IBM MQ エクスプローラー からの Javacore の収集

特定の問題については、IBM® MQ エクスプローラー から Javacore ファイルを収集して、ユーザー・インターフェース内の内部スレッドの状況を確認すると便利です。

このタスクについて

IBM サービス担当員に依頼された場合にのみ、Javacore を収集する必要があります。Javacore の出力位置は、IBM MQ エクスプローラー が実行されているプラットフォームによって異なります。
  • [Linux]   Linux® では、Javacore は現行作業ディレクトリーで生成されます。これは通常、ユーザーのホーム・ディレクトリーになります。 以下に例を示します。
    • ディレクトリー: /home/mquser/
    • ファイル名の例: javacore.20200108.101650.31132.0001.txt
  • [Windows] Windows では、Javacore はユーザーのホーム・ディレクトリーで生成されます。 以下に例を示します。
    • ディレクトリー: C:¥Users¥MQUser¥
    • ファイル名の例: javacore.20200108.101825.4100.0001.txt

Javacore を収集するには、以下のステップを実行します。

手順

  1. IBM MQ エクスプローラーを閉じます。
  2. [Linux]   Linux の場合:
    1. コマンド MQExplorer を使用して、IBM MQ エクスプローラー を実行します。
      • フル IBM MQ サーバー・インストールでインストールした IBM MQ エクスプローラーを実行している場合、MQExplorer コマンドは、/opt/mqm/bin にあります (opt/mqmIBM MQ のインストール・ディレクトリー)。
      • スタンドアロンの IBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) をインストールした場合、MQExplorer コマンドは MQ_EXPLORER_INSTALLATION_PATH にあります (MQ_EXPLORER_INSTALLATION_PATH はスタンドアロンの IBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) のインストール・パス)。
    2. IBM MQ エクスプローラー プロセスのプロセス ID を決定します。以下の例は、現行ユーザーのプロセス ID を決定する方法を示しています。
      ps -u `whoami` | grep MQExplorer | awk ' { print $1 } '

      プロセス ID を取得する方法が分からない場合は、システム管理者に連絡してください。

    3. 以下のコマンドを実行して Javacore を生成します。
      kill -3 <MQExplorer process identifier>
  3. [Windows] Windows の場合:
    1. コマンド MQExplorer -debug を使用して、IBM MQ エクスプローラー を実行します。
      • フル IBM MQ サーバー・インストールでインストールした IBM MQ エクスプローラーを実行している場合、MQExplorer コマンド (MQExplorer.exe) は、MQ_INSTALLATION_PATH/bin64 ディレクトリーにあります (MQ_INSTALLATION_PATHIBM MQ のインストール・パス)。
      • スタンドアロンの IBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) をインストールした場合、MQExplorer.exe コマンドは MQ_EXPLORER_INSTALLATION_PATH ディレクトリーにあります (MQ_EXPLORER_INSTALLATION_PATHIBM MQ エクスプローラー (MS0T SupportPac) のインストール・パス)。
    2. IBM MQ エクスプローラーのコマンド行ウィンドウが表示されたら、Windows フォーカスをこのウィンドウで設定し、Control + Break を押して Javacore を生成します。