File Manager® エディターのアクションの概要

基本的な編集機能に加えて、File Manager® エディターには、生産性を向上させる一連のアクションが用意されています。 これらのアクションは、File Manager® のメニュー・ツールバーでツールバー項目として使用するか、またはエディターのコンテキスト・メニューから直接使用することができます。

ツールバー・メニューおよびツールバー項目
File Manager® プラグイン・エディターのコンテキスト・メニュー

アクションの詳細な説明については、リンクをクリックしてください。

レコードのコピー
レコードの切り取り
削除アイコン レコードの削除
レコードの除外
検索/置換アクション
新規レコードの挿入
列の位置決め
16 進数行のオン/オフの切り替え
キャッシュされたレコードのページ送り
キャッシュされたレコードのページ戻し
レコードの貼り付け
エディター内容の最新表示
除外オプションのリセット
保管
別名保管
レコードのソート
表示オプション
エディター・モードの切り替え
エディター内容の妥当性検査
SQL エラーの検索
REDIT コマンド

レコードのコピー

このアクションは、エディターで現在選択されているレコードをコピーします。 コピーされたレコードは、貼り付けアクションに使用することができます。 グループ化レコード (除外レコード、グループ化された選択されていないレコード、およびグループ化された抑制レコードなど) は、このアクションに使用することができないことに注意してください。詳しくは、 『SHOW オプション』および『レコードの除外』を参照してください。

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レコードの切り取り

このアクションは、エディターで現在選択されているレコードを切り取ります。 このアクションは、現在選択されているレコードに対して、コピー・アクションを実行してから削除アクションを実行することと同等です。 グループ化レコード (除外レコード、グループ化された選択されていないレコード、およびグループ化された抑制レコードなど) は、このアクションに使用することができないことに注意してください。詳しくは、 『SHOW オプション』および『レコードの除外』を参照してください。

レコードはいったん切り取られると、エディターの表示から削除されます。 ただし、保管が明示的に実行されない限り、このレコードは元のソースからは削除されません。

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削除アイコン レコードの削除

このアクションは、エディターで現在選択されているレコードを削除します。 「すべてのレコードの削除」チェック・ボックスには、リソースの内容全体を削除するオプションがあります。 グループ化レコード (除外レコード、グループ化された選択されていないレコード、およびグループ化された抑制レコードなど) は、このアクションに使用することができないことに注意してください。詳しくは、 『SHOW オプション』および『レコードの除外』を参照してください。

レコードはいったん削除されると、エディターの表示から削除されます。 ただし、保管が明示的に実行されない限り、このレコードは元のソースからは削除されません。

削除を確認するダイアログで、すべてのレコードを削除するオプションを指定することができます (以下を参照してください)。 エディターで有効な選択を行わずに削除アクションを実行しようとすると、このオプションがデフォルトで選択されます。

「レコード削除オプション」ダイアログ

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表示からのレコードの除外

このアクションは、一部のレコードを一時的に (現在の編集セッションについてのみ) 表示から除外します。 レコードの除外の基準は、以下に示す「除外オプション」ダイアログを使用して指定します。

「除外オプション」ダイアログ
これらのオプションの詳細な説明については、 「IBM® File Manager® for z/OS® ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」を参照してください。

このアクションは、現在エディターに表示されているレコードのサブセットを検索する場合に役立ちます。 例えば、表示からすべてのレコードを除外する「すべてのレコードを除外」オプションを指定することができます (表示から除外されているレコード数を示すシャドー行を取得する必要があります。 詳しくは、表示オプションを参照してください)。その後、検索/置換アクションを使用して、 特定のパターンを含むレコードを検索することができます。 検索/置換アクションは、特定のパターンを含むレコードのみを表示し、他のレコードは非表示のままにします。

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検索/置換

このアクションを使用すると、現在編集されているリソース内で特定のパターンを (ストリング・リテラルまたは 16 進値のいずれかによって) 検索することができます。 さらに、検索パターンの出現個所を指定した置換パターンに置き換える置換コマンドを発行することができます。 検索/置換オプションは、 下の画像に表示されている「検索/置換」ダイアログで指定します。

「検索/置換」ダイアログ

これらのオプションの詳細な説明については、「IBM File Manager® for z/OS ユーザーズ・ガイドおよびリファレンス」を参照してください。

検索/置換コマンドが発行されると、結果がエディター内容に反映されます。 下の画像は、現在の編集セッションに対して検索コマンドが正常に発行された後の File Manager® エディターのスクリーン・ショットです (検索パターンを含むフィールドが強調表示されていることに注目してください)。 「検索/置換」ダイアログは現在の編集セッションが開いている限りアクティブな状態であるため、検索コマンドを対話的に指定することができます。

