トランザクションのファイル要求アクティビティーの分析

トランザクション ID のファイル要求アクティビティーを分析し、その出力を円グラフまたはタイムライン・グラフとして表示できます。複数のトランザクション ID のファイル要求アクティビティーを分析し、その出力を棒グラフとして表示できます。

円グラフ

ファイル要求アクティビティーの円グラフは、 「トランザクション詳細 (Transaction detail)」ビューに表示され、 ある時間間隔における特定のトランザクション ID に関する分析の要約を示します。

ファイル要求アクティビティーの円グラフを表示するには、円グラフを参照し、 ファイル要求アクティビティーのサムネールを選択します。

このグラフには、トランザクションによって発行されたファイル要求の数およびタイプが示されます。 ファイル関連の入出力待機時間の明細、およびそれらとトランザクションの中断時間合計との関係も示されます。

ファイル要求アクティビティーの円グラフと詳細が表示された「トランザクション詳細 (Transaction detail)」ビュー
ファイル要求アクティビティーの分析では、以下の情報が表示されます。
  • 選択した時間枠内のトランザクション ID の要約。以下の情報が含まれます。
    • トランザクションの数
    • 平均応答時間
    • トランザクションあたりの平均中断時間
  • 複数のセクターで構成される円グラフ。それぞれのセクターは、表示する値があるファイル要求の各タイプに対応しています。円グラフ内の領域をクリックすると、表内の該当する項目が強調表示されます。

    表内の該当しないデータを非表示にするには、チェック・ボックスを使用します。

  • 各ファイル要求タイプと、それぞれについての以下の値を示す表。
    • 合計カウントの平均
    • 合計に対するカウントの割合
    表内の項目をクリックすると、円グラフ内の該当する領域が強調表示されます。
  • ファイル関連の入出力待機時間、およびそれらと中断時間合計との関係を示す表。
注: 表に表示される値は、CICS PA ホスト・データベースまたは CSV ファイルからの実際の値です。 データが収集されたときの丸め誤差が原因で、詳細の合計が合計値と一致しない場合があります。 また、丸め誤差が原因で、パーセンテージの数値の合計も 100% にならない場合があります。

棒グラフ

ファイル要求アクティビティーの棒グラフは、複数のトランザクション ID の要約情報を示します。 トランザクション ID は、選択で示されている順番で表示されます。

ファイル要求アクティビティーの棒グラフを表示するには、棒グラフを参照し、「ファイル要求アクティビティー」オプションを選択します。

複数のトランザクション ID に関するファイル要求アクティビティーの棒グラフ
ファイル要求アクティビティーの棒グラフには、以下の情報が表示されます。
  • ビューのタイトルには、データのソースと分析タイプが表示されます。
  • 情報行には、レコードの選択元であるデータの選択基準 (アプリケーション ID や時間枠など) が表示されます。
  • 「凡例」アイコン「凡例」アイコン。このアイコンをクリックすると、現在のグラフ内にあるセグメントのグラフ凡例が表示されます。
  • 選択された各トランザクション ID に対応する、積み重ねられた部分で構成される棒。積み重ねられた棒はそれぞれ、さまざまなタイプのファイル要求を表す 1 つ以上のセグメントで構成されます。セグメント上にマウス・ポインターを移動すると、ファイル要求のタイプと、その平均カウントを表示できます。

グラフの縦軸の時間目盛りを変更したり、詳細を表示したりするには、ズーム・バーを使用します。

トランザクション ID をより詳細に分析するには、バーを右クリックし、メニュー・オプションからパフォーマンスの要約 (円グラフ) またはタイムライン分析を選択します。

タイムライン・グラフ

タイムライン・グラフには、すべてのデータまたは指定した期間を対象とした、選択したアプリケーション ID のトランザクション ID のすべてのインスタンスが表示されます。

ファイル要求アクティビティーのタイムライン・グラフを表示するには、タイムライン・グラフを参照し、「ファイル要求アクティビティー」オプションを選択します。

ファイル要求アクティビティーのタイムライン・グラフでは、以下の情報が表示されます。
  • ビューのタイトルには、データのソースと分析タイプが表示されます。
  • 情報行には、レコードの選択元であるデータの選択基準 (アプリケーション ID、トランザクション ID、時間枠など) が表示されます。
  • 「凡例」アイコン「凡例」アイコン。このアイコンをクリックすると、現在のグラフ内にあるセグメントのグラフ凡例が表示されます。
  • アプリケーション ID の選択したトランザクション ID の棒グラフ。 トランザクション ID の各インスタンスについて 1 つの棒が表示されます。 積み重ねられた棒はそれぞれ、さまざまなタイプのファイル要求を表す 1 つ以上のセグメントで構成されています。セグメント上にマウス・ポインターを移動すると、ファイル要求のタイプと、その平均カウントを表示できます。

グラフの縦軸の時間目盛りを変更したり、詳細を表示したりするには、ズーム・バーを使用します。

トランザクションのインスタンスをより詳細に分析するには、バーを右クリックし、メニュー・オプションからパフォーマンスの要約 (円グラフ) またはタイムライン分析を選択します。