトでは、PlainText チャネルの「MCA ユーザー ID」は、guest (Windows の場合) および nobody (Linux® の場合) に設定されます。トピックにサブスクライブするためには、これらのデフォルト値が必要です。

手順

  1. PlainText 遠隔測定チャネルを右クリックし、「MQTT クライアント・ユーティリティーを実行」をクリックします。クライアント・ユーティリティー・ウィンドウが開きます。 「ホスト」フィールドと「ポート」フィールドは、選択した遠隔測定チャネルの値を使用して自動的に設定されます。
  2. 「クライアント ID」フィールドに、クライアント ID を入力します。 遠隔測定チャネルから MQTT クライアント・ユーティリティーを起動するたびに、新しいクライアント ID が生成されます。 この生成された ID を使用するか、または任意の名前を入力することができます。 遠隔測定チャネル上で複数のクライアント・ユーティリティーを実行する場合は、必ずクライアント・ユーティリティーごとに異なるクライアント ID を使用してください。2 つの MQTT クライアント・ユーティリティーのクライアント ID が同じ場合、後から接続するクライアント・ユーティリティーが、前のクライアント・ユーティリティーを強制的に切断します。遠隔測定チャネルから複数の MQTT クライアント・ユーティリティーを実行すると、生成されたクライアント ID に数値の接尾部が付加されます。この接尾部は、新しいクライアント・ユーティリティーを開始するたびにインクリメントされます。
  3. 「オプション」をクリックして「接続オプション」ウィンドウを開きます。クリーン・セッションでクライアント・ユーティリティーを開始するか、遺言オプションを構成することができます。
  4. 「接続」をクリックして PlainText 遠隔測定チャネルとの接続を確立します。「クライアント・ヒストリー」に、「接続」の新しいイベント・エントリーが表示されます。
  5. 「サブスクリプション」「トピック」フィールドに、トピック名を入力します。デフォルト・トピック名は testTopic です。このタスクでは一貫して、この名前を使用します。
  6. 「要求 QoS」メニューから、サービスのサブスクリプション品質を選択します。
  7. 「サブスクライブ」をクリックしてトピック testTopic にサブスクライブします。「クライアント・ヒストリー」に、「サブスクライブ済み」の新しいイベント・エントリーが、トピック名、QoS、サブスクリプション時刻と共に表示されます。
  8. 「パブリケーション」「トピック」フィールドで、デフォルト・トピック名 testTopic を受け入れます。通常は、MQTT クライアントが正しいトピックのメッセージを受信できるように、サブスクリプション・トピックとパブリケーション・トピックを一致させておく必要があります。
  9. 「メッセージ」フィールドに、メッセージを入力します。デフォルトのメッセージ・テストは Test Message です。
  10. 「要求 QoS」メニューから、サービスのパブリケーション品質を選択します。
  11. 新しいサブスクライバーにこのトピックの最新の保存パブリケーションを転送するには、「保持」を選択します。
  12. 「パブリッシュ」をクリックして、対象のサブスクライバー向けに testTopic トピックのメッセージをパブリッシュします。 「クライアント・ヒストリー」に、「パブリッシュ済み」の新しいイベント・エントリーが、トピック名、QoS、メッセージが保持されているかどうか、サブスクリプション時刻と共に表示されます。 受信クライアント・ユーティリティーでは、「クライアント・ヒストリー」に、「受信」の新しいイベント・エントリーが表示されます。
  13. 「クライアント・ヒストリー」で受信メッセージを選択し、「メッセージの表示」をクリックして「メッセージ・ビューアー」ウィンドウに全メッセージを表示します。あるいは、メッセージを選択して Enter を押すか、受信メッセージをダブルクリックします。

タスクの結果

メッセージをパブリッシュでき、サブスクライブしたトピックのメッセージを表示できるということは、キュー・マネージャーが Telemetry 用に正しくセットアップされていることを示しています。