IBM WebSphere Development Studio Client バージョン 6.0 インストール・ガイド


概要

このインストール・ガイドは、IBM(R) WebSphere Development Studio Client バージョン 6.0 に適用されます。この製品は CD と DVD で使用可能であり、PC ワークステーションにインストールできます。製品のインストールを手早く開始するために、以下のガイドラインに従ってください。

図 1. IBM WebSphere Development Studio Client は、7 枚の CD または 1 枚の DVD を使用することによりインストールできます。オプションのソフトウェア用の 1 枚以上の CD だけでなく、従来のツール (CODE および VARPG) が含まれる CD も用意されています。

製品名と配布された CD を示す図

README ファイルには、 前提条件情報、製品に関する制限事項、および資料に含まれていない情報が入って います。WebSphere(R) Development Studio Client バージョン 4.0、5.0、5.1、または 5.1.2、 あるいは WebSphere Development Tools V5R1M0 からのマイグレーションについては、 本製品をインストールされる前にマイグレーション・ガイド を参照してください。

ワークステーションへの標準的なインストールを行いたい場合には、本書を読む必要はありません。CD および DVD と一緒にパッケージされている「最初にお読みください」ブックレットにクイック・スタート・インストール についての説明が入っています。インストールを開始する前にそれをお読みください。

最新の製品情報については、Development Studio ClientWeb サイトを参照してください。

このファイルは、以下の各国語で利用可能です。

表 1. - このインストール・ガイドの各国語版の有無

ブラジル・ポルトガル語 中国語 (繁体字) ドイツ語 スペイン語
フランス語 日本語 韓国語

本書の最新バージョンは、ftp://ftp.software.ibm.com/as400/products/ad/wdt400/v601/manuals/install.html にあります。


目次

概要

インストール前の注意

  • IBM Rational Software 開発プラットフォーム
  • Rational Software 開発プラットフォーム・ランチパッド
  • 各国語サポート
  • ワークステーション要件

  • ハードウェア要件
  • 一時スペース
  • ソフトウェア要件
  • マイグレーション、アップグレード、および共存の実行

    WebSphere Development Studio Client のインストール

  • CD-ROM からのインストール
  • その他のインストール選択項目
  • DVD からのインストール
  • コマンド・プロンプトからのインストール
  • サイレント・インストールの起動
  • ローカル・コピーのセットアップ
  • デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト機能のサイレント・インストール
  • 別のディレクトリーへのサイレント・インストール
  • 追加の WebSphere Development Studio Client 機能のサイレント・インストール
  • WebSphere Development Studio Client Advanced Edition へのアップグレード
  • LAN サーバーからのインストール
  • LAN サーバーへのこの製品のコピー
  • LAN サーバーからワークステーションへのインストール
  • iSeries サーバーからのインストール
  • iSeries サーバーへの製品のコピー
  • iSeries サーバーからワークステーションへのインストール
  • Development Studio Client の開始

    アップグレードおよび更新

    WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビューのインストール

    WebSphere Development Studio Client のアンインストール

    特記事項

  • 著作権
  • プログラミング・インターフェース情報
  • 商標


  • インストール前の注意

    本製品をすでにご利用いただいているユーザー

    すでに WebSphere Development Studio Client をインストールしてあり、バージョン 6.0.1 に更新したい場合には、既存のソフトウェアをアンインストールする必要はありません。Rational Product Updater が Development Studio Client を Web 上にある現行バージョンに更新します。 Rational Product Updater ご使用の詳細については、アップグレードおよび更新を参照してください。参照の必要がなければ、本書を先に進めて、フルインストール・プロセスに従ってください。

    インストール・プロセス

    ワークステーションに本製品をインストールまたはアンインストールするには、 管理者としてログオンする必要があります。

    CD パッケージには、複数の CD と 1 枚の DVD が入っています。この DVD には弊社の製品が入っていて、これには iSeries プログラマーの 必要に合わせた Rational の ベース・プロダクト (Rational Web Developer) と同じ機能が組み込まれています。 パッケージ中には、DVD にないそのほかの CD (たとえば、CODE や VisualAge RPG; DB2 Universal Database) が入っています。DVD 読取装置があり、 ワークステーションへの標準的なインストールを実行したい場合には、DVD からインストールした方が楽です。

    以下に、インストール・プロセスの要約を示します。

    1. ご使用のワークステーションが下の ハードウェア要件 および ソフトウェア要件 の項に説明されている 要件に適合していることを確認してください。
    2. Disk 1 (または DVD) をワークステーションの適切なドライブに挿入してください。
    3. インストールが自動的に開始されない場合:
      1. 「スタート」をクリックしてから、「ファイル名を指定して実行」をクリックします。
      2. Y:setup と入力します。ここで、Y は CD または DVD のドライブ名です。Enter キーを押します。
    4. WebSphere Development Studio Client バージョン 6.0 の画面上の指示に従って ください。CD のセットを使用している場合には、「InstallShield」ウィザードに ディスクを取り替えるように定期的にプロンプトが出されます。インストールを 選択したオプションのコンポーネントによっては、一部のディスクをスキップ するように指示されることがありますが、心配はいりません。 推奨されるハードウェアを使用している場合には、標準的なインストールに 40 分ほどかかります。メモリーやディスク・スペースが推奨以下の場合には、 さらに長くなります。
      注:
      特定のフィックスパックが自動的にインストールされるので、 インストールに長時間を要することがあります。さらにまた、フィックスパックには Rational Product Updater が必要になる場合もあります。詳細については、アップグレードおよび更新を参照してください。
    5. Development Studio Client の以前のバージョンからのワークスペースがある 場合には、この製品を初めて開始すると、「お待ちください...インストールを完了しています」という内容のメッセージが表示されます。

    連携開発環境 (CODE) および VisualAge RPG は、このインストールには 含まれません。これらをインストールしたい場合には、CODE および VisualAge RPG の CD を見つけてください。DDS ソースを画面表示される形式で表示したい場合には、 CODE をインストールする必要があります。 これにより、ソースを変換してアプリケーションを実行する前に、WebFacing アプリケーションで Web の設定が どのように表示されるかを調べることができます。

