IBM MQ エクスプローラーの新機能および変更点
IBM® MQ エクスプローラーの主な新機能および変更された機能について説明します。
![[V9.2.0 2020 年 7 月]](./ng920.gif)
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IBM MQ 9.2.x での IBM MQ エクスプローラー の新機能
IBM MQ 9.2.0 以降では、IBM MQ エクスプローラー は Eclipse 4.15 上に構築されています。
インストール要件について詳しくは、IBM MQ エクスプローラー のインストール要件およびEclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。
IBM MQ 9.1.x での IBM MQ エクスプローラー の新機能
- IBM MQ エクスプローラー が構築されている Eclipse のバージョンに対する変更
IBM MQ 9.1.0 以降では、 IBM MQ エクスプローラーは、Eclipse 4.6.3 ではなく Eclipse 4.7.3 上に構築されています。
- スタンドアロン IBM MQ エクスプローラー の更新の送達機構の変更
IBM MQ 9.1.4 以降、スタンドアロン IBM MQ エクスプローラー (旧称 SupportPac MS0T) を Fix Central からスタンドアロン・アプリケーションとして入手できます。SupportPac MS0T を IBM ダウンロード・サイトから入手できなくなりました。
インストール要件について詳しくは、IBM MQ エクスプローラー のインストール要件およびEclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。
IBM MQ 9.0.4 での IBM MQ エクスプローラー の新機能
- IBM MQ エクスプローラーは、Eclipse 4.4.2 ではなく Eclipse 4.6.3 上に構築されています。
- インストール要件について詳しくは、IBM MQ エクスプローラー のインストール要件およびEclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。
IBM MQ 9.0 での IBM MQ エクスプローラー の新機能
- IBM MQ エクスプローラーは、Eclipse 4.3.2 ではなく Eclipse 4.4.2 上に構築されています。
- インストール要件について詳しくは、IBM MQ エクスプローラー のインストール要件およびEclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。
IBM MQ 8.0 での IBM MQ エクスプローラー の新機能
- IBM MQ エクスプローラーは、Eclipse 3.6.2 ではなく Eclipse 4.3.1 上に構築されています。
- インストール要件について詳しくは、IBM MQ エクスプローラー のインストール要件およびEclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。
- パブリッシュ/サブスクライブ・クラスターに関するトピック・ホスト経路指定のサポート
- 以前のバージョンでは、キュー・マネージャー上でクラスター・トピックを構成すると、クラスター内のすべてのキュー・マネージャーが、クラスター内の他のすべてのキュー・マネージャーを認識するようになります。 パブリッシュおよびサブスクライブ操作の実行時に、各キュー・マネージャーは直接他のすべてのキュー・マネージャーに接続します。 この方法は IBM MQ 8.0 でも引き続き使用可能で、直接経路指定 と呼ばれています。
- システムのサイズをよりよく理解するためのサポート
- 以下のパラメーターが、レポートされるパブリッシュ/サブスクライブ情報に追加されました。 これらは特定のキュー・マネージャーに関するパブリッシュ/サブスクライブ状況ページに表示されます。
- サブスクリプション・カウント。 ローカル・トピック・ツリーに対するサブスクリプションの総数を表示します。
- トピック数。 ローカル・トピック・ツリー内のトピック・ノードの総数を表示します。
- 新しい接続詳細プロパティー
- 詳しくは、接続詳細のプロパティーを参照してください。
- CHCKLOCL
- CHCKLOCL を「管理者に必要」または「全員に必要」に設定すると、runmqsc コマンド行に -u UserID パラメーターを指定しない限り、ローカルで runmqsc コマンドを使用してキュー・マネージャーを管理できなくなります。
