すべてのクロス・スコープ更新取り消しを実行するためのステップ

はじめに:



影響するシステムで、msys for Setup バージョン 1 リリース 4 またはそれ以前のものが稼動している場合、 クロス・スコープの依存関係にあるサービスは更新できません。 このような場合、サービスを更新しようとするとエラー・メッセージを受け取り、 「更新取り消しセンター」は表示されません。


すべてのクロス・スコープ更新取り消しタスクを実行するためのステップ:

  1. 「更新取り消しセンター」を開きます (システム構成への更新の取り消しを参照)。
  2. タスクの実行対象となる「システム」または「シスプレックス」タブ付きパネルを選択します。 タスクの現在の状況が、タブに大括弧で表示されます。
  3. タスク・ナビゲーション領域で「すべての更新取り消し」が選択されていない場合には、選択します。
    注:
    このラジオ・ボタンは、以前の構成変更が正常にコミットされている場合にだけ使用できます。

  4. オプションとして、「すべての更新取り消し」中にシステム構成に対して具体的にどのような影響があるかを確認するために、「シミュレート」をクリックすることもできます。詳細については、シミュレーションを参照してください。

    ヒント: 処理される予定の要求を確認するため、「要求の表示」をクリックする方法もあります。サービスによっては、要求の表示またはシミュレーションのいずれかの方が他方より明確な情報を得られることがあります。


  5. システム上で「すべての更新取り消し」を実行するジョブをサブミットするには、「すべての更新取り消し」をクリックします。

    このジョブは長くかかります。ジョブの進行状態は、パネル下端にある進行状況表示バーで確認ができます。進行状況表示バーの隣にはジョブの状況が表示されます。

    ジョブの実行中に、「更新取り消しセンター」を表示し続ける必要はありません。 ジョブが終了すると、たとえ「更新取り消しセンター」が閉じていても、ジョブ完了通知を受け取ります。

    ジョブがサブミットされてからすぐに、 ワークプレースからログオフしても差し支えありません。次のログオン時までにジョブが完了していれば、ジョブ完了通知をこのとき受け取ります。


  6. ジョブがエラー終了した場合には、タスク・ナビゲーション領域から「レポートの表示」を選択して、障害の内容を確認します。 詳細については、クロス・スコープ・タスクに関するレポートの表示を参照してください。 エラーの原因を解決した後で、「すべての更新取り消し」を再実行できます。
  7. すべてのサービスに対して「すべての更新取り消し」が実行されたことを確認してください。

    サービスのリストに許可が与えられていないサービスが含まれている場合には、これらのサービスに対しては「すべての更新取り消し」が実行されていません。リスト内で各サービスを選択し、「許可ユーザーのリスト」をクリックします。それぞれのサービスで「すべての更新取り消し」が保留になっていることを、適切な許可ユーザーに連絡してください。

    「システム」および「シスプレックス」の両方に対するリスト内のすべてのサービスに対して 「すべての更新取り消し」が正常に実行されると、 「更新取り消しのコミット」がタスク・ナビゲーション領域で使用可能になります。この「更新取り消しのコミット」を選択すると、 「クロス・スコープ更新取り消しのコミット」タスクに進みます。