    この製品を LAN サーバーに直接インストールすることはできません。ただし、 製品ファイルを LAN サーバーにコピーして、ローカル・マシンに対してインストール を起動することは可能です。LAN サーバーへのこの製品のコピーを参照してください。


    IBM Rational Software 開発プラットフォーム

    IBM Rational(R) Software 開発プラットフォームは、次の製品によって共用される 共通開発環境です。

    これらの製品のいずれかをインストールすると、Rational Software 開発プラットフォームが製品の一部として自動的にインストールされます。これらの製品を複数インストールしても開発プラットフォームは一度しかインストールされません。 これらの製品はすべて同じワークベンチまたはワークベンチと呼ばれる統合開発環境を共用し、各製品はプラグイン を提供することによってワークベンチに機能を追加します。 プラグインは、既存のプログラムやアプリケーションに機能を追加するソフトウェア・モジュールです。

    Rational および WebSphere ソフトウェア製品の開始

    「スタート」メニューを開くと、どの Rational または WebSphere 製品をインストールしているかに関係なく、トップレベルのメニュー 項目は常に「IBM Rational」となります。

    インストールしている製品の数に応じて、「IBM Rational」の 下に各製品のサブフォルダーが表示されます。たとえば、Rational Functional Tester と Development Studio Client の両方をインストールしている場合 には、そのそれぞれのサブフォルダーが表示されます。これらのサブフォルダー には、製品特有の情報 (README ファイルなど) へのリンクの他にワークベンチ用の起動プログラムが入っています。 起動プログラムには製品の名前 (Development Studio Client など) が 付いていて、そのワークベンチを開始します。

    ワークベンチは、「IBM Rational」メニューの下にある 「Rational Software 開発プラットフォーム」オプション をクリックして開始することもできます。

    マイグレーションおよび共存

    すでに少なくとも 1 つの Rational または WebSphere 製品を インストールしていて、Development Studio Client をインストールしたい 場合には、アップグレードおよび更新 の項を読んでください。これには、 リリース・レベルに関する重要な情報が入っています。

    表 2 は、Rational Software 開発プラットフォームでビルドされた複数の製品を、同じマシンにインストールしようとする場合にどうなるかを示しています。この表では、 縦軸はすでにインストールされている製品を表し、横軸はインストールしようとして いる製品を表しています。

    製品を順々にインストールしていくと、それらの製品は相互にブロック アップグレード、または共用される場合があります。


    表 2. Rational Software 開発プラットフォームでビルドされた複数の製品をインストールした結果

    インストールしようとする製品 > Rational Software Modeler Rational Web Developer WebSphere Development Studio Client Rational Application Developer WebSphere Development Studio Client Advanced Edition Rational Software Architect Rational Functional Tester Rational Performance Tester
    WebSphere Development Studio Client for iSeries 共用 共用 N/A アップグレード アップグレード 共用 共用 共用
    WebSphere Development Studio Client Advanced Edition for iSeries 共用 ブロック ブロック 共用 N/A 共用 共用 共用
    Rational Application Developer 共用 ブロック 共用 N/A 共用 アップグレード 共用 共用
    Rational Web Developer 共用 N/A 共用 アップグレード 共用 アップグレード 共用 共用
    Rational Software Architect ブロック ブロック 共用 ブロック 共用 N/A 共用 共用
    Rational Software Modeler N/A 共用 共用 共用 共用 アップグレード 共用 共用
    Rational Functional Tester 共用 共用 共用 共用 共用 共用 N/A 共用
    Rational Performance Tester 共用 共用 共用 共用 共用 共用 共用 N/A

    アンインストール

    ワークベンチは、Rational Software 開発プラットフォームを 使用する、最初にインストールした製品のインストール・ディレクトリーに インストールされます。それは、他の製品のいずれでも再インストールされません。 最初の製品をアップグレードする場合には、まだワークベンチのファイルが含まれているので、アップグレードの完了後に最初のインストール・ディレクトリー を除去するべきではありません。


    Rational Software 開発プラットフォーム・ランチパッド

    launchpad.exe を実行するか、Disk 1 または DVD をディスク・ドライブに挿入すると、 ランチパッドが開いて、ここから多数の製品やコンポーネントをインストールする ことができます。 これらは、メディア・パッケージに含まれる他の CD にあります。資料 (図 2 の 四角 3セクション) は Disk 1 に入っています。

    図 2. インストール・ランチパッド

    Standard Edition 用の ランチパッドのスクリーン・キャプチャー

    表 3 は、インストールする製品を決定する際にご利用いただけます。まず最初に、WebSphere Development Studio Client をインストールする必要があります。 ランチパッドは、 Development Studio Client のインストール時に、画面上に表示されています。後で、追加の コンポーネントを一度に 1 つずつインストールすることができます。(これらは並列で インストールすることもできますが、ご使用のシステムでは難しい場合があります。)

    3 列目のリンクは、 Rational Web Developer インストール・ガイドの各項へのリンクです。

    表 3. ランチパッドの項目

    ランチパッド項目 説明 詳細情報へのリンク
    コア (図の 四角 1セクション)
    IBM WebSphere Development Studio Client のインストール WebSphere Development Studio Client は、iSeries アプリケーションの開発、テスト、デバッグ、 およびプロファイル作成用の統合開発環境です。 本書。
    オプション (図の 四角 2セクション)
    WebSphere テスト環境 V5.x のインストール (オプション) このテスト環境では、WebSphere Application Server V5.x の ローカル・インスタンスで J2EE アプリケーションをテストすることができます。 統合テスト環境としての WebSphere Application Server 5.x のインストール
    Agent Controller のインストール (オプション) Agent Controller は、Rational Developer 製品などの ローカルまたはリモート・テストおよびプロファイル作成ツールに アプリケーション・データを提供するデーモンです。また、リモート・ デプロイメントをも助けます。 Agent Controller のインストール

