トランザクションのストレージ使用量の分析
トランザクション ID でのストレージ使用量を分析し、その出力を円グラフまたはタイムライン・グラフとして表示できます。複数のトランザクション ID でのストレージ使用量を分析し、その出力を棒グラフとして表示できます。
円グラフ
ストレージ使用量の円グラフは、「トランザクションの詳細 (Transaction detail)」ビューで表示され、一定の時間間隔で特定のトランザクション ID に関する分析の要約を表示します。
ストレージ使用量の円グラフを表示するには、円グラフを参照して、ストレージ使用量のサムネールを選択してください。
このグラフは、3 つのセクターに分けられます。各セクターはそれぞれ CICS 動的ストレージ域 (DSA) に対応します。各セクターには、その DSA でトランザクションが使用した CICS ストレージのタイプごとに GETMAIN 要求および上限基準点が表示されます。 このグラフは、使用可能なストレージの量ではなく、使用されたストレージの量を表しています。

- 選択した時間枠内のトランザクション ID の要約。以下の情報が含まれます。
- トランザクションの数
- 平均応答時間
- 平均ユーザー・ディスパッチ時間
- トランザクションあたりの平均中断時間
- 次の 3 つのセクターの円グラフ
- 16 MB 境界より下のタスク・ストレージ使用量。 この使用量は、さらに CDSA および UDSA に分けられます。
- 16 MB 境界より上で 2 GB 境界より下のタスク・ストレージ使用量。 この使用量は、さらに ECDSA および EUDSA に分けられます。
- 2 GB 境界より上のタスク・ストレージ使用量。 この使用量は、さらに GCDSA および GUDSA に分けられます。
タスクのストレージ使用量がさらに詳細に分けられ、かつ使用量に表示する値がある場合、円グラフは、セクター内の該当するサブセクションを表示します。円グラフ内の領域をクリックすると、表内の該当する項目が強調表示されます。
表内の該当しないデータを非表示にするには、チェック・ボックスを使用します。
- タスクのストレージ・タイプを表示する表。
そのそれぞれについて、以下の値が示されます。
- GETMAIN カウント
- 上限基準点
- ストレージ占有
- 共用ストレージ・タイプを表示する表。
そのそれぞれについて以下の値が示されます。
- 平均 GETMAIN カウント
- 平均 GETMAIN バイト
- 平均 FREEMAIN バイト
棒グラフ
ストレージ使用量の棒グラフは、複数のトランザクション ID の要約情報を表示します。 トランザクション ID は、選択で示されている順番で表示されます。
ストレージ使用量の棒グラフを表示するには、棒グラフを参照して、「ストレージ使用量 (Storage usage)」オプションを選択してください。

- ビューのタイトルには、データのソースと分析タイプが表示されます。
- 情報行には、レコードの選択元であるデータの選択基準 (アプリケーション ID や時間枠など) が表示されます。
- 「凡例」アイコン
。このアイコンをクリックすると、現在のグラフ内にあるセグメントのグラフ凡例が表示されます。
- 16 MB より下のタスク・ストレージ使用量、16 MB より上で 2 GB より下のタスク・ストレージ使用量、および 2 GB 境界より上のタスク・ストレージ使用量、それぞれに関する選択された各トランザクション ID の積み重ねられた部分で構成される最大 3 つの棒。 積み重ねられた棒にはそれぞれ、1 つ以上のセグメントがあり、それぞれ別個の DSA を表しています。セグメントの上にマウスを持っていくと、DSA のタイプとその DSA の平均 GETMAIN 要求値が表示されます。
グラフの縦軸の時間目盛りを変更したり、詳細を表示したりするには、ズーム・バーを使用します。
トランザクション ID をより詳細に分析するには、バーを右クリックし、メニュー・オプションからパフォーマンスの要約 (円グラフ) またはタイムライン分析を選択します。
タイムライン・グラフ
タイムライン・グラフには、すべてのデータまたは指定した期間を対象とした、選択したアプリケーション ID のトランザクション ID のすべてのインスタンスが表示されます。
ストレージ使用量のタイムライン・グラフを表示するには、タイムライン・グラフを参照して、「ストレージ使用量 (Storage usage)」オプションを選択してください。

- ビューのタイトルには、データのソースと分析タイプが表示されます。
- 情報行には、レコードの選択元であるデータの選択基準 (アプリケーション ID、トランザクション ID、時間枠など) が表示されます。
- 「凡例」アイコン
。このアイコンをクリックすると、現在のグラフ内にあるセグメントのグラフ凡例が表示されます。
- アプリケーション ID の選択したトランザクション ID の棒グラフ。 トランザクション ID の各インスタンスについて 1 つの棒が表示されます。 積み重ねられた棒はそれぞれ、1 つ以上のセグメントから成り立っており、それぞれ別個の DSA を表しています。 セグメントの上にマウスを持っていくと、DSA のタイプとその DSA の平均 GETMAIN 要求値が表示されます。
グラフの縦軸の時間目盛りを変更したり、詳細を表示したりするには、ズーム・バーを使用します。
トランザクションのインスタンスをより詳細に分析するには、バーを右クリックし、メニュー・オプションからパフォーマンスの要約 (円グラフ) またはタイムライン分析を選択します。