「トランザクション・パフォーマンス・アラート (Transaction Performance Alerts)」ビューには、CICS® PA が CICS Transaction Server からキャプチャーし、ホスト DB2® データベースにロードされたパフォーマンス・アラートの詳細が表示されます。
このビューを使用することにより、事前定義のしきい値に基づく重要なトランザクション・パフォーマンス状態についてのモニターとレポート作成を実行できます。
サービス・レベルのモニターや問題検出など、パフォーマンスに関する準拠性を調べるため、CICS トランザクションをモニターできます。
このタスクについて
CICS PA ホスト上のパフォーマンス・アラート定義において、ユーザー定義のしきい値が、指定された CMF パフォーマンス・データに対して設定されます。
詳しくは、「パフォーマンス・アラート」を参照してください。
アラート発生の原因となる可能性のあるトランザクションの CMF パフォーマンス・データが、定義済みのしきい値と比較され、しきい値を超えるトランザクションが報告されます。
パフォーマンス・アラートは重大度ごとに報告されます。
手順
- パフォーマンス・アラートを表示するには、「トランザクション・パフォーマンス・アラート (Transaction Performance Alerts)」タブ
をクリックしてください。 デフォルトでは、現在選択されている APPLID について、CICS PA データベースのパフォーマンス・アラートがすべて表示されます。ビューが更新されない場合は、ビュー内のツールバーにある「選択へのリンク」アイコン
を使用します。
表示されるアラートの有効範囲を減らすこともできます。
データ選択の絞り込みを参照してください。
- 列のレイアウトを変更、または列の順にデータをソートするには、「シート」ビューでのレイアウトのカスタマイズを参照してください。
- アラートをフィルターに掛けるには、フリー・フォーム・フィルターの作成を参照してください。
- アラートの視覚化が可能な場合、その視覚化を表示するには、対象のアラートをダブルクリックするか、またはそれを右クリックしてからメニューの「オープン」をクリックします。
視覚化は、「トランザクション・パフォーマンスの詳細 (Transaction performance detail)」ビューに表示され、選択されたアラート・フィールドに該当する円グラフのタブを表示します。
視覚化が使用可能でない場合、「オープン」メニュー・オプションは使用できませんが、アラートをダブルクリックすると、アラート発生の原因となったパフォーマンス・リスト・レコードの詳細が、シート・ビューの新しいタブに表示されます。
- アラート発生の原因となった個別のレコードを表示するには、そのアラートを右クリックしてからメニューの「アラート・トリガー」をクリックしてください。
アラート発生の原因となったパフォーマンス・リスト・レコードの詳細は、シート・ビューの新しいタブに、該当レイアウトが適用されて表示されます。
例えば、SUSPEND アラートの場合、中断時間分析レイアウトが適用されます。関連付けられた該当レイアウトがアラート・フィールドにない場合、「すべてのフィールド」のレイアウトが適用されます。
- どのタイプのパフォーマンス・アラートを表示するか選択するには、ビューのツールバーにある「ビュー・メニュー (View Menu)」アイコン
をクリックし、次にメニュー上で対象のアラート・タイプをクリックします。
- 一般の期間からパフォーマンス・アラートを表示するには、ツールバーにある「Performance Analyzer 日付ダイアログ (Performance Analyzer date dialog)」アイコン
の矢印をクリックし、次にメニュー上で対象の期間間枠をクリックします。 以下のいずれかのオプションを選択できます。
- 「昨日」。現在日付を基準にして、過去 24 時間に発生したすべてのアラートが表示されます。
- 「週」。正確に過去 7 日間に発生したすべてのアラートが表示されます。
- 「月」。前月 (カレンダー月) に発生したすべてのアラートが表示されます。
- 「四半期」。過去 3 カ月 (カレンダー月) の間に発生したすべてのアラートが表示されます。
- 「年」。昨年発生したすべてのアラートが表示されます。
- 特定の期間からパフォーマンス・アラートを表示するには、ツールバーにある「Performance Analyzer 日付ダイアログ (Performance Analyzer date dialog)」アイコン
をクリックして、「日時の選択」ウィンドウを表示します。 このウィンドウの使用方法については、データ選択の絞り込みを参照してください。
- CICS PA パースペクティブ内のアラートを非表示にするには、それを右クリックして、メニュー上の「アラート非表示」をクリックします。
Shift キーと Ctrl キーを使用して複数のアラートを選択できます。選択されたアラートはビューで非表示にされ、ローカル・コピーはキャッシュから削除されます。
それでも、このアラートは PA ホスト・データベースに残ります。
そこにはフルのデータ・セットがあります (以前に非表示にしたアラートが他にもあればそれも含む)。
アラートを永久的に削除するには、ホストで削除しなければなりません。
非表示にしたアラートを再び表示するには、ツールバーにある「リフレッシュ」アイコン
をクリックします。
- アラート・ビューに取得するアラートの数を設定するには、ビューのツールバーにある「ビュー・メニュー (View Menu)」アイコン
をクリックし、次に「アラートの設定 (Alert preferences)」をクリックします。
CICS Performance Analyzer の設定を参照してください。