    各国語サポート

    この製品は、Microsoft Windows のユーザー・ロケールの設定に従って 1 つの言語をインストールします。インストールの完了後にロケールを変更すると、製品コンポーネントとヘルプ画面が正しい言語で表示されない場合があります。 言語を変更するには、WebSphere Development Studio Client のアンインストール の項の説明に従って製品を完全にアンインストールし、ロケールを変更してから、再び製品をインストールしてください。


    ワークステーション要件


    ハードウェア要件

    Development Studio Client には次のハードウェアが必要です。

    WebSphere Development Studio Client をインストールするための電子イメージをダウンロードする場合は、さらにディスク・スペースが必要になります。また、開発するリソース用にも、追加のディスク・スペースが必要 です。オプショナル機能やランタイム環境をインストールしない場合には、 ディスク・スペース要件を低減することが可能です。 ディスクが NTFS ではなく FAT32 ファイル・システムでフォーマットされている場合は、さらにスペースが必要です。FAT32 の場合、その使用するディスク・ブロック構造のために、小さなファイルが多数存在すると、ディスク・スペースの使用効率が悪くなることがあります。

    WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー を使用したい場合は、最低 256 MB の RAM のみが必要になります。ただし、これにはさらに 400 MB のディスク・スペースが必要です。


    表 4. - ハードウェア要件

      最小 推奨
    メモリー
    • WebSphere Development Studio Client の場合は 768 MB
    • WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー の場合は 256 MB

    • 1.0 GB (WebSphere Application Server のテスト環境を使用する場合に必要)

    永続ディスク・スペース
    • 3.5 GB
    • WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー の場合は 3.9 GB

    • WebSphere Development Studio Client の場合は 4.5 GB

    一時ディスク・スペース (製品のインストール時に必要)
    • インストール・ディレクトリーに 1 GB
    • 一時ディレクトリーに 800 MB

    • インストール・ディレクトリーに 1 GB
    • 一時ディレクトリーに 800 MB

    一時スペース

    この製品はインストール時に追加の一時スペースを必要とします。 一時スペース用のデフォルトのドライブを別のドライブに変更することができます。

    一時スペースを移動するには、次の手順で行います。

    1. 「コントロール・パネル」を開きます。
    2. 「システム」アイコンをダブルクリックして、「詳細」>「環境変数」に進みます。
    3. 「システム環境変数」で、「TEMP」を選択し、「編集」をクリックします。
    4. 「変数値」フィールドに D:\temp または 一時ストレージ用に使用したいドライブを入力します。
    5. 「OK」をクリックします。
    6. 「TMP」変数に対してステップ 3 から 5 を繰り返します。

    ソフトウェア要件

    WebSphere Development Studio Client バージョン 6.0 は、Microsoft Windows 2000 および Windows XP にインストールすることができます。Windows 95、Windows 98、Windows NT、および Windows Me にはインストールできません。

    本製品には、表 5 のオペレーティング・システムの 1 つおよび 表 6 のその他のソフトウェアが必要です。

    表 5. オペレーティング・システムの要件

    オペレーティング・システム 要件
    Windows 2000 Windows 2000 Professional、Service Pack 3 または 4

    Microsoft Internet Explorer 5.5、Service Pack 1

    Windows XP Windows XP Professional、Service Pack 1 または 2
    Windows 2000 Server Windows 2000 Server、Service Pack 3 または 4
    Windows 2000 Advanced Server Windows 2000 Advanced Server、Service Pack 3 または 4
    Windows Server 2003 Standard Edition Windows Server 2003 Standard Edition
    Windows Server 2003 Enterprise Edition Windows Server 2003 Enterprise Edition


    表 6. その他のソフトウェア要件

    開発時要件 実行時要件
    • OS/400 V5R1、V5R2、または V5R3
    • OS/400 が必要なのは、プログラミング・オブジェクトが iSeries サーバー上 にあるか、アプリケーションに iSeries サーバー上のバックエンド・コードが 含まれる場合だけです。
    • IBM WebFacing Tool ポートレットを実行するには、WebSphere Portal Server の バージョン 5.0.2、5.1、または 6.0 が必要です。
    • リモート・システム・エクスプローラーを使用して iSeries サーバー上で RPG、COBOL、C または C++ を コンパイルするには、5722-WDS (オプション 60 を含む) がインストールされている必要があります。
    • Web ブラウザー:
      • Readme ファイルおよびインストール・ガイドを表示するために必要。
      • オンライン・ヘルプに含まれる特定のツアーやチュートリアルを表示するための Flash Player V6.0r65 以上。
      • WebFacing 用に Internet Explorer 5.5 以上。
    • 一部のコンポーネントには追加の PTF が必要です。PTF 情報は、http://ibm.com/support/docview.wss?uid=swg21044473 から入手できます。

    • OS/400 V5R1、V5R2、または V5R3
    • WebSphere Application Server for iSeries V4.0 以上
    • Java ランタイム環境 (JRE) V1.4 以上 (このインストールでは、JRE はクライアントに置かれますが、サーバーには置かれません)
    • Web ブラウザー


    マイグレーション、アップグレード、および共存の実行

    WebSphere Development Studio Client V4.x.x.、5.0.x、または 5.1.x から Version 6.0 にマイグレーションできます。バージョン 6.0 は、これらいずれのバージョンとも共存が可能です。マイグレーションの詳細については、マイグレーション・ガイド を参照してください。

    ワークベンチを使用する他の Rational および WebSphere 製品との共存の詳細については、IBM Rational Software 開発プラットフォーム の項を参照してください。

    IBM WebSphere Development Studio Client のベータ版または WebSphere Development Tools のいずれか のバージョンをお持ちの場合には、バージョン 6.0 をインストールする前にそれらを除去してください。

    以前のバージョンの Agent Controller または Hyades Data Collection Engine から派生したソフトウェアがある場合には、Agent Controller のこのバージョンをインストールする前に、それを停止し、アンインストールして、残ったファイルをクリーンアップしてください。


    WebSphere Development Studio Client のインストール

    この製品は DVD または CD-ROM からインストールするか、あるいは 製品ファイルを LAN サーバーにコピーして、そのサーバーからローカル・ マシンにインストールすることができます。LAN サーバーへのこの製品のコピーを参照してください。インストール・ ウィザードが用意されていますが、コマンド・プロンプトからインストールする こともできます。