- セキュリティーが有効にされているリモート・キュー・マネージャー接続
- SSL 暗号仕様 RC2_MD5_EXPORT はサポートされなくなりました。 この暗号仕様を使用する接続、および IBM MQ 8.0 の IBM MQ エクスプローラー にインポートされる接続の SSL 暗号仕様設定はブランクになります。新しい暗号仕様を選択する必要があります。
- 特定の SSLv3 暗号スイートの非推奨
- IBM MQ 8.0 オンラインの製品資料の Java および JMS: CipherSuite サポートの変更点でリストされている 3 つの SSL 暗号仕様はサポートされなくなりました。
![[z/OS]](./ngzos.gif)
- z/OS の新機能
- z/OS の以下の変更内容については、キュー・マネージャー・プロパティーおよびチャネル・プロパティーで説明されています。
- 新しい統計モニター (z/OS) のセクション。
- 統計モニター (Multiplatforms) から 統計モニター (z/OS) へのリンクの追加。
- システム (z/OS) への新しい「セキュリティー・ポリシー」、「*最大 ACE プール・サイズ (KB)」、および「除外オペレーター・メッセージ」 パラメーターの追加。
- 「統計」ページでの「チャネル統計」パラメーター説明の改善。
- z/OS 用の「クラスター・チャネル名」パラメーターの明確化。 詳しくは、IBM MQ キューのプロパティーの「拡張」ページに記載されている
「クラスター・チャネル名」
属性を参照してください。
IBM WebSphere MQ 7.5 での IBM MQ エクスプローラー の新機能
- ファイル転送管理 および Advanced Message Security の統合
IBM WebSphere® MQ 7.5 の主な新機能の 1 つとして、ファイル転送管理 と Advanced Message Security の機能の統合があります。それを使用するには、適切なライセンス資格が必要です。 必要なコンポーネントを単一のインストール済み環境から選択できます。
サーバー・コンポーネントおよびサポートパック MS0T で提供のスタンドアロン・バージョンの両方において、IBM MQ エクスプローラーには、ファイル転送管理 と Advanced Message Security の拡張機能が常にあり、必要に応じてアクティブになります。 IBM MQ エクスプローラーのナビゲーター・ビューに、Managed File Transfer ノードが常に表示されるようになりました。
以前の別個の製品で作成された既存のファイル転送管理構成がコンピューター上にある場合、それが自動的に Managed File Transfer ノードの下で開きます。 これとは別の方法として、そのノードを右クリックすると、新しい構成ウィザードが開き、調整キュー・マネージャーとコマンド・キュー・マネージャーを選択することができます。 この機能は、ファイル転送管理 とともに使用するよう構成されているリモート・キュー・マネージャーに IBM MQ エクスプローラーを使用して接続する場合に便利です。 構成のセットアップが完了すると、IBM MQ エクスプローラーを使用して多くの操作 (転送のスケジュールやその進行状況のモニターなど) を行うことができます。
Advanced Message Security は、IBM WebSphere MQ ネットワークを流れる機密データを高度に保護します。 メッセージは、暗号化することが可能で、送信者の ID を確認できるように署名することもできます。 IBM MQ エクスプローラーがキュー・マネージャーに接続する際にキュー・マネージャー上で Advanced Message Security 機能を検出すると、ナビゲーター・ビューのキュー・マネージャーの下に Security Policies ノードが追加されます。その場所から、特定のキューを保護するためのセキュリティー・ポリシーを作成することができます。
- 複数バージョン・サポートの改善
このリリースの IBM MQ エクスプローラーの別の主な新機能として、改善された複数バージョン・サポートがあります。 IBM WebSphere MQ 7.1 以降、IBM WebSphere MQ の複数のコピーを同じコンピューターにインストールできるようになりました。IBM WebSphere MQ の複数のインストール済み環境の処理をさらに単純化するため、IBM MQ エクスプローラーの機能が改善されています。