置換コマンドが正常に実行されると、レコードはエディターで変更されて表示されます。 ただし、レコードの変更は、保管が明示的に実行されるまで編集されたリソースに対してコミットされません。

検索結果の例

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新規レコードの挿入

このアクションは、指定された数の新規レコードを現在の編集セッションに挿入します。 このアクションは、編集セッションで、新規レコードの挿入がデータ・セット・タイプで許可されている場合にのみ使用可能です。 挿入する新規レコード数は、「レコードの挿入」ダイアログで指定します。

ダイアログで「先頭にレコードを挿入する」オプションを選択すると、指定した数の新規レコードがエディターの先頭に挿入されます。 それ以外の場合、新規レコードは選択したレコードの後か、または選択したレコードのグループにある最初のレコードの後に挿入されます。 エディターに有効な選択が存在しない場合は、先頭に新規レコードを挿入するオプションが表示されます。

レコードはエディターに挿入されて表示されます。 ただし、レコードは、保管が明示的に実行されるまで編集されたリソースに保管されません。

「挿入」ダイアログ

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列の位置決め

このアクションを使用して、現在の編集セッションで列の位置を決定することができます。 このアクションは、データのフォーマット設定にテンプレートが使用されており、レコードが定様式モードで表示されている場合にのみ使用できます。

ユーザーが列の位置決めアクションを起動すると、「列の位置決め」ダイアログ (下の画像) が表示されます。 ユーザーは、現在の編集セッションに使用されているテンプレートの、現在選択されているレイアウトで使用可能なフィールドのリストを確認することができます。 フィールド名をリストから選択すると、選択したフィールドや列がエディターに表示されるよう、エディターによって表の位置調整が試行されます。

「列の位置決め」ダイアログ

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16 進数行の表示

このアクションは、16 進数行のオン/オフを切り替えます。

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キャッシュされたレコードのページ送り

File Manager® エディターでは、レコードのサブセットのみが表示用にローカルにキャッシュされます。 キャッシュされるレコード数は、File Manager® の設定ページで制御されます。 これにより、特に多数のレコードを含むリソースを使用して作業している場合は、メインフレームからご使用のデスクトップ・マシンへデータを効率的に転送することができます。

このアクションは、キャッシュされたレコードを下方に進めます。 つまり、現在のキャッシュ・ウィンドウでキャッシュされた最後のレコードの後に続くレコードが取得されます。 このアクションは、エディターのカーソルを、指定したレコードの数 (nn) だけ下方に置くという点で、DOWN nn コマンドを発行することと同等です。

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キャッシュされたレコードのページ戻し

File Manager® エディターでは、レコードのサブセットのみが表示用にローカルにキャッシュされます。 キャッシュされるレコード数は、File Manager® の設定ページで制御されます。 これにより、特に多数のレコードを含むリソースを使用して作業している場合は、メインフレームからご使用のデスクトップ・マシンへデータを効率的に転送することができます。

このアクションは、キャッシュされたレコードを上方に進めます。 つまり、現在のキャッシュ・ウィンドウでキャッシュされた最初のレコードに先行するレコードが取得されます。 このアクションは、エディターのカーソルを、指定したレコードの数 (nn) だけ上方に置くという点で、UP nn コマンドを発行することと同等です。

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レコードの貼り付け

このアクションは、コピーしたレコードまたは切り取ったレコードを現在編集しているリソースに貼り付けます。 このアクションは、編集セッションで、新規レコードの挿入が編集中のリソースによって許可されている場合にのみ使用可能です。

「レコードの貼り付け」ダイアログで「先頭にレコードを貼り付ける」オプションを指定すると、現在編集しているリソースの最初にそのレコードが挿入されます。 それ以外の場合、レコードはエディターで現在選択されているレコードの後に挿入されます。 エディター内で選択されている有効な項目がない場合は、 現在編集しているリソースの最初にレコードを挿入するオプションが表示されます。

レコードはエディターに挿入されて表示されます。 ただし、レコードは、保管が明示的に実行されるまで編集されたリソースに保管されません。

「レコードの貼り付け」ダイアログで、選択したレコードを現在の編集セッションに貼り付ける必要がある回数 (すなわち繰り返しの回数) を指定することができます。 繰り返しの最大回数は 1000 です。