    CD-ROM からのインストール

    図 1 には、製品名と配布 CD を示す図が 入っています。この製品を CD からインストールするには、以下の ステップに従ってください。

    1. 十分なスペースがあることを確認します。製品のインストールに必要な 永続スペースに加えて以下が必要になります。
    2. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の実行をお読みください。
    3. ユーザー ID に漢字などの 2 バイト文字が含まれていない ことを確認してください。
    4. ディスク 1 を CD ドライブに挿入します。
    5. システムで自動実行が使用可能な場合には、自動的にランチパッドが開きます。 システムで自動実行が使用不可の場合には、最初のインストール用 CD のルート から launchpad.exe を実行して、Rational Software 開発プラットフォーム・ランチパッドを表示します。

      ヒント: ディスク 1 の \setup ディレクトリーから setup.exe を実行すれば、ランチパッドをバイパスして、直接インストール・ウィザードに進むことができます。

    6. ランチパッドから、最初の項目「IBM WebSphere Development Studio Client V6.0 のインストール」を 選択します。
    7. インストール・ウィザードが開くまで待ってから 「次へ」をクリックして、インストールを続行します。
    8. 「ご使用条件」を読んだりターゲットのインストール・ディレクトリーを 指定するなどのタスクでは、画面上の指示に従ってください。
    9. 「機能」ウィンドウでは、インストールしたい Development Studio Client の機能を選択することができます。インストール・ ウィザードに戻って、後からオプションの機能をインストールすることができます。
      1. デフォルトでは、インストール・プログラムは、統合開発環境 (ワークベンチ) をインストールします。
      2. 英語以外のサポートされる各国語のユーザー・インターフェースと資料を インストールしたい場合には、「オプション機能」 カテゴリーの「言語パック」デフォルトでは、ご使用のシステム・ロケールが 英語以外のサポートされる各国語でない限り、この機能は選択されません。

        サポートされる各国語は、ブラジル・ポルトガル語、フランス語、 ドイツ語、イタリア語、日本語、韓国語、中国語 (簡体字)、スペイン語、 および中国語 (繁体字) です。

        注: オプションの言語パック機能を選択した場合に、その後ファイル のコピーが始まってからインストールを取り消すと、以後のインストール で何らかの異常が示されます。以後のインストールでは、言語パックの状況が 「機能」パネル上に「インストール済み」として表示されます。正しい ファイルをディスクにコピーするために、言語パック機能を再インストール することができます。 この状態では、インストールの終了時に、「ファイルの置き換え中に 1 つ 以上のエラーが起こりました」という内容のメッセージが表示されることが あります。このエラー・メッセージは無視しても問題ありません。

      3. デフォルトでは、Enterprise Generation Language (EGL) 機能はインストール されません。 EGL は、複雑なビジネス・アプリケーション作成用の強力な高水準言語です。 それは基礎的なテクノロジー (データベース・アクセス、メッセージ・キュー、 および J2EE など) の複雑さに対処するので、アプリケーション開発者は それらのビジネス・ロジックに集中することができます。EGL によって、高レベルの抽象概念で効率的にプログラミングでき、最終的には Java コードを作成できます。 EGL プラグインをインストールするには、「Enterprise Generation Language (EGL)」チェック・ボックスを選択します。iSeries 用の EGL プラグインを インストールするには、「Enterprise COBOL Generation for iSeries」チェック・ ボックスを選択します。 iSeries コンポーネントをインストールできるのは、ベースの EGL コンポーネントが インストールされている場合だけです。
      4. Eclipse プラグイン開発のサンプルは、独自のプラグイン・ツールを 作成することによってワークベンチを拡張したい開発者のためのものです。これらの サンプルをインストールするには、「Eclipse プラグイン開発の サンプル」チェック・ボックスを選択します。
    10. 「次へ」をクリックして、インストール の要約情報を表示します。ディスク・スペース要件には、ファイルに必要な容量のみが 表示されます。実際に必要なディスク・スペースは、特にディスクを FAT32 ファイル・ システムでフォーマットする場合には、相当大きくなることがあります。
    11. 「次へ」をクリックして製品をインストールします。
    12. インストールの終わり間近でライセンス登録の 問題に関する警告が出された場合には、以下のステップに従ってください。
      1. インストール・ディレクトリーの \logs サブディレクトリーで、license.log をテキスト・エディターで開きます。
      2. license.log に次の行のいずれかが入っている場合には、 システム・クロックが正しく設定されていることを確認してから製品を開始してください。

        486604803  The requested license has expired
        486604805  The start dates for all licenses have not yet occurred
        
    13. インストール・プログラムは、開発環境を設定し Eclipse を初期化するのに多少の時間を要します。 最後に、インストールが完了したことを確認するメッセージが表示されます。「次へ」をクリックします。

    その他のインストール選択項目

    本製品の初期インストール後に、CD または DVD から追加機能をインストールすることができます。


    DVD からのインストール

    DVD からのインストールは、DVD が 1 枚しかないことを除けば、CD からの インストールと非常によく似ています。CD のセットではなく提供された DVD を 使用すること以外は、CD-ROM からのインストールの下の指示に従ってください。 DVD を使用する場合には、ディスクを取り替える必要はありません。ただし、 ランチパッドの他のオプションのために CD を使用する必要はあります。


    コマンド・プロンプトからのインストール

    製品をグラフィカル・インターフェースを使用しないでコマンド・プロンプトから インストールしたい場合には、最初のインストール用 CD の \setup ディレクトリー から次のコマンドを実行してください。

     setup.exe -console
    

    コンソール・モードを介してのインストールの取り消しは制限されます。インストール・ プロセスの準備ステップ中にインストールを取り消すことはできますが、ハードディスク へのファイルのコピーが開始された後でインストールを取り消す方法はサポートされて いません。Ctrl+C を押すとインストール・プロセスは強制終了されますが、 クリーンアップを実行しなければならないので、この方法はお勧めしません。


