IMS 抽出

データベースのすべての IMS セグメントまたは選択した IMS セグメントからデータを抽出し、順次データ・セット (アンロード・データ・セット) に保存するには、「IMS 抽出」ユーティリティー機能を使用します。

オプションで、IMS サブシステムのテンプレート・ライブラリー構成設定で指定されたテンプレートから、File Manager for z/OS 定様式エディター・テンプレートを作成します。 このテンプレートを使用すると、定様式モードで順次データ・セットを表示または編集できます。

抽出が正常に完了したら、関連付けられているダイアログに、データ・セットを表示または編集するためのボタンが表示されます。

このページでは、フィールドからバッチ・パラメーターへのマッピングと、その他の注意事項について説明します。 詳しくは、「IBM File Manager® Users Guide and Reference for IMS Data」を参照してください。

制限

基本設定

IMS 抽出基本

パラメーター・マッピング:

サブシステム: IMS サブシステムは、右側の「検索」 ボタン を使用して指定できます。 ここから、フィールドの右側にある編集ボタンをクリックして、サブシステムの構成を編集できます。

領域タイプ: 機能を実行する領域のタイプを指定します。 BMP を使用するには、データベースがオンラインでなければなりません。データベースがオフラインである場合、またはデータ共有サポートがある場合は、DLI を使用できます。どちらのオプションも、システム管理者が File Manager のインストール・オプションで無効にできます。バッチ・パラメーター: REGNTYPE

モード: PSB 内の既存 PCB を使用して抽出するセグメントを指定するか (静的)、入力されたデータベースの PCB を File Manager for z/OS が動的に作成する (動的) かを指定します。 どちらのオプションも、システム管理者が File Manager のインストール・オプションで無効にできます。バッチ・パラメーター: PSBTYPE

アンロード・データ・セット - 抽出先の順次データ・セットの名前を指定します。 このデータ・セットは PS、PDS、または可変長ブロック化レコード・フォーマットのライブラリー・データ・セットでなければならず、最大レコード長は抽出するすべてのセグメントを連結した長さ以上でなければなりません。PDS またはライブラリー・データ・セットの場合は、メンバーも指定する必要があります。このデータ・セットが存在しない場合は、適切なデフォルト割り振りパラメーターでデータ・セットを割り振るように求めるプロンプトが出されます。バッチ DD 名: UNLOAD

テンプレートの作成: 基本 File Manager 定様式エディターに使用するテンプレートを作成したい場合は、テンプレートを作成する順次データ・セットの名前を指定します。 このデータ・セットは既存の PS、PDS、またはライブラリー・データ・セットでなければなりません。PDS またはライブラリー・データ・セットの場合は、メンバーも指定する必要があります。バッチ・パラメーター: TDSNIN および TDSNOUT

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処理オプション

IMS 抽出処理

パラメーター・マッピング:

基準データ・セット: このパラメーターを使用して、選択基準を含むデータ・セットやメンバーを指定します。 バッチ・パラメーター: CRITERIA、CRITDSN

キー範囲: このパラメーターを使用して、抽出を特定の範囲のキー値を持つセグメントに制限します。 開始キーと終了キーはコンマで区切って指定する必要があります。各キーには個別に 16 進エスケープ (例えば X'4040') または大/小文字のエスケープ (例えば C'Aa') を使用でき、コンマを含むキー値にはこれらのいずれかを使用する必要があります。 バッチ・パラメーター: KEYRANGE

キー・リスト: このパラメーターを使用して、抽出を特定のキー値のセットを持つセグメントに制限します。 複数のキー値を指定する場合は、コンマを使用して各キー値を次のキー値と区切ります。 16 進エスケープ (例: X'4040') または大/小文字のエスケープ (例: C'Aa') をキーごとに個別に使用できます。 コンマを含むキー値には、これらのいずれかを使用する必要があります。バッチ・パラメーター: KEYLIST

キー・ファイル: このパラメーターを使用して、抽出を特定のキー値のセットを持つセグメントに制限します。 抽出するレコードのルート・セグメントのキー値を含むデータ・セットまたはメンバーがある場合は、ここでそのデータ・セットの名前 (およびオプションでメンバー) を指定します。バッチ・パラメーター: KEYEXT、バッチ DD: KEYSFILE

最大ルート・セグメント数: このパラメーターを使用して、抽出を特定の最大セグメント数に制限します。 バッチ・パラメーター: MAXROOTS

データベース・データ・セットの表示: 「モード」「動的」に設定されている場合に、このボックスにチェック・マークを付けると、抽出を実行する前に、入力されたデータベース名のデータベース・データ・セットを編集できます。 チェック・マークを付けると、別のダイアログが表示され、データ・セットを編集できるようになります。指定されたデータベースとサブシステム対して行った変更は維持されます。 このオプションは、システム管理者が、データ・セットの動的割り振りを使用するように、選択された IMS サブシステムのインストール・オプションを構成した場合、または入力されたデータベースが HALDB である場合は、効力がありません。バッチ・パラメーター: DBDDSN1、DBDDSN2、...、DBDDSN6

SDEP タイム・スタンプをアンロード・データ・セットに書き込む (該当する場合) - FM/IMS が SDEP タイム・スタンプをアンロード・ファイルに書き込むかどうかを指定します。 このオプションは、順次従属 (SDEP) セグメントを持つ DEDB にのみ適用できます。バッチ・パラメーター: SDEPTSO

処理オプション間の相互作用: - 抽出するセグメントの最終セットは、キー範囲、キー・リスト、およびキー・ファイルがカバーする全セグメントのセット (重複が削除された結合体) であり、選択基準がカバーするセグメントのセットと交わります。

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