USRHDLR (CICS)
USRHDLR は、アプリケーション内での CEEHDLR の呼び出しおよび再コンパイルを要求せずにユーザー条件ハンドラーを
スタック・フレーム 0 に登録します。
USRHDLR には以下のサブオプションがあります。これらは、いくつかを組み合わせて指定でき、また 1 つも指定しないでおくことも可能です。
- はい (ON) またはいいえ (OFF): USRHDLR を使用可能または使用不可にします。
- ロード・モジュール名: スタック・フレーム 0 に登録するユーザー条件ハンドラーを含むロード・モジュールの名前。
このオプションは、USRHDLR が ON になっている場合にのみ使用可能になります。このユーザー条件ハンドラーが有効になっている場合、条件が発生したプログラム内での実行の再開はサポートされません。これには、CEEMRCR および CEEMRCE への、条件ハンドラー内での呼び出しも含まれます。この制限は、ロード・モジュール名 2 には適用されません。
- ロード・モジュール名 2: 一般にスーパー条件ハンドラーと呼ばれるユーザー作成ハンドラーを指定します。これは CEEHDLR によって登録されたハンドラーとして呼び出され、例外が発生したプログラム内で実行を再開することができます。
このオプションは、USRHDLR が ON になっている場合にのみ使用可能になります。
注:
- 別名は、ロード・モジュール名とロード・モジュール名 2 で使用できるロード・モジュールの別名。
- USRHDLR ランタイム・オプションで指定されたユーザー条件ハンドラーは、他のアプリケーションとリンク・エディットされているものではなく独立したロード・モジュールになければなりません。
- ロード・モジュール名で指定されたユーザー条件ハンドラーは、メイン・プログラムの条件ハンドラーに対して示された後も処理されていない条件について呼び出されます。
- USRHDLR ランタイム・オプションを使用して登録されたユーザー条件ハンドラーを使用して、CEEHDLR 呼び出し可能サービスで登録されたユーザー条件ハンドラーで許可された結果コードを返すことができます。
- アプリケーションに制御を渡す前に指定されたユーザー条件ハンドラーは、そのユーザー条件ハンドラーを初めて呼び出す必要が生じたときにのみロードされます。
- いずれかのハンドラーのいずれかが失敗した場合、エラー・メッセージが発行されます。
- ロード・モジュール名は CICS PPT 内で定義する必要があります。