    サイレント・インストールの起動

    インストール・ウィザードと対話したくなければ、Development Studio Client インストール・プログラムを対話なしで実行できます。

    ローカル・コピーのセットアップ

    製品のサイレント・インストールの前には、ローカル・コピーをセットアップする 必要があります。

    1. インストール手順を開始する前に、マイグレーション、アップグレード、および共存の実行をお読みください。
    2. 使用するユーザー ID に漢字などの 2 バイト文字が含まれていない ことを確認します。
    3. LAN サーバーへのこの製品のコピー で説明しているように、ネットワーク・ インストール・イメージ (コピー) を作成します。 Development Studio Client だけをインストールしたい場合には、最初の 3 枚の CD から情報をコピーするだけで済みます。

    デフォルト・ディレクトリーへのデフォルト機能のサイレント・インストール

    WebSphere Development Studio Client のサイレント・インストール時には、デフォルトで 次の機能がインストールされます。

    選択されたデフォルトの機能のみで WebSphere Development Studio Client を、デフォルトのディレクトリー system_drive:\Program Files\IBM\Rational\SDP\6.0 に サイレント・インストールする場合は、次のようにします。

    1. まだコピーをセットアップしていない場合には、ローカル・コピーのセットアップで説明しているように、コピーをセットアップします。
    2. コマンド行で、前の項で作成した一時ディレクトリー内の \disk1\setup ディレクトリーに 移動します (たとえば、network_drive:\install_image\disk1\setup)。
    3. 次のコマンドを実行します。
      setup.exe -silent 
      
    4. WebSphere Development Studio Client のサイレント・インストールは、完了するまでに 暫く時間がかかることがあります。インストールが完了したかどうかを調べるために、デフォルトのインストール・ディレクトリー の \logs ディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log ファイルが表示されたら、サイレント・インストールは完了しています。

    別のディレクトリーへのサイレント・インストール

    installLocation パラメーターを変更することにより、WebSphere Development Studio Client を 別のディレクトリーにインストールすることができます。たとえば、d:\my softdev をインストール・ディレクトリーにしたい場合には、上で説明した ステップと同様に進めますが、次のコマンドを実行してください。

    setup.exe -silent -P installLocation="d:\my softdev"
    

    (この例では、デフォルトの機能のみがインストールされます。)

    追加の WebSphere Development Studio Client 機能のサイレント・インストール

    WebSphere Development Studio Client では、すべてのデフォルトの機能をサイレント・インストール するサンプル応答ファイル が提供されます。この応答ファイル は responsefile.txt という名前で、\disk1\util ディレクトリーに入っています。 応答ファイルを他の機能をインストールするように変更したい場合には、まず最初に responsefile.txt のバックアップ・コピーを作成することをお勧めします。

    応答ファイルは、WebSphere Development Studio Client の 1 つ以上のオプション機能をインストールするように更新できます。 次の表に、応答ファイルのオプションとそれらに対応する応答ファイルの項目を示します。


    表 7. 応答ファイルのオプション

    機能 応答ファイルの項目
    製品のインストール・ディレクトリー installLocation
    WebSphere Application Server バージョン 6.0 feature_was6_win32.active
    言語パック feature_lang_pack_rwd_win32.active
    Enterprise Generation Language (EGL) feature_egl_win32.active
    Eclipse プラグイン開発のサンプル feature_examples_win32.active

    オプション機能のいずれかをサイレント・インストールするには、次のようにします。

    1. responsefile.txt を新しいファイル (たとえば、myresponsefile.txt) にコピーします。
    2. 応答ファイルのコピーを編集します。
    3. 表 7 に示されているインストール機能が入っている行を探します。 たとえば、Eclipse プラグイン開発のサンプルをインストールしたい場合には、応答ファイルで次の行を 探します。# -P feature_examples_win32.active=<value>
    4. 次の変更を行います。
      1. 先頭の # を除去します。
      2. <value>true に変更します。

      この例では、変更後の行は以下のようになります。

         -P feature_examples_win32.active=true
      
    5. 変更を保管します。
    6. まだコピーをセットアップしていない場合には、ローカル・コピーのセットアップで説明しているように、コピーをセットアップします。
    7. コマンド行で、前の項で作成した一時ディレクトリー内の \disk1\setup ディレクトリーに 移動します (たとえば、network_drive:\install_image\disk1\setup)。
    8. この応答ファイルを実行するときに、-options パラメーターと 下に示す応答ファイルの完全修飾名を追加します。
      setup.exe -silent -options "Your_directory\myresponsefile.txt"
      

      Your_directory は応答ファイルが入っている場所の完全修飾ディレクトリー名です。

      注:
      この応答ファイルが使用されることを確認するには、最初に (すなわち、サイレント・インストールを実行する前に) このコマンドを -silent オプションなしで実行して、その設定がインストール・ ウィザードに登録されることを確認します。登録されない場合には、 応答ファイルの設定またはコマンド構文に問題があります。
    9. WebSphere Development Studio Client のサイレント・インストールは、完了するまでに 暫く時間がかかることがあります。インストールが完了したかどうかを調べるために、インストール・ディレクトリーの \logs サブディレクトリーを定期的にモニターすることができます。license.log ファイルが表示されたら、サイレント・インストールは完了です。

    WebSphere Development Studio Client Advanced Edition へのアップグレード

    WebSphere Development Studio Client Advanced Edition へのアップグレードは、 本来の意味でのアップグレードで、マージではありません。 Advanced Edition にアップグレードすると、Standard Edition 用のすべてのプラグインが削除されます。

    重要:
    Advanced Edition にアップグレードしても、ユーザーのプロジェクトは失われません。ユーザーのプロジェクトが存在するのと同じワークスペースを使用してください。

    LAN サーバーからのインストール

    CD または DVD からのインストールに加えて、CD の内容を LAN サーバーにコピーすることもできます。これにより、複数のユーザーが、このサーバーから各自のワークステーションに本製品をインストールできるようになります。

