クライアントを VTAM LU と突き合わせたり、クライアントをアプリケーションに接続するために、クライアント ID が使用されます。 このパネルを使用して、どの LU をこのクライアント ID に割り当てて、クライアントがアプリケーションに割り当てられる方法を指定します。
クライアントが TN3270 サーバーに接続するときは、 サーバーは一致するものを検出するためにクライアント ID を検索します。 たとえば、このクライアント ID が IP アドレス・グループで、クライアントがサーバーに接続する場合は、 サーバーはこのクライアント IP アドレスが、IP アドレス・グループ内の IP アドレスの 1 つかどうかを確認します。 一致するものが検索された場合は、 サーバーはどの LU をクライアント ID に割り当てるかを判別し、 次にクライアントの接続をこれらの LU の 1 つに割り当てます。 同様に、サーバーはクライアント ID に割り当てられたアプリケーション・アクセス方式を判別し、 割り当てられた方式を使用してクライアントが正しいアプリケーションにアクセスできるようにします。
端末として接続しているクライアントのクライアント ID に LU を割り当て、 プリンターとして接続しているクライアントの LU を分離します。 プリンターであるクライアントをもつことはできないため、 プリンターであるクライアントに LU を割り当てる必要はありません。 デフォルトでは LU は割り当てられていません。プリンターと端末の両方に対して、 個別の LU または LU のグループを割り当てることができます。 このパネルは、すべての LU グループを作成および管理するためにも使用されます。
アプリケーションをクライアント ID に割り当てるときは、 接続するクライアントについて、いくつかの特性を理解する必要があります。 クライアントが端末の場合は、 多くの場合フルスクリーン TN3270 サポートを提供するアプリケーションに接続しています。 ただし、TSO などのライン・モード・アプリケーションに接続している可能性もあります。 クライアントおよびアプリケーションの特性に基づいて、 アプリケーション・アクセスを設定する方法がいくつかあります。
必要なアプリケーション・アクセスのすべてを割り当て、 およびこのクライアント ID に一致するすべてのクライアントに、充分な LU を割り当てることが推奨されます。 ただし、このような割り当ては必須ではありません。特定のクライアントと一致する、 複数のクライアント ID を定義することが可能です。 クライアント ID の 1 つを LU に割り当てることがでますが、 アプリケーション・アクセスを割り当てることはできません。もう一方のクライアント ID には、 アプリケーション・アクセスを割り当てることができますが、 LU を割り当てることはできません。 この場合 TN3270 サーバーは、クライアントのセッションをセットアップするために、 あるクライアント ID からの LU および、 もう一方のクライアント ID からのアプリケーション・アクセスを使用します。 クライアント ID には少なくとも LU またはアプリケーション・アクセスを割り当てる必要があります。 そうしないと、クライアント ID はどの機能も提供しません。 このクライアント ID に必要なすべての LU またはすべてのアプリケーション・アクセスを割り当てない場合は、 複数のクライアント ID 間の対話を理解するように注意してください。
開始する前に、アプリケーション割り当てを行うか、 さらに LU 割り当てをどのように行うかを決定します。
ステップ
少なくとも 1 つの LU を割り当てたら、 このパネルでの作業は完了します。
フィールド
LU およびアプリケーション割り当て用のプッシュボタン
端末およびプリンター LU、および LU グループをクライアントに割り当てるには、
「LU の割り当て」をクリックします。
クライアントに対してアプリケーションを設定するには、
「アプリケーションの割り当て」をクリックします。
LU またはアプリケーション割り当てを編集するには、
「編集」をクリックします。
LU またはアプリケーション割り当てを除去するには、
「除去」をクリックします。
現在定義されている LU グループのプッシュボタン
端末またはプリンター LU グループ名を追加するには、
「追加」をクリックします。
端末またはプリンター LU グループ名を編集するには、
「編集」をクリックします。
グループ名を除去するには、「除去」をクリックします。