「データの作成」ユーティリティー機能は、VSAM データ・セット、順次データ・セット、PDS メンバー、および HFS ファイル内にデータ値を作成し、初期設定するために使用します。
作成するレコード数およびそれらのレコードの初期化の方法については、ユーザーが指定します。充てん文字およびパターンを使用してデータを初期化することができます。コピーブックまたはテンプレートを使用している場合は、フィールド・レベルでレコードを初期化することができます。個々のフィールドのフィールド作成属性は、コピーブックまたはテンプレートを編集することによって変更できます。
このページでは、フィールドからバッチ・パラメーターへのマッピングと、その他の注意事項について説明します。各パラメーターの詳細については、「IBM File Manager® ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」を参照してください。
データ作成設定
パラメーター・マッピング:
- リソース - DSNOUT。 ここには単一のメンバーを指定できます。存在しないメンバーまたは CICS TS キューをここに入力すると、作成されます。ここに入力したデータ・セットが存在しない場合は、「データ・セットの割り振り」ウィザードが表示され、データ・セットが正常に割り振りされた場合にのみ「作成」が進行します。ここに HFS ファイルを入力し、そのファイルを含むディレクトリーが既に存在している場合は、デフォルト権限を使用して HFS ファイルが自動的に作成されます。そうでない場合、このリソースは存在していなければなりません。
- ボリューム - VOLSEROUT
- テンプレート - TCOUT
- レコード長 - RECSIZE
- 2 進レコード長 - BINRECOUT
- レコード数 - NLRECS
- ISPF パック形式でデータを書き込む - PACK
- ユーザー入出力出口 - USEIOXOUT (チェック・マークを付けた場合) および IOXOUT (オプションでフィールドに入出力出口を指定した場合)
- 後処理 追加および再使用 - それぞれ DISP=MOD および DISP=REUSE
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パラメーター・マッピング:
- 充てん文字: 連続する英数字 - FILLCHAR=AN
- 充てん文字: 連続する 2 進文字 - FILLCHAR=BIN
- 充てん文字: ランダムな 2 進文字 - FILLCHAR=RAND
- 充てん文字: 特定の文字 - FILLCHAR。リテラル値として指定した文字を使用します (大/小文字の区別または 2 進文字について、C'z' または X'0F' という形式で文字を指定できます)
- 充てん文字: 特定の 2 進文字 - FILLCHAR。フィールドの値を X'' で囲みます (例えば、A0 と入力すると、FILLCHAR として X'A0' が使用されます)
- シーケンス・フィールド位置 - KEYLOC
- シーケンス・フィールド増分 - INCR
- シーケンス・フィールド長 - KEYLEN
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