「ようこそ」画面に「インストール済み環境の表示」へのリンクが追加されました。 このリンクをクリックすると、IBM WebSphere MQ のすべてのインストール済み環境が表示されます。 インストール済み環境にそれぞれ IBM MQ エクスプローラーの独自のコピーが存在する可能性があるため、IBM MQ エクスプローラーを実行するインストール済み環境が最初に表示されます。 その他のインストール済み環境はすべて、2 番目のテーブルに表示されます。 インストール済み環境にはそれぞれ、名前、バージョン、およびインストール・パスがあり、オプションで説明がある場合があります。 インストール済み環境の 1 つをコンピューター上で 1 次として設定することもできます (1 次として設定することで、Windows システムの環境変数など、システム全体のさまざまな設定が行われます)。 インストール済み環境に問題がなければ State は
Available
になり、Identifier が内部使用のためにインストール時に割り振られます。「このインストール済み環境へのキュー・マネージャーの転送」機能がダイアログに追加されました。 このコントロールは、新しいウィザードを開きます。このウィザードは、ナビゲーター・ツリーの Queue Managers ノードを右クリックし、「キュー・マネージャーの転送...」を選択することによっても開くことができます。 この新しいウィザードを使用すると、1 つ以上のキュー・マネージャーを他のインストール済み環境から現行のインストール済み環境に転送することができます。 このウィザードは setmqm コマンドと同等ですが、必要なパスやパラメーターを入力する手間が省けます。 転送できるのは、停止中のキュー・マネージャーだけです。実行中のキュー・マネージャーは参照のために表示されます。 キュー・マネージャーは、現行のインストール済み環境にプルすることしかできません。他のインストール済み環境にプッシュすることはできません。 Transfer をクリックした後、選択したキュー・マネージャーを指定して setmqm コマンドが呼び出されます。 成功した場合、ナビゲーター・ツリーが更新され、転送されたキュー・マネージャーが組み込まれます。 問題がある場合、ダイアログが表示され、コマンドからのエラー・メッセージが示されます。 ドラッグ・アンド・ドロップや IBM MQ エクスプローラーのインポートおよびエクスポート機能を使ってキュー・マネージャーの転送を転送することもできます。 ドラッグ・アンド・ドロップの場合、異なるインストール済み環境から、同時に IBM MQ エクスプローラーの 2 つのインスタンスを実行する必要があります。 その後、停止中のキュー・マネージャーを一方のインストール済み環境からドラッグし、他方のインストール済み環境のキュー・マネージャーのフォルダーにドロップすることができます。 そうすると、確認ダイアログが表示されます。
IBM MQ エクスプローラーの設定をファイルにエクスポートする場合、「接続情報」カテゴリーの下に、ローカル・キュー・マネージャーに関する詳細を保存するための新しいオプションがあります。 そのファイルを別のインストール済み環境から IBM MQ エクスプローラーにインポートする場合、キュー・マネージャーを転送する場合に表示されるプロンプトと同じものが表示されます。 エクスポートされた XML ファイルを IBM MQ エクスプローラーにドラッグし、インポートを開始します。
- オーバーヘッドの削減
ナビゲーター・ビューを維持することによるオーバーヘッドを削減するために、IBM MQ エクスプローラーの「ナビゲーター」ビューの状態に関する情報量 (ディスク上に残される) が削減されています。 この変更の結果、IBM MQ エクスプローラーを再始動するときに、ナビゲーター・ビューのツリー・ノードの拡張状態は持続されなくなりました。
IBM WebSphere MQ 7.1 での IBM MQ エクスプローラー の新機能
下の表には、IBM WebSphere MQ 7.1 の IBM MQ エクスプローラーで実行できる、追加のタスクがリストされています。
IBM WebSphere MQ 7.1 では IBM MQ エクスプローラーが再パッケージされ、必要なものを完備しています。これにより、Eclipse テクノロジーのパッケージを別個にインストールする必要がなくなりました。
IBM WebSphere MQ 7.1 のマルチバージョン機能により、IBM MQ エクスプローラーのコピーを IBM WebSphere MQ の各インストールの一部としてインストールし、独立して実行できるようになりました。 ローカル・キュー・マネージャーとリモート・キュー・マネージャーのインストール・プロパティーを表示することができます。
