ENVAR は、指定された環境変数の初期値を設定します。これによって、C 関数 getenv、setenv、および clearenv によってアクセス可能なスイッチまたはタグ付き情報をアプリケーションに渡すことができます。
ランタイム・オプションをマージするとき、ENVAR ストリングはマージ中の出現順に付加されます。そのため、ランタイム・オプション処理によって設定された環境変数のセットは、環境変数が指定されているすべてのソースに反映されます。 1 つの環境変数が複数のソースで指定されている場合は、最新の設定が使用されます。
システム関数は、新しい環境で有効な環境変数をすべてコピーします。コピーされた環境変数は、コマンド・レベルの ENVAR ランタイム・オプションで検出された環境変数と同じようにマージされます。
標準 C 関数は、エンクレーブの初期化時およびアプリケーションの実行中に環境変数にアクセスできます。エンクレーブ終了から HLL が返されるまで、アクセスは可能です。 EXEC で伝搬された変数は、ENVAR オプションで設定された変数をオーバーライドします。 getenv は環境変数へのアクセスを逐次化します。
HLL は、エンクレーブの初期化時およびアプリケーションの実行中に標準 C 関数を通じて環境変数にアクセスできます。
有効値: ENVAR は 'name=value' の形式の値を受け入れます。name は環境変数、value は変数の値を示します。どちらにもヌル・バイトまたは等号を含むことはできません。またブランクはどちらでも有効です。複数のストリングを指定するには、コンマで区切ります。name=value は単一引用符でくくってださい。許される最大長は、すべての引用符およびコンマを含めて 240 です。