クラスター・リポジトリー

クラスター・リポジトリーには、クラスターのメンバーであるキュー・マネージャーの情報や、 クラスター・チャネルの情報など、クラスターに関する情報が含まれています。 リポジトリーは、クラスター内のキュー・マネージャーによってホストされます。

通常、可用性を確保するために、2 つのキュー・マネージャー (別のコンピューター上の) がフル・リポジトリーをホストします。フル・リポジトリーには、クラスターおよびそのリソースに関する完全な情報セットが含まれています。 2 つのキュー・マネージャーは、リポジトリーの同期を維持するためにメッセージを交換します。 クラスター内のその他すべてのキュー・マネージャーは、部分リポジトリーをホストします。部分リポジトリーには、クラスターおよびそのリソースに関する一部の情報セットが含まれています。

キュー・マネージャーの部分リポジトリーには、 キュー・マネージャーがメッセージを交換する必要があるキュー・マネージャー関する情報のみが含まれています。 キュー・マネージャーは、フル・リポジトリーからのリフレッシュを要求し、 情報が変更された場合に、フル・リポジトリー・キュー・マネージャーがこの新情報を送信するようにします。 多くの場合、キュー・マネージャーの部分リポジトリーには、クラスター内で実行する必要があるすべての情報が入っています。 キュー・マネージャーが追加情報を必要とするときは、 フル・リポジトリーへの照会を作成し、その部分リポジトリーをリフレッシュします。

このために、各キュー・マネージャーでは、2 つの特殊なタイプのチャネルが使用されています。クラスター送信側 (CLUSSDR) とクラスター受信側 (CLUSRCVR) です。

DHCP

コンピューターで DHCP (IP アドレスの動的割り振り) が使用されている場合は、 コンピューターの IP アドレスではなくコンピューターの名前を使用してリポジトリーの接続名属性を定義することをお勧めします。これは、リポジトリーの検索に接続名が使用されるためです。 コンピューターの IP アドレスが使用され、その後で IP アドレスが変更された場合、 その他のキュー・マネージャーは、このリポジトリーを見つけることができません。 このことは、クラスター内のすべてのキュー・マネージャーが 1 台のコンピューターにある場合にも当てはまります。 やはり IP アドレスがリポジトリーの検索に使用されるためです。