タスク制御ブロック (TCB) および関連する制御ブロックにおいて、プロセスは MVS アドレス・スペースにマップし、 MVS タスク環境がそのプロセスのために存在します。 TCB に加え、カーネル・アドレス・スペースは、プロセスを表すいくつもの制御ブロックを保守しています。 これらの制御ブロックはカーネル・アドレス・スペース内に存在しています。 既存の標準 MVS プログラムが UNIX システム・サービスを使用し始めるとき、あるいは新しいプロセスが プロセス作成関数によって作成されるとき、これらは作成されます。 アドレス・スペースが z/OS UNIX サービスを使用し始めるとき、MVS アドレス・スペースが z/OS プロセスとして 「ダブ」されたということです。 UNIX の観点から、これは z/OS UNIX がプロセス ID (PID) をプロセスに割り当てることを意味します。
複数のプロセスが同じ MVS アドレス・スペースに存在していることがあり、このような場合、 プロセスをジョブ・ステップ・タスクまたはサブタスクとして実行できます。
z/OS UNIX プログラムはいくつもの UNIX サービスを使用して、新しいプロセスを作成、 またはそのプロセス自身の内部でマルチスレッド化を可能にすることができます。 アプリケーション・プログラマーによって新しいプロセスの作成を禁止する方法はありません。 (BPXPRMXX parmlib 設定は、プロセスの数を制限することができます。)
プロセス作成には、以下のメソッドのいずれかで FORKCOPY コマンドを設定しなければなりません。
パネルを使用して、FORKCOPY コマンドの設定を変更することができます。
このパネルを使用して、プロセス設定を選択します。
このウィンドウの以下の要素について、より詳しいヘルプが用意されています。
プロセスごとの MVS タスク数 (MAXTHREADTASKS)
fork の間にユーザー・ストレージをコピーする方法 (FORKCOPY)
プロセス用のメモリー・ダンプ・ファイルのサイズ (MAXCORESIZE)
プロセスごとのキューに入れられるシグナルの数 (MAXQUEUEDSIGS)