結合データ・セットの定義

ポリシーを定義したりアクティブにする前に、結合データ・セットを フォーマット設定してポリシーを保持し、また必要とされるシスプレックス 構成内のシステムがデータ・セットを使用できることを確認してください。 以下の結合データ・セットを作成します。

シスプレックス結合データ・セット: シスプレックス内で 実行しているシステム、XCF グループとメンバー、および一般状況情報を保管します。 各シスプレックスには、シスプレックス結合データ・セットが必要です。

結合機能リソース管理 (CFRM) 結合データ・セット: OS/390 での 結合機能リソースの管理方法を定義するための CFRM ポリシーを保持します。

シスプレックス障害管理 (SFM) 結合データ・セット: システム障害、 シグナル接続障害、および PR/SM 再構成アクションの管理方法を定義するための SFM ポリシーを保持します。 

自動再始動管理 (ARM) 結合データ・セット: OS/390 での、 自動再始動管理のエレメントとして登録済みである特定のバッチ・ジョブ および開始済みタスクの再始動の管理方法を定義するためのポリシーを保持します。

システム・ロガー (LOGR) 結合データ・セット: ログ・ストリーム 構造定義を定義するためのポリシーを保持します。

ワークロード管理 (WLM) 結合データ・セット:ワークロードの サービス目的を定義するための WLM ポリシーを保持します。

結合データ・セットの配置

結合データ・セットの配置によって、パフォーマンスと可用性を改善する ことができます。IBM では、1 次、代替、および予備の結合データ・セット用に、 別々のボリュームを定義することをお勧めします。DASD 高速書き込み (DFW) 機能 付きの、キャッシュされた制御装置に付加したボリューム上に結合データ・ セットを配置します。この推奨処置はあらゆるサイズのシスプレックス内のすべての 結合データ・セットに適合しますが、シスプレックス内のシステムの数が増えれば 増えるほど、より重要になります。最も大きく影響を受ける結合データ・セットは、 シスプレックス結合データ・セットと CFRM 結合データ・セットです。

予約 / リリース競合、または、結合データ・セットに関係のないソースからの 有意な入出力競合の影響を受けないボリューム上に結合データ・セットを配置します (入出力競合が散発的である場合も含む) 。

IBM では、それぞれのタイプの結合データ・セットごとに、 以下の 3 つのデータ・セットを定義することをお勧めします。

確実にリカバリーできるようにするために、1 次結合データ・セットと代替結合 データ・セットを別々のボリューム (ボリューム通し番号) 上に置いて ください。さらに IBM では、結合データ・セットのバックアップ または予備のコピーを第 3 のボリューム上に保管することをお勧めします。

1 次データ・セットに障害が起こった場合には、代替データ・セットが 自動的に 1 次データ・セットとなり、予備のデータ・セットを代替データ・セットに することができます。1 次、代替、および予備のボリュームは、ウィザードで 定義する必要があります。 

十分なスペースのあるボリュームを使用し、1 〜 6 文字を指定します。 結合データ・セットに SMS 管理ボリュームを使用することはできません。

結合データ・セットがすでに定義されている場合、ウィザードはパネル内で それらの結合データ・セット名を使用します。ウィザードでは、すべての結合 データ・セットを定義しなければなりません。