さまざまなデータ・ビューを表示モードと呼びます。 File Manager® エディターには、さまざまなリソースに格納されているデータのために、3 つの異なる表示モードが用意されています。
定様式/表モードでは、指定されたテンプレートまたはコピーブックを使用してレコードが表示されます。 表の各列は、現在の編集セッションに適用されているテンプレートの、現在選択されているレイアウト内にある 1 つのフィールドを表します。このモードでは、定様式でレコードを表示および操作できます。定様式表示モードは、一般に、手動で操作することが難しいタイプの 2 進データを操作するときに使用します。
カーソル: 文字表示モードでは、現在選択されているレコードのカーソル (キャレット) 位置がエディターに表示されます。 表表示モードでは、編集セッション中に、選択されている列のカーソル位置がエディターに表示されます。カーソル位置は、以下のように設定することもできます。
定様式/表モード |
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文字モードでは、レコードはテキスト形式で表示されます。 表示されるテキストは、現在の編集セッションで指定されたリソースに格納されている 2 進データから取得され、エディターの起動時に (「エディター・オプション」ダイアログで) 指定されたエンコードに従って解釈されます。文字モードでは、標準的なテキスト・エディターに類似したユーザー・エクスペリエンスが提供されますが、メインフレーム環境に適合するよう、いくつかの点で変更されています。
文字モード |
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z/OS® 環境のリソースに格納されているレコードに対して実行可能な処理には継承される制限があるため (レコード長、インプレース編集、順序付けなど)、編集中のリソースの特性に照らして無効な指定があるときには、包括的な指示が示されます。 例として以下の図を参照してください。この画像は、インプレース編集オプションを使用した KSDS データ・セットの編集セッション中に撮られたものです。
カーソル: 現在選択されているレコード内の現行カーソル位置が表示されます。位置を数字で入力すると、レコード内の特定のオフセットにカーソルをナビゲートすることができます。
文字モードでのエラー表示 |
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画像で確認できるように、基礎となるレコードで保持できる量を超えたデータが含まれる行は、エラーとして強調表示されます (赤い前景にグレーの背景)。 行 11 と 12 も、「無効な挿入」が原因でエラーとして強調表示されています。インプレース編集モードでは新規レコードの挿入が許可されていないためです。
現在のエディター内容の妥当性検査を試行すると、現行編集セッションでのエラーの有無に関する情報がエディターに表示されます。 下のダイアログ・ボックスを参照してください。この時点で、ユーザーにはエラーを確認するためのオプションがあり、以下のいずれかから選択することができます。
文字モードでのエラー報告ダイアログ |
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エラーを無視して進むことを選択した場合は、エディターにより、エラーの自動修正が試行されます。
単一モード・ビューでは、次のいずれかのモードで一度に 1 つのレコードを編集および表示できます。
Eclipse では、単一モード表示がビューとして実装されます。ビューを開くには、「ウィンドウ」--> 「ビューの表示」--> 「その他」を選択します。 次に、「File Manager」カテゴリーで「単一モード・エディター」を選択します。
単一モード・エディターの内容は、File Manager® エディターでの選択に基づいて取り込まれます。 複数の編集セッションが開いている場合は、現在アクティブまたは選択されているエディターのレコードがビューに表示されます。ビューを使用して、現在選択されているレコードの値を変更できます。
単一モード・ビューの上部にあるコントロールを使用して、現在選択されているレコードの前/後にあるレコードに移動できます。 また、コンボ・ボックスにあるオプションを選択して、単一モード、ダンプ・モード、構造化モード 、非構造化モード を切り替えることもできます。
単一モード表示 |
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ダンプ・モード表示 |
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構造化モード表示 |
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非構造化モード表示 |
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