グローバル自動テキスト変換を可能にするかどうか (AUTOCVT)

プログラムまたは関連するファイルのコード化文字セットを使用して、入出力データの自動変換を 活動化または非活動化します。 コード化文字セット ID (CCSID) は、プログラムそれ自身によって、あるいはランタイムに 該当する環境変数を設定することによって指定されます。 このシステム AUTOCVT 標識は、スレッド・レベルで個別のプログラムによって指定変更できます。 そのため AUTOCVT は、その変換環境を明示的に確立しない既存のプログラムにとってのみ、 制御スイッチとなります。

デフォルト: AUTOCVT(NO)

SETOMVS または SET OMVS コマンドを使用して、AUTOCVT の値を YES と NO の間で切り替えることができます。 この変換モードを変更しても、すでに入出力が開始されているオープン・ファイルの変換には影響しません。

AUTOCVT(YES) を設定すると、ファイルに対する読み取りまたは書き込み操作すべてについて、 変換が必要かどうかが検査されます。 そのため、変換が行われないとしても、パフォーマンスは低下します。 AUTOCVT(NO) に設定しておき、可能であれば、プログラムそれぞれを変換可能にするようお勧めします。 これは、変換を制御するコンパイル時またはランタイム環境変数を設定することによって、 あるいは fcntl() を出すことによって実行できます。