IBM WebSphere MQ 7.1 での IBM MQ エクスプローラー のさまざまな領域のパフォーマンスが改善されています。起動時間が短縮され、多数のキュー・マネージャーが関係するほとんどの操作が高速化されています。例えば、複数の選択を使ったリモート・キュー・マネージャーへの接続や、ナビゲーター・ビューでのキュー・マネージャーのリストの管理などです。 テーブルに多数のオブジェクト (キューなど) を設定するためにかかる時間も短縮されています。
IBM WebSphere MQ 7.1の新機能 | 詳細情報 |
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複数インストール済み環境のサポート。 | IBM MQ エクスプローラーの複数のインストール済み環境を参照してください。 |
Eclipse 環境へのインストール。 | Eclipse 環境へ IBM MQ エクスプローラー のインストールを参照してください。 |
バージョン 6.x 以降の新機能 | 詳細情報 |
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IBM MQ エクスプローラーを使用した IBM WebSphere MQ サービス定義の作成および構成。 | サービス定義の作成および構成を参照してください。 |
IBM MQ エクスプローラーを使用した IBM WebSphere MQ 管理オブジェクトの作成および構成。 | JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。 |
IBM WebSphere MQの許可サービスを使用した IBM MQ エクスプローラー オブジェクト権限の管理。 | 許可サービスでのオブジェクト権限の管理を参照してください。 |
オブジェクト定義のテストによる問題の検出またはオブジェクト定義の規則を実行するためのテストの書き込み。 | 問題のためのオブジェクト定義のテストを参照してください。 |
IBM MQ エクスプローラー内での IBM WebSphere MQ パブリッシュ/サブスクライブ・エンジンの構成 | キュー・マネージャー・プロパティーを参照してください。 |
IBM MQ エクスプローラーを使用したポップアップ・ヘルプからのコンテキスト・ヘルプの取得。 | ダイアログまたはツリー項目上で、Windows の場合は F1 を、Linux® (x86 および x86-64 プラットフォーム) の場合は Ctrl+F1 を押して、ポップアップ・ヘルプを表示します。 ポップアップ・ヘルプには、概要と IBM MQ エクスプローラー・ヘルプの詳細情報へのリンクが含まれています。ダイアログに小さなヘルプ・アイコンが組み込まれました。このアイコンをクリックすると、F1 または Ctrl-F1 を押した場合と同じく、ポップアップ・ヘルプが表示されます。 コンテキスト・ヘルプ (ポップアップ・ウィンドウ・ヘルプ) の表示を参照してください。 |
IBM MQ エクスプローラーを使用した IBM WebSphere MQ classes for JMS 管理オブジェクトの作成および構成。 | JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。 |
IBM WebSphere MQの許可サービスを使用した IBM MQ エクスプローラー オブジェクト権限の管理。 | 許可サービスでのオブジェクト権限の管理を参照してください。 |
各フォルダーごとにキュー・マネージャーをグループ化し、セットに含まれているすべてのキュー・マネージャーに対してアクションを実行する。 特定のアプリケーション、部門、および会社に属するキュー・マネージャーをグループにまとめることができます。 | キュー・マネージャー・セットの作成および構成を参照してください。 |
パブリッシュおよびサブスクライブ・メッセージングの密接に統合されたサポートによって、イベント・ドリブン・メッセージングの開発、構成、およびデプロイメントが単純化されます。 | パブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングの構成を参照してください。 |
IBM WebSphere MQ キュー・マネージャー内部に JMS サービスを密接に統合する、JMS レイヤーに対する最適化。 パブリッシュおよびサブスクライブ、JMS、および XMS メッセージングの管理とセキュリティーを、標準の IBM WebSphere MQ モデルに統合。 | JMS 管理対象オブジェクトの作成および構成を参照してください。 |
ウェルカム・ページは、チュートリアル、アプリケーション、および教育のためのリンクを見つける早道です。 | IBM MQ エクスプローラー の概要を参照してください。 |