File Manager® エディターの表示モードの概要

さまざまなデータ・ビューを表示モードと呼びます。 File Manager® エディターには、さまざまなリソースに格納されているデータのために、3 つの異なる表示モードが用意されています。

  1. 定様式/表モード: データを表で表示します。各列は、テンプレートまたはコピーブックのレイアウト内にあるフィールドを表します。
  2. 文字モード: データはテキストとして表示されます。
  3. 単一モード: エディターで現在選択されているレコードに関するデータが、定様式モードまたは文字モードのいずれかで表示されます。

定様式/表モード

定様式/表モードでは、指定されたテンプレートまたはコピーブックを使用してレコードが表示されます。 表の各列は、現在の編集セッションに適用されているテンプレートの、現在選択されているレイアウト内にある 1 つのフィールドを表します。このモードでは、定様式でレコードを表示および操作できます。定様式表示モードは、一般に、手動で操作することが難しいタイプの 2 進データを操作するときに使用します。

カーソル: 文字表示モードでは、現在選択されているレコードのカーソル (キャレット) 位置がエディターに表示されます。 表表示モードでは、編集セッション中に、選択されている列のカーソル位置がエディターに表示されます。カーソル位置は、以下のように設定することもできます。

定様式/表モード
定様式表示

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文字モード

文字モードでは、レコードはテキスト形式で表示されます。 表示されるテキストは、現在の編集セッションで指定されたリソースに格納されている 2 進データから取得され、エディターの起動時に (「エディター・オプション」ダイアログで) 指定されたエンコードに従って解釈されます。文字モードでは、標準的なテキスト・エディターに類似したユーザー・エクスペリエンスが提供されますが、メインフレーム環境に適合するよう、いくつかの点で変更されています。

文字モード
文字表示

z/OS® 環境のリソースに格納されているレコードに対して実行可能な処理には継承される制限があるため (レコード長、インプレース編集、順序付けなど)、編集中のリソースの特性に照らして無効な指定があるときには、包括的な指示が示されます。 例として以下の図を参照してください。この画像は、インプレース編集オプションを使用した KSDS データ・セットの編集セッション中に撮られたものです。

カーソル: 現在選択されているレコード内の現行カーソル位置が表示されます。位置を数字で入力すると、レコード内の特定のオフセットにカーソルをナビゲートすることができます。

文字モードでのエラー表示
単一モードでのエラー表示

画像で確認できるように、基礎となるレコードで保持できる量を超えたデータが含まれる行は、エラーとして強調表示されます (赤い前景にグレーの背景)。 行 11 と 12 も、「無効な挿入」が原因でエラーとして強調表示されています。インプレース編集モードでは新規レコードの挿入が許可されていないためです。

現在のエディター内容の妥当性検査を試行すると、現行編集セッションでのエラーの有無に関する情報がエディターに表示されます。 下のダイアログ・ボックスを参照してください。この時点で、ユーザーにはエラーを確認するためのオプションがあり、以下のいずれかから選択することができます。

  1. エラーを無視して次のステップに進みます (エラー状態にあるデータが失われる可能性があります。下記を参照してください)
  2. 取り消して問題を修正します
文字モードでのエラー報告ダイアログ
文字モードでのエラー・ダイアログ

エラーを無視して進むことを選択した場合は、エディターにより、エラーの自動修正が試行されます。

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単一モード

単一モード・ビューでは、次のいずれかのモードで一度に 1 つのレコードを編集および表示できます。

Eclipse では、単一モード表示がビューとして実装されます。ビューを開くには、「ウィンドウ」--> 「ビューの表示」--> 「その他」を選択します。 次に、「File Manager」カテゴリーで「単一モード・エディター」を選択します。

単一モード・エディターの内容は、File Manager® エディターでの選択に基づいて取り込まれます。 複数の編集セッションが開いている場合は、現在アクティブまたは選択されているエディターのレコードがビューに表示されます。ビューを使用して、現在選択されているレコードの値を変更できます。

単一モード・ビューの上部にあるコントロールを使用して、現在選択されているレコードの前/後にあるレコードに移動できます。 また、コンボ・ボックスにあるオプションを選択して、単一モードダンプ・モード構造化モード 非構造化モード を切り替えることもできます。

単一モード表示
単一モードのイメージ
ダンプ・モード表示
ダンプ・モードのイメージ
構造化モード表示
構造化モードのイメージ
非構造化モード表示
DB2 単一モードのイメージ

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