OCSTATUS (非 CICS)
このオプションは、「一般」タブで Fortran が指定されている場合にのみ使用可能になります。
OCSTATUS は、ファイルが存在するかどうかの検査と、STATUS 指定子に基づいてファイルが実際に削除されるかどうかを、OPEN ステートメントと CLOSE ステートメントのそれぞれについて制御します。
OCSTATUS には、以下のサブオプションがあります。
- いいえ (OFF): 各 OPEN ステートメントでファイルの有無を検査せず、各 CLOSE ステートメントでファイルを削除しません。
STATUS='NEW' の場合は、新しいファイルが作成されます。
STATUS='OLD' の場合は、既存のファイルが接続されます。
STATUS='UNKNOWN' または 'SCRATCH' で、しかもファイルが存在する場合は、そのファイルが接続され、ファイルが存在しない場合は、新しいファイルが作成されます。
さらに、事前接続されているファイルが CLOSE ステートメントによって切断されると、OPEN ステートメントは、OCSTATUS(OFF) の下での接続の再確立を要求しません。順次 READ、WRITE、BACKSPACE、REWIND、ENDFILE はファイルを装置に再接続しません。ファイルが再接続される前、INQUIRE ステートメントのパラメーター OPENED は装置が切断されていることを示します。接続が再確立した後、INQUIRE ステートメントのパラメーター OPENED は装置が接続されていることを示します。
- はい (ON): 各 OPEN ステートメントでファイルが存在することを検査し、ファイルの状況が STATUS='OLD' および STATUS='NEW' と矛盾しないことを確認します。ファイル削除をサポートする装置については、STATUS='DELETE' の各 CLOSE ステートメントでファイルの削除を行うことも指定します。事前接続ファイルはこの検査に含まれます。
OCSTATUS 整合性検査は、DASD ファイル、PDS メンバー、VSAM ファイル、
MVS ラベル付きテープ・ファイル、およびダミー・ファイルにのみ適用されます。ダミー・ファイルについては、現行プログラムで前回のファイルのオープンが成功した場合にのみ整合性検査が行われます。
さらに、事前接続されているファイルが CLOSE ステートメントによって切断されると、OPEN ステートメントが OCSTATUS の下でファイルを再接続することを要求します。
CLOSE ステートメントの後の INQUIRE ステートメントのパラメーター OPENED は、装置が切断されることを指示します。