    LAN サーバーへのこの製品のコピー

    この製品を LAN ドライブにインストールすることはできませんが、管理者であれば DVD または CD から LAN サーバーにすべてのファイルをコピーすることが できます。ユーザーは、その後、そのサーバーからワークステーションに製品 をインストールできます。

    図 3. DVD から LAN そしてワークステーションへの LAN インストールの流れ

    DVD から LAN そしてワークステーションへの LAN インストールの流れを示す図

    CD または DVD の内容をディスクに格納するには、約 7.5 GB のディスク・ スペースが必要です。

    CD からファイルをコピーするには、次のようにします。

    1. root/administrator ユーザーとしてログインします。
    2. ネットワーク・ドライブ上に、ファイルを格納したいディレクトリー (例えば、install_image) を作成します。
    3. 最初の Development Studio Client インストール用 CD を CD ドライブ に挿入します。
    4. 一時ディレクトリーの下に、disk1 という名前のサブディレクトリーを 作成します。このサブディレクトリーは、小文字の disk1 としなければなりません。
    5. 最初のインストール用 CD のすべてのファイルおよびディレクトリーを 一時ディレクトリーの disk1 サブディレクトリーにコピーします。
    6. ステップ 3、4、および 5 を繰り返して、他の 6 枚の CD の内容を disk2、disk3、 . . . disk7 の各サブディレクトリーにコピーします。

    これらはすべてコア・インストール・ファイルです。次のオプション機能の いずれかのインストール・ファイルが必要な場合には、該当する CD の内容を 一時ディレクトリーにコピーします。

    DVD からサーバーにコピーするには、次のようにしてください。

    1. 製品ファイルを保管するディレクトリーを作成します。
    2. インストール DVD を DVD ドライブに挿入します。 インストールのセットアップ・ファイルが実行されていないことを確認 します。実行されていたら、ランチパッドで「終了」が表示されたらそれをクリックします。
    3. 次のコマンドにより、DVD からすべてのファイルをストレージ・ディレクトリーにコピーします。 xcopy Z:*.* Y:\wdscimage /e /q ここで、Z は DVD-ROM のドライブ名で、Y:\wdscimage は宛先ドライブとパスです。

    製品が LAN サーバーにコピーされたら、サーバーからワークステーションにそれを インストールすることができます。インストールはワークステーションから実行する必要があります。

    LAN サーバーからワークステーションへのインストール

    LAN サーバーからワークステーションにインストールするには、次のようにします。

    1. ワークステーションのコマンド・プロンプト・ウィンドウを開きます。
    2. net use コマンドを入力して、製品がコピー された LAN サーバーに接続します。ワークステーションに最低 4.5 GB の ディスク・スペースがあることを確認してください。
    3. LAN サーバーにマップされたドライブ上で、Disk1 フォルダーにナビゲートします。
    4. launchpad.exe をダブルクリックして、 インストールの指示に従います。

    このコマンドは Windows エクスプローラから実行することもできます。「ツール」>「ネットワーク ドライブの割り当て」をクリックします。


    iSeries サーバーからのインストール

    この製品は、CD または DVD から iSeries サーバーにコピーできます。これにより、複数のユーザーが各自のワークステーションに製品をインストールできるようになります。

    iSeries サーバーへの製品のコピー

    管理者またはユーザーは、DVD から iSeries サーバーにすべてのファイルをコピー できます。これにより、ユーザーは iSeries サーバーからワークステーションに インストールすることができます。

    DVD または CD を iSeries サーバーにコピーするには、LAN サーバーへのこの製品のコピー の下に示されている指示に従ってください。図については、図 3 を 参照してください。

    製品が iSeries サーバーにコピーされたら、それをサーバーからワークステーションに インストールすることができます。このインストールはワークステーション上で実行します。

    iSeries サーバーからワークステーションへのインストール

    iSeries サーバーからワークステーションにインストールするには、次のようにします。

    1. 製品ファイルをコピーした iSeries ドライブにネットワーク・ドライブを マップします。ワークステーションに最低 4.5 GB の ディスク・スペースがあることを確認してください。
    2. このディレクトリーをダブルクリックします。
    3. LAN サーバーにマップされたドライブ上で、Disk1 フォルダーにナビゲートします。
    4. launchpad.exe をダブルクリックして、 インストールの指示に従います。

    製品のインストール後にワークステーションをリブートする必要はありません。


    Development Studio Client の開始

    この製品は Rational Software 開発プラットフォームの一部なので、 「IBM Rational」と呼ばれる「スタート」メニューのフォルダーに入れ られます。これは、以前のバージョンとは異なります。製品での作業は workspace と呼ばれるディレクトリーに保管 されます。これは、必要な名前に設定することができます。

    この製品を開始するには、次のようにします。

    1. 「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」>「WebSphere Development Studio Client」> 「WebSphere Development Studio Client」を 選択して、製品を開始します。
    2. 初めて製品を開始したときには、デフォルトのワークスペース・ディレクトリーを 指定するダイアログ・ボックスが開きます。デフォルトのディレクトリーは、C:\Documents and Settings\youruserid\IBM\rationalsdp6.0 です。このワークスペース の名前とロケーションは変更できます。
    3. デフォルトでは、「これをデフォルトとして使用し、再び表示 しない」チェック・ボックスのチェックが外されています。このままにしておけば、 製品の開始時にいつでもワークスペースを切り替えることができます。

      ヒント: 「これをデフォルトとして 使用し、再び表示しない」チェック・ボックスをチェックすると、 ソフトウェアは前のセッションからのワークスペースを使用します。 プロジェクトごとに異なるワークスペースを保持したい場合には、製品を 開始するたびにそのワークスペースを指示することができます。このデフォルト値は、製品の開始 後に「ファイル」>「ワークスペースの切り替え」を選択して ローカル・システムのフォルダーをブラウズ (または作成) することにより変更ができます。

    4. 「OK」をクリックします。同一のワークスペース構造を使用する限り、新たにワークスペース構造を作成する必要はありません。

    ワークベンチでは、製品の概要と新機能についての情報に加えて、 チュートリアル、サンプル、および外部 Web リソースへのリンクを提供する 一連のウェルカム・ページが最初に開きます。少し時間をとってこれらのオプション を検討し、必ずスクロールして確認してください。「ヘルプ」 メニューから得られる情報のソースにも注意してください。ヘルプを表示するには、「ヘルプ」>「ヘルプ目次」をクリックします。