「レコードの貼り付け」ダイアログ

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エディター内容の最新表示

このアクションは、ホストからすべてのデータを取得することにより、エディター内容を最新表示します。 このコマンドは、エディターを使用して WebSphere MQ® キューを編集しているときに、特に役立ちます。

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除外オプションのリセット

このアクションは、現在の除外オプションをリセットします。 つまり、以前に除外されたすべてのレコードが再度表示されます。 詳しくは、除外を参照してください。

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エディター内容の保管

このアクションは、変更されたレコードを保管します。つまり、リソースに対して永続的に変更が行われます。 このアクションは編集セッションでのみ適用可能であり、エディター内容が変更されたときにのみ使用可能になります。

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エディター内容を別のデータ・セットに保管

このアクションを使用すると、現在選択されているリソースの内容をホスト上の別のリソースに保管することができます。 このアクションが実行されるときに、ターゲット・リソースを指定することができるダイアログが表示されます。

現在のエディターの表示オプションにより、ターゲット・リソースに対して保管またはコピーするレコードが決定されることに注意してください。 つまり、エディターでユーザーに対して表示されると見なされるレコードのみがコピーされます。詳しくは、表示オプションを参照してください。

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エディター内容のソート

このアクションは、指定された基準に従ってレコードをソートします。 ソート基準は「レコードのソート」ダイアログ (以下に表示) を使用して指定します。 「列番号でソート」および「フィールド参照でソート」には、基準を 5 つまで指定することができます。

「レコードのソート」ダイアログ

編集セッションに応じて、以下の 3 つのソート方法があります。

  1. 列番号でソート: 列番号の昇順または降順でソートします。 このソート・オプションは、以下に表示されている「列でソート」ダイアログを使用して指定します。
  2. フィールド参照でソート: 選択されたフィールドの値の昇順または降順でソートします。 このソート・オプションは、以下に表示されている「フィールドでソート」ダイアログを使用して指定します。 このオプションは、現在の編集セッションに対してテンプレートまたはコピーブックが指定されている場合にのみ使用可能です。
  3. KSDS キーでソート: KSDS キーの値の昇順または降順でソートします。 このオプションは KSDS ファイルの編集中にのみ使用可能です。
「列でソート」ダイアログ
「フィールドでソート」ダイアログ

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表示オプションの指定

このアクションは、レコードをグループ化する方法 (グループ化オプション) およびユーザーに表示する必要があるレコード (シャドー行オプション) を制御します。これらのオプションは、「表示オプションおよびシャドー行オプション」ダイアログを使用して指定します (以下に表示)。

グループ化オプション

これらのオプションは、類似したタイプのレコードをグループ化する必要があるかどうかを制御します。

シャドー行オプション

これらのオプションは、特定のタイプのグループ化レコードを表すためにシャドー行を表示する必要があるかどうかを制御します。

「表示オプション」ダイアログ

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エディター・モードの切り替え

このアクションは、定様式 (表) モード (テンプレートまたはコピーブックが適用されている場合) と文字モードとを切り替えます。

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エディター内容の妥当性検査

このアクションは、現在編集されているレコードへのあらゆる変更を妥当性検査します。 エラーが存在する場合、それらのエラーはユーザーに報告されます。 妥当性検査が正常に行われるか、またはユーザーがエラーを無視することを選択すると、変更は編集セッションに反映されます。 ただし、変更は、保管が明示的に実行されるまで現在編集しているリソースに対して保管されません。

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SQL エラーの検索

このアクションは、DB2 オブジェクトの編集時、データベースに対して変更のコミットを試行中にエラーが発生した場合にのみ使用可能です。 このアクションを起動するには、SQL エラーのある行を選択して、アクションを実行する必要があります (下の画像を参照)。

エディター内の SQL エラー
SQL エラー

このアクションを実行すると、コミットの失敗の原因となった SQL エラー・コードを報告するダイアログ・ボックスが表示されます。 このダイアログから「検索」ビューを起動して、SQL エラー・コードの説明を検索できます (下の画像を参照)。

エディター内の SQL エラー
SQL エラーの検索

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REDIT コマンド (関連表)

このアクションは、DB2 オブジェクトの編集時にのみ使用可能です。 このアクションにより、現在編集中の表に関連する表のリストが表示されます (下図を参照)。 関連表のリストから、編集する表を選択できます。

REDIT ダイアログ
REDIT ダイアログ

関連表の編集セッションを個別に呼び出すには、関連表を選択し、ダイアログの右側にある編集ボタンをクリックします。

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