タイミング・マーク

タイミング・マーク・スキャン間隔とタイミング・マーク間隔は一緒に使用され、 接続が失われたかどうかを判別します。 クライアントからデータが受信されるときはいつでも、 TN3270 サーバーは時刻を記録します。スキャン間隔値によって定義された一定のインターバルで、 サーバーはすべての接続を検査します。 各接続はそれまでのタイミング・マークの間隔で、 クライアントからデータが受信されていなかったかどうか確認されます。 データが受信されなかった場合は、サーバーは TN3270 TIMEMARK コマンドをクライアントに送信します。 これは「are you there?」の役割を果たし、サーバーは、この TIMEMARK を送信したことを記憶します。 スキャン間隔で次に検査する間も、それぞれの接続は再び検査され、 クライアントからデータが受信されていなかったかどうか確認されます。 データが受信されておらず、TIMEMARK が以前のスキャン間隔検査時に送信されていれば、 接続は失われます。

たとえば、スキャン間隔およびタイミング・マーク間隔の値が、 それぞれ 1800 と 10800 であるとします。 この場合、すべての接続が 30 分ごとにチェックされ、過去 3 時間以内に何かデータが 受け取られていないかが検査されることを意味します。データが受信されなかった場合は、 TIMEMARK はクライアントに送信されます。30 分後に、サーバーは接続を再び検査します。クライアントが TIMEMARK に 応答しているか、実際にデータが送信されていれば、サーバーの接続はアクティブのままになります。 何も受信されなかった場合は、サーバーは接続を除去します。

これらのタイマーを設定するときは、以下のことに注意する必要があります。

たとえば、 これらのタイマーでは、昼食など、長時間の中断を考慮する必要があります。タイミング・マーク間隔 が昼休みよりも短い場合は、ネットワークは昼休みの前後に TIMEMARK コマンドであふれる可能性があります。