LIBSTACK (CICS)
LIBSTACK は、スレッドのライブラリー・スタック・ストレージの割り振りを制御します。このスタックは、16MB 境界よりも下の保管域を必要とする言語環境プログラムおよび HLL ライブラリー・ルーチンによって使用されます。
LIBSTACK には、以下のサブオプションがあります。
- 初期サイズ: ライブラリー・スタック・セグメントの最小初期サイズ。連続するストレージの最も近い 8 バイトの倍数に丸められます。
最小初期サイズ: 32 バイト、最大初期サイズ: 32 K
- 初期サイズ単位: 初期サイズを指定する単位 (バイト、K)。
- 増分サイズ: ライブラリー・スタック・エリアの後に続く増分の最小サイズ。これは、最も近い 8 バイトの倍数に丸められます。
最小初期サイズ: 32 バイト、最大初期サイズ: 32 K
- 増分サイズ単位: 増分サイズを指定する単位 (バイト、K)。
- KEEP または FREE:
FREE は、ライブラリー・スタック内の最後のストレージが解放されたときに、LIBSTACK 増分に割り振られたストレージを解放することを指定します。初期ライブラリー・スタック・セグメントは、エンクレーブが終了するまで解放されません。
KEEP は、ライブラリー・スタック内の最後のストレージが解放されたときに、LIBSTACK 増分に割り振られたストレージを解放しないことを指定します。
注:
- 増分サイズは、割り振られたストレージの実際の量を表さないため、ルーチンでスタック・フレーム用に大量のストレージが必要な場合は注意が必要です。割り振り量は、指定された増分および要求された量より常に大きい値になります。
- 16 バイト CICS ストレージ・チェック・ゾーンに適応させるため、CICS でのデフォルト増分サイズは 4096 バイトではなく 4080 バイトです。適応できない場合は、ストレージの追加ページが割り振られます (境界よりも下のストレージが割り振られる場合のみ)。
- ALL31(ON) が指定されている場合、LIBSTACK は 16 MB 境界よりも上に割り振られます。
- z/OS UNIX システム・サービス考慮事項: LIBSTACK オプションは、各スレッドのライブラリー・スタック特性を設定します。
z/OS UNIX での LIBSTACK の推奨設定は、4K,4K,FREE です。