    アップグレードおよび更新

    WebSphere Development Studio Client から WebSphere Development Studio Client バージョン 6.0.1 への更新

    1. CD または DVD から Development Studio Client をインストールします。
    2. Rational Product Updater を開始し、Development Studio Client バージョン 6.0.1 更新パックをインストールします。
    3. (オプション) Rational Product Updater を開始し、「オプション機能」タブから WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー をインストールします。

    WebSphere Development Studio Client for iSeries を Version 6.0.1 に更新するには、まずバージョン 6.0 をインストールします。これで、バージョン 6.0.1 更新パックをインストールするために Rational Product Updater を使用できるようになります。

    Rational Product Updater は、システムにインストールされたすべての Rational Software 開発プラットフォーム製品をトラッキングし、製品の更新とオプションの新機能を検索してインストールするツールです。この新しい ツールは Update Manager を置き換えます。

    Product Updater は、Rational ソフトウェア開発製品を最初にシステムに インストールしたときに自動的にインストールされます。以降インストールするすべての Rational ソフトウェア開発製品は、このツールで自動的に 登録されます。各製品に対する以下の更新を自動的に検索してインストールする ことができます。

    各更新間の依存関係は自動的に実行されます。Product Updater により、 単一のロケーションからすべての Rational ソフトウェア開発製品の更新を 管理できます。必要な場合には、それ自身までも更新します。

    Product Updater は、以下のタスクも実行できるようにします。

    ワークステーションで Product Updater を開始し、このツールを使用して情報を 検出するには、次のようにします。

    1. 「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」>「Rational Product Updater」を選択します (図 5 参照)。
    2. Rational Product Updater にアクセスする別の方法として、Development Studio Client 内でメインメニューから「ヘルプ」>「ソフトウェア更新」>「IBM Rational Product Updater」を選択します (図 5を参照)。
    3. Rational Product Updater に関する詳細な情報をご覧になるには、「ヘルプ」>「ヘルプ目次」を選択します。

    図 4. 「スタート」メニューからの Rational Product Updater へのアクセス

    「スタート」メニューからの Rational Product Updater へのアクセス方法を示す図。

    図 5. 「ヘルプ」メニューからの Rational Product Updater へのアクセス

    「ヘルプ」メニューからの Rational Product Updater へのアクセス方法を示す図。

    他の Rational 製品がインストールされており、Development Studio Client をインストールしたい場合には、まず最初に既存の製品が正しいフィックスパック・レベルで なければなりません。そうでない場合には、Development Studio Client を インストールする前に、Rational Product Updater と既存の製品の両方を更新 するように求めるダイアログ・ボックスが表示されます。

    1. Development Studio Client のインストールを取り消します。
    2. Rational Product Updater をバージョン 6.0.0.4 に更新します。
    3. Rational Product Updater を実行して、既存の Rational 製品を 表 8 で示すレベルに更新します。
    4. Development Studio Client をインストールします。

    次の表に、Rational 製品の正しいフィックスパック・レベルを示します。

    表 8. Rational 製品のフィックスパック・レベル

    製品 フィックスパック・レベル
    Rational Software Modeler 6.0.0.1
    Rational Software Architect 6.0.0.1
    Rational Performance Tester 6.1.0
    Rational Performance Tester Agent 6.1.0
    Rational Functional Tester 6.1.0.1
    Rational Manual Tester 6.1.0.1
    Rational Performance Analyst 6.0.0
    WebSphere Messagebrokers Toolkit 6.0.0
    WebSphere Eventbrokers Toolkit 6.0.0
    WebSphere Developer zSeries 6.0.0
    WebSphere Integration Developer 6.0.0
    WebSphere Development Studio Client for iSeries 6.0.1

    インストールされている Rational 製品が分からない場合には、「スタート」>「プログラム」>「IBM Rational」を確認してください。


    WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビューのインストール

    テクノロジー・プレビューは、標準製品より少量のシステム・メモリーしか必要とせず、編集、コンパイル、およびデバッグのための主要な開発ツールを含んでいます。これは、完全なワークベンチをロードせずにコードを処理する方法を模索している RPG および COBOL プログラマーにとって理想的な製品です。 メモリーの所要量が減ることで、WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー は、標準 Development Studio Client より高速に実行することが可能です。

    WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー のシステム要件:

    WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー をインストールするには、以下のステップに従ってください。

    1. Rational Product Updater を開始します (Rational Product Updater のアクセス方法については、アップグレードおよび更新 を参照)。
    2. 図 6 で示したとおり「オプション機能」タブを選択します。

      図 6. 「オプション機能」タブ

      「オプション機能」タブ

    3. 「IBM WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー (バージョン 6.0.1)」チェック・ボックスを選択します。「詳細情報」ペインに、「リリース情報」が表示されます。ここには製品のインストール、使用、アンインストールについての追加情報があります。
    4. 「フィーチャーのインストール」ボタンをクリックして、インストール・プロセスを開始します。
    5. ご使用条件を読みます。この条件は、WebSphere Development Studio Client for iSeries の場合と同じです。
    6. ご使用条件に同意すると、この製品が必要なファイルをダウンロードして、基本的な開発ツールをインストール・ディレクトリーに解凍します。
    7. 「完了」をクリックすると、インストールが完了します。

    製品を開始するには、「スタート」> 「プログラム」 >「IBM Rational」>「WebSphere Development Studio Client Lite for iSeries テクノロジー・プレビュー」>「WebSphere Development Studio Client Lite の起動」をクリックします。


    WebSphere Development Studio Client のアンインストール

    重要:
    製品をアンインストールするには、ユーザーに管理者権限が必要です。

    Development Studio Client をアンインストールするには、次のようにしてください。

    1. 製品を閉じます。
    2. 「コントロール・パネル」を開いてから「プログラムの追加と削除」 を開きます。「IBM WebSphere Development Studio Client 6.0」を選択して、「変更/削除」をクリックします。
    3. 「製品の削除」を選択します。
    4. アンインストールの指示に従います。

