自動セキュリティー更新の抑止

msys for Setup では、システムを保護するためのセキュリティー製品として RACF を使用することが想定されています。サービス・カスタマイズによるセキュリティー関連構成要件 (たとえば、特定ユーザーが存在する必要があるという要件) に対する応答として、RACF への更新要求が生成されます。

RACF を使用しない場合、または組織の規則により msys for Setup を使用したセキュリティー関連更新の実行が許可されない場合には、msys for Setup が RACF 更新要求に対する応答として構成変更を実行しないようにする必要があります。代わりに、msys for Setup から必要な変更を報告させ、その変更を msys for Setup の外部で実行できます。そのためには、「RACFSecurity - 許可」ポリシーを適切に設定します。

RACF を使用する場合には、このポリシーを使用して msys for Setup が実行できる処理の有効範囲を制限して、オブジェクト (ユーザーなど) を作成できるが削除はできないように設定することもできます。

はじめに:

RACF ポリシーを設定するには、RACF サービスの許可が与えられている必要があります。

関連情報: