キュー・マネージャー・クラスターの作成

IBM® MQ エクスプローラーでは、キュー・マネージャー・クラスターがオブジェクトとして扱われるため、 キュー・マネージャー・クラスターを他の MQ オブジェクトと同様に作成し、管理することができます。

このタスクについて

IBM MQ エクスプローラーに認識されているキュー・マネージャー・クラスターは、 すべて「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーに表示されます。

新規キュー・マネージャー・クラスターを作成するには、以下の条件が満たされている必要があります。

  • クラスター用のフル・リポジトリーを持つキュー・マネージャーを 2 つ作成します。
  • クラスター内の各フル・リポジトリー・キュー・マネージャーには、実行中のリスナーが必要があります。
  • ウィザードでクラスター内の各フル・リポジトリー・キュー・マネージャーの接続詳細を入力するよう要求されるため、 この情報を知っている必要があります。
注: フル・リポジトリー・キュー・マネージャーが別のクラスターに属している場合は、「クラスターの作成」ウィザードを使用することができません。すでに別のクラスターに属しているキュー・マネージャーを使用する場合は、MQSC コマンドを使用してクラスターを 構成する必要があります。

新しいクラスターを作成するには、以下の手順を実行します。

手順

  1. ナビゲーター・ビューで、「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーを 右クリックして、「新規...」をクリックします。 「クラスターの作成」ウィザードが開きます。
  2. ウィザードのページを進み、新しいクラスターに関する以下の情報を入力します。
    1. ページ 1: 新しいクラスターの名前。この名前は、組織内で固有である必要があります。
    2. ページ 2: クラスターに関する情報のフル・リポジトリーを持つキュー・マネージャーの名前。 このキュー・マネージャーは、既存のキュー・マネージャーである必要があります。 キュー・マネージャーがまだ IBM MQ エクスプローラーに認識されていない場合は、 「MQ エクスプローラーにキュー・マネージャーを追加」をクリックします。
    3. ページ 3: クラスターに関する情報のフル・リポジトリーを持つ 2 番目のキュー・マネージャーの名前。 このキュー・マネージャーは、既存のキュー・マネージャーである必要があります。 キュー・マネージャーがまだ IBM MQ エクスプローラーに認識されていない場合は、 「MQ エクスプローラーにキュー・マネージャーを追加」をクリックします。
    4. ページ 4: 最初のフル・リポジトリー・キュー・マネージャーの接続名。 接続名の形式は、キュー・マネージャーで使用されるトランスポート・プロトコルによって異なります。 例えば、キュー・マネージャーで TCP/IP が使用される場合は、 形式 computer_name(port_number) を使用できます。 ここで、computer_name はキュー・マネージャーをホストするコンピューターの名前で、 port_number はキュー・マネージャーが接続を listen するポート番号です。
  3. 「完了」をクリックすると、クラスターが作成されます。

タスクの結果

「キュー・マネージャー・クラスター」フォルダーに新規クラスターが表示されます。 「フル・リポジトリー」フォルダーにクラスターのフル・リポジトリーが表示されます。

詳しくは、IBM Knowledge Center 内の分散キューイングとクラスターおよびMQSC コマンドによる管理を参照してください。