    製品のアンインストール後にワークステーションをリブートする必要はありません。

    プラグインまたは機能ディレクトリーに入っているファイルは、 (これらのディレクトリーに入っているユーザー・データおよびサード・パーティーの プラグインも含めて) すべて自動的に削除されます。ユーザーの作業が含まれている ワークスペース・ディレクトリーは削除されません。 他の 一部のディレクトリーも残されます。

    Development Studio Client が必須と する機能の 1 つ以上を部分的にアンインストールしようとすると、次のような エラー・メッセージが出されます。

    無効な選択:
    ide_required をアンインストールすることはできません: ルートは、アンインストール用に設定できません
    

    この 問題を回避するためには、「製品のアンインストール」 チェック・ボックスを選択してください。ウィザードのアンインストール・ページ が再度初期化されて、製品を完全にアンインストールするか、アンインストール したくない 機能の選択を外すことができるようになります。


    特記事項

    本書は米国 IBM が提供する製品およびサービスについて作成したものであり、 本書に記載の製品、サービス、または機能が日本においては提供されていない場合があります。 日本で利用可能な製品、サービス、および機能については、日本 IBM の営業担当員にお尋ねください。本書で IBM 製品、プログラム、またはサービスに言及していても、その IBM 製品、プログラム、または サービスのみが使用可能であることを意味するものではありません。これらに代えて、IBM の知的所有権を侵害することのない、機能的に同等の 製品、プログラム、またはサービスを使用することができます。 ただし、IBM 以外の製品とプログラムの操作またはサービスの 評価および検証は、お客様の責任で行っていただきます。

    IBM は、本書に記載されている内容に関して特許権 (特許出願中のものを含む) を保有している場合があります。本書による情報の提供は、これらの特許権について実施権を許諾することを 意味するものではありません。実施権についてのお問い合わせは、書面にて下記宛先にお送りください。

    〒106-0032
    東京都港区六本木 3-2-31
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    Licensing

    以下の保証は、国または地域の法律に沿わない場合は、適用されません。IBM およびその直接または間接の子会社は、本書を特定物として現存するままの 状態で提供し、商品性の保証、特定目的適合性の保証および法律上の 瑕疵担保責任を含むすべての明示もしくは黙示の保証責任または保証条件は適用されないものとします 国または地域によっては、法律の強行規定により、保証責任の制限が 禁じられる場合、強行規定の制限を受けるものとします。

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    Lab Director
    IBM Canada Ltd. Laboratory
    8200 Warden Avenue
    Markham, Ontario, Canada L6G 1C7

    本プログラムに関する上記の情報は、適切な使用条件の下で使用すること ができますが、有償の場合もあります。

    本書で説明されているライセンス・プログラムまたはその他の ライセンス資料は、IBM 所定のプログラム契約の契約条項、IBM プログラムのご使用条件、またはそれと同等の条項に基づいて、 IBM より提供されます。

    IBM 以外の製品に関する情報は、その製品の供給者、出版物、 もしくはその他の公に利用可能なソースから入手したものです。IBM は、それらの製品のテストは行っておりません。したがって、 他社製品に関する実行性、互換性、またはその他の要求については確証できません。 IBM 以外の製品の性能に関する質問は、それらの製品の供給者にお願いします。

    本書には、日常の業務処理で用いられるデータや報告書の例が含まれています。 より具体性を与えるために、それらの例には、個人、企業、ブランド、あるいは製品などの名前が含まれている場合があります。 これらの名称はすべて架空のものであり、 名称や住所が類似する企業が実在しているとしても、それは偶然にすぎません。


    著作権

    本書には、様々なオペレーティング・プラットフォームでのプログラミング手法を例示するサンプル・アプリケーション・プログラムがソース言語で掲載されています。お客様は、サンプル・プログラムが書かれているオペレーティング・ プラットフォームのアプリケーション・プログラミング・インターフェースに 準拠したアプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、 いかなる形式においても、IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、 配布することができます。このサンプル・プログラムは、あらゆる条件下における完全なテストを経ていません。 従って IBM は、これらのサンプル・プログラムについて信頼性、利便性もしくは機能性が あることをほのめかしたり、保証することはできません。 お客様は、IBM のアプリケーション・プログラミング・インターフェースに準拠した アプリケーション・プログラムの開発、使用、販売、配布を目的として、いかなる形式においても、 IBM に対価を支払うことなくこれを複製し、改変し、配布することができます。

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    (C) (お客様の会社名) (年). このコードの一部は、IBM Corp. のサンプル・プログラムから取られています。 (C) Copyright IBM Corp. 2000, 2005. All rights reserved.


    プログラミング・インターフェース情報

    プログラミング・インターフェース情報は、プログラムを使用して アプリケーション・ソフトウェアを作成する際に役立ちます。

    一般使用プログラミング・インターフェースにより、お客様はこのプログラム・ツール・サービスを含むアプリケーション・ソフトウェアを書くことができます。

    ただし、この情報には、診断、修正、および調整情報が含まれている場合が あります。診断、修正、調整情報は、お客様のアプリケーション・ソフトウェアの デバッグ支援のために提供されています。

    警告: 診断、修正、調整情報は、変更される場合がありますので、 プログラミング・インターフェースとしては使用しないでください。


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    以下は、IBM Corporation の商標です。

    InstallShield は InstallShield Corporation の商標です。

    Intel(R) および Pentium(R) は、Intel Corporation の米国およびその他の国における商標です。

    Java(TM) およびすべての Java 関連の商標およびロゴは、Sun Microsystems, Inc. の米国およびその他の国における商標または登録商標です。

    Rational は、IBM Corporation および Rational Software Corporation(R) の米国およびその他の国における商標です。

    Microsoft(R)、Windows(R)、Windows NT(R)、およびWindows ロゴは、Microsoft Corporation の米国およびその他の国における商標です。

    他の会社名、製品名およびサービス名等はそれぞれ各社の商標です。


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