既存のトピックをクラスター・トピックに変換することも、新しいクラスター・トピックを作成することもできます。これを行うには、トピック・プロパティーにナビゲートしてから、このトピックをホストするクラスターの名前と、このトピックのパブリケーションに使用するクラスターの経路指定メカニズムを指定します。
始める前に
2 つ以上のキュー・マネージャーが含まれているクラスターを作成します (キュー・マネージャー・クラスターの作成を参照してください)。SYSTEM.BASE.TOPIC
および SYSTEM.DEFAULT.TOPIC
は通常、クラスター・トピックとして使用すべきではありません。これは、SYSTEM.BASE.TOPIC
がすべてのクラスター・キュー・マネージャー上に存在するためです。このため、すべてのキュー・マネージャー上でこのトピックを変更して、パブリッシュ/サブスクライブ・クラスターが正しく機能するようにしない限り、その影響はローカル・キュー・マネージャーにしか及びません。トピック・ツリー全体もまた単一クラスター内に含まれるため、トピック・スペースのサブセクションを 1 つのクラスターに配置することができず、トピック・スペースの各サブセクションを別々のクラスターに分離することは困難です。しかし、IBM Integration Bus 集合のマイグレーションのように、そうすることが必要な場合もあります。詳しくは、IBM Knowledge Center 内のパブリッシュ/サブスクライブ・メッセージングを参照してください。
SYSTEM.DEFAULT.TOPIC
をクラスター・トピックにすべきでない理由もいくつかあります。このトピックはクラスター内のすべてのキュー・マネージャー上にあるため、その影響はローカル・キュー・マネージャーにしか及びません。また、これがクラスター・トピックである間に定義されたすべてのトピックも、同一クラスター内のクラスター・トピックになります。
このタスクについて
IBM MQ エクスプローラーの「ナビゲーター」ビューで新しいクラスター・トピックを作成するには、以下のステップを実行します。
手順
- 新しいクラスター・トピックを作成するクラスター・キュー・マネージャーを展開します。
- ナビゲーション・ペインで、「トピック」を選択します。
メイン・ペインに既存のトピックのリストが表示されます。
- 既存のトピックを選択するか、新しいトピックを作成します。
- 既存のトピックを選択する場合は、メイン・ペインでトピックをダブルクリックします。
- 新しいトピックを作成する場合は、ナビゲーション・ペインで「トピック」を右クリックしてから、を選択します。詳しくは、新規トピックの作成を参照してください。
- プロパティー・ペインで「クラスター」をクリックして、「クラスター」プロパティー・ページを開きます。
- トピックを組み込むクラスターの名前を「クラスター・トピック」フィールドに入力します。
- オプション:
IBM MQ 8.0 以降のバージョンの場合は、「クラスター・ルート」ドロップダウン・リストから経路指定メカニズムを選択します。
選択項目は次のとおりです。
- 直接
- あるキュー・マネージャーにパブリッシュされたメッセージは、そのキュー・マネージャーからクラスター内のその他のキュー・マネージャーのすべてのサブスクリプションに直接送信されます。
- トピック・ホスト
- あるキュー・マネージャーにパブリッシュされたメッセージは、そこから、トピックの定義をホストするキュー・マネージャーに送信されます。そのトピック・ホスト・キュー・マネージャー は、クラスター内のその他のキュー・マネージャーのすべてのサブスクリプションにメッセージを経路指定します。
- 「適用」をクリックして、変更を保存します。
タスクの結果
トピックがクラスター・トピックになります。