システム構成への更新の取り消し

サービス・インスタンスのカスタマイズ・データに基づいたシステム構成へのすべての更新を取り消すには、「更新取り消しセンター」を使用します。

取り消し対象の更新が、システムおよびシスプレックスに影響を与えた場合、システム、シスプレックスそれぞれ に対して別々に更新を取り消す必要があります。その場合、「更新取り消しセンター」パネルのレイアウトは若干異なるものになります。 パネルは、2 つのタブ付きパネル (「システム」および「シスプレックス」) に分かれ、これによって「更新取り消しセンター」を終了せずに それぞれに対する必要な処理を実行できます。


影響するシステムで、msys for Setup バージョン 1 リリース 4 またはそれ以前のものが稼動している場合、 クロス・スコープの依存関係にあるサービスは更新できません。 このような場合、サービスを更新しようとするとエラー・メッセージを受け取り、 「更新取り消しセンター」は表示されません。


このタスクを使用すると、最新の更新が取り消されるだけではなく、サービス・インスタンスで最初に「更新の準備」が実行される前の状態に戻りますので注意してください。製品コードを除去したい場合などには、システムから製品セットを除去する作成として、「更新の取り消し」を実行します。

はじめに:

サービスの「更新取り消しセンター」を表示するためのステップ:

  1. リソース・ツリーでシスプレックス・フォルダーを展開し、作業したいシスプレックスのフォルダーを選択します。
  2. シスプレックス全体にわたるサービスで作業したい場合には、シスプレックス・フォルダー内の「制御」パネルをクリックします。それ以外の場合には、作業したいシステムのフォルダーを展開し、システム・フォルダー内の「制御」パネルをクリックします。利用できるサービスのリストが、リスト・ビューに表示されます。
  3. リスト・ビューで、システム構成への更新を取り消したいサービス・インスタンスを選択します。
  4. ファイル」 --> 「システム構成への更新の取り消し...」の順にクリックします。
    注:
    このメニュー項目は、サービス・インスタンスに対して「更新の準備」が正常に実行されている 場合に限って表示されます。

「更新取り消しセンター」の表示は、タスク・ナビゲーション領域」で 選択されたタスクに応じて異なります。

更新の取り消しが、システム固有のサービスに限られる場合 更新の取り消しが、システム固有およびシスプレックス全体のサービス両方にわたる場合

「すべての更新取り消し」タスクのための更新取り消しセンター 「すべてのクロス・スコープ更新の取り消し」のための更新取り消しセンター

「更新取り消しのコミット」タスクのための更新取り消しセンター 「クロス・スコープ更新取り消しのコミット」タスクのための更新取り消しセンター

「レポートの表示」タスクのための更新取り消しセンター 「クロス・スコープ・タスクに関するレポートの表示」のための更